明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



結局北斎展にも『奇想の系譜展』にも行かず。他人の頭に浮かんだ物を観て感心しているより、私の頭に浮かんだ物をいかに取り出すかである。 室生犀星の頭部仕上げにかかる。今回は金魚娘〝赤井赤子〟との共演の予定であるから、ある程度リアルでないとバランスが取れない。 作ってみると犀星の顔になかなか味があり、色々な角度から眺めながら、案外〝撮り所〟があるな、と。この老作家と金魚の組み合わせだけで何カットも行けそうである。奇妙なシーンに限って犀星の無表情が効いて来るだろう。それは江戸川乱歩と同様である。顔の面白さだけで佐藤春夫を作る寸前まで行った事があったが。 プリントを頼みに銀座クリエイトへ、山野楽器でギターのシールドと弦を買う。チャーが使っている弦などと書いてあれば買ってしまうだろう。青木画廊にて建石修志展。『肖像から表層へ』建石さんの頭に浮かんだイメージを堪能する。 赤井赤子よりメール。仕事が立て込んでいて大変らしい。〝待てば海路の日和あり〟と広沢虎造もいっている。

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 旧HP

『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube  

 

深川江戸資料館にて葛飾北斎像展示中

 

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載13回『月に兎 泉鏡花

 

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