明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



展示する人形は2体で良いとリコーより。立体を展示するような場所ではないので、そんなところであろう。被写体がどんな物であるのか伝われば良いだろう。台から立てた棒に差す必要のない、寝転がり妄想中の乱歩と、畳の上に座って七輪に火をおこす荷風にした。これなら円筒形のビルですれ違う人も気を使う必要はないだろう。 玄関を開け放し、七輪の脇に置く炭入れに入れる炭を作っていると、天井近くの壁を、10、4、5センチの緑色の蜥蜴だかが這っていた。家でこんな物を見たのは初めてである。暑さでイカレたのか。吉兆ということに。
多治見で40度を越えたそうだが、陶芸家を目指していた頃、近くの瑞浪の山の工場に一年勤めたことがあるが、実に暑かった。工場にはガス窯があったから、なおさらである。昔の窯焚き職人は腹を熱で炙られるので長生きしなかったと工場長に聞いた。塩舐めながらの窯焚きなんて身体に良いわけがない。たまたま昔のアルバムがバラバラになり、整理していたので思い出した。撮ったのはすべてリコーオートハーフであった。

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『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載9回『牡丹灯籠 木場のお露』

石塚公昭幻想写真展-生き続ける作家たち- 2018年7月25日(水)~9月2日(日)

展評銀座青木画廊
『ピクトリアリズムⅢ』

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtub


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