明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



人間も含め、生き物と人形を共演させる場合、生き物を先に撮影し、それに合わせて造形する方が良いが、金魚坂には目当ての東海錦はおらず、次の入荷を待たなければならない。一番面倒な忍耐のみを要する頭部が完成した今、気が急いてしょうがない。昔は材料を買いに翌朝まで待てず、テレビの室内アンテナをちょん切ったり随分したものである。何故部屋の片付け時のような、優雅な落ち着きを発揮できないのか、というより、何故制作再開の後、片付けを中止しているのか、物事は思い通りには行かないものである。 であればいっその事『寒山拾得』の制作に入ってしまおうか。世間が連休だろうと私には関係ないが、好きな事をやりながら、ここに至るまでは諸手を挙げて〝どうぞどうぞ〟と言われながら来た訳ではなく、むしろ逆だったものだから、つまり、やる奴は反対されようと邪魔されようともやるものだ、という挙げ句なので、そこはかとない罪悪感が拭い切れず、世間が休みの時は、作っていても良いんだ、と制作に没頭出来るのである。今さら、この期に及んで、罪悪感もないものだか。

旧HP

『タウン深川』明日出来ること今日はせず 連載第14回〝青春の日の一撃〟

深川江戸資料館ゴールデンウイーク特別展『深川モダン』~文化で見る近代のKOTO~ 泉鏡花、谷崎潤一郎、永井荷風(杉浦日向子コーナーには葛飾北斎像)

4月20日~5月6日(休4月22日)

『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube

 



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