明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



それにしても金魚役を頼んでいる金魚娘からメールの返事が相変わらず来ない。残業続きのようで、室生犀星『蜜のあはれ』的に言えば〝おじ様〟はガツガツせず、余裕を持って金魚に対さないとならない。決して大映の谷崎潤一郎原作『痴人の愛』における、小娘ナオミの安田道代を自分好みの女に育て、いずれ妻にしようと企てたにかかわらず翻弄され、終いには立場が逆転してみっともない有様になる小沢昭一の轍を踏んではならない。しかし衣装の事、撮影のスケジュールなど決めていかないとならない。 同じ谷崎潤一郎でも、妻が自分の日記を盗み読む事を想定し、様々画策、自らの嫉妬心を煽り、老体の回春を期待し、挙げ句に心臓発作だったかで亡くなってしまう『鍵』の主人公のようなつもりでブログを書いてはならない。金魚娘はどうせ興味ないから読むことはない。

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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube  

 

深川江戸資料館にて葛飾北斎像展示中

 

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載13回『月に兎 泉鏡花

 

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