明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



何度も書いて来たが、全国に二千体はあるらしい芭蕉像が、俳句のイメージに利用され、没年齢五十という、私より年下の芭蕉が、枯れ枝じみた年寄りに制作され続けて来た、顔も様々でその失礼さは〝津田梅子肖像反転事件〟どころではない。そこで嫌味なくらい門弟の描いた肖像画のみを参考に制作した拙作が、小津安二郎像に続いて江東区コミュニティ財団の買い上げとなり、芭蕉記念館に収蔵となった。 ところで芭蕉の髭が濃すぎて、泥棒みたいだ、と言う人有り。〝確かに〟制作当時、旅していれば髭も生えるだろう、と考えたのだが、伸びるのと濃くなるのは別の話しである。かく言う私も、昔はヘルスエンジェルスのような、むさ苦しい髭に憧れながら、一向に濃くならず、中学生の床屋以来、頬など一度も剃っていない有様である。〝そりゃそうだ〟と言うわけで本日、芭蕉記念館で髭を若干薄くしてきたのであった。

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深川江戸資料館ゴールデンウイーク特別展『深川モダン』~文化で見る近代のKOTO~ 泉鏡花、谷崎潤一郎、永井荷風(杉浦日向子コーナーには葛飾北斎像)

4月20日~5月6日(休4月22日)

『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube 



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