明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 




今年没後50年の作家、三島由紀夫が死の直前に企画した幻の写真集「OTOKO NO SHI」(男の死)が、国内で50万円(税別)の大型書籍として出版。 ネット上の説明を読むと、すっかり生きてる人達の都合に書き換えられている。という印象である。 出版契約書に実印を押し、数日後の行動に対し、「右翼の奴ら見ていろ!」といった三島。事件そのものは左右陣営問わず三島にやられた、と衝撃を与え、それは三島の意図通りだったろう。だがしかし、三島のアイデア通り、死の直前まで篠山紀信を己のマスターべーションに付き合わせ、その『男の死』は事件の直後、二の矢となって世界に放たれるはずであった。あの時であれば単なる”魅死魔幽鬼夫“のマスターべージョンであることにこそに意味があった。 ニューヨーク版のカバーの三島由紀夫の死んだフリは、期待に満ちた顔に私には見え、それが私には痛ましく可哀想でならない。長い間この事に対して言いたいことも書き尽くし、やり尽くしたが、新しいニュースを目にするたび、つい反応してしまうのである。三島の意図通りには行かず、とんだことになった。



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