明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



室生犀星の着彩前の最後の仕上げは耳である。最初は見当を付けるためなので、進行により、完成までに3~4回は作り直す。ポケットに入れていると、良く取れるが、仮の耳なのでかまう事はない。耳が仕上がれば本当の完成である。こういう場合が良くある。 展示用の犀星は、着流しに下駄にステッキという事になるだろう。撮影用に二体ほどを予定している。 明日に届くであろうヤフオクで落札した太宰治、川端康成の写真集だが、何でこの二人がセットで出版されたのか私には意味不明である。川端は余計であったが、川端こそ本郷に縁があるではないか。太宰治も川端も全て東大のせいである。犀星で苦痛をようやく乗り越えたと思ったら、暗闇から妙な男が現れ「良い物ありますぜ。」それはいくら何でも物理的に無理がある。いやホント。これだけは手を出してはいけない。来年の個展に明らかに差し障りが出てくる。

旧HP

『タウン深川』明日出来ること今日はせず 連載第14回〝青春の日の一撃〟

深川江戸資料館の特別展『深川モダン』~文化で見る近代のKOTO~ 泉鏡花、谷崎潤一郎、永井荷風(杉浦日向子コーナーには葛飾北斎像)

4月20日~5月6日(休4月22日)

『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube

 



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