明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



私は携帯スマホなどすこぶる相性が悪い。しょっちゅう修理に出している気がする。酷いときには携帯のボディがボロボロと崩れだしたことさえある。 朝起きたら画面が立ち上がらない。仕方がないので、携帯ショップへ。前回までは、以前の住まいの近くだったショップへわざわざ出掛けていたが、考えてみると、ここは修理のたびに、アドレスその他、何かしらデータの移行が出来ずに、悩まされてきた。私がついパスワードなど忘れてしまうのも悪かったが、それにしてもロクなことがなかった。そこでちょっと手前のショップに初めて行ってみた。 また代替機か、とウンザリした。 手続きが終わり、代替機の設定など、別のブースの担当者に回された。腕章をつけているので、見習いなのか、風采もパッとしない青年ではあったが、これが実に懇切丁寧。特にデジタル関連のことになると、教える側が、判らないということが判っていないことが多い。この青年はその辺りを心得ており、忘れたパスワードも、一緒に探ってみましよう、と様々な可能性について考えてくれた。ただ見習いとも違うようで、何かと他の店員が聞きに来る。さらに別な客と私を相手に交互に進行する手際の良さで、おかげで休眠していたアドレスも復活した。そのせいで前回のデータが移行できなかった4月からのメールがどどっと入ってきた。返事も出来ずに申し訳ないことであった。というわけで、初めて携帯ショップでイライラしないで済んだ。私に婚期の遅れた娘がいたなら、この青年に押しつけたいくらいであった。

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