英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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プラスティックじゃないplastic

2020年07月11日 | 実用英語
昨日、スーパーでレジに並んでいた時のこと。私の前の若い外国人夫婦が大量の食材をカートに積み上げて、会計に時間がかかっていました。そして、クレジットカードを差し出す女性。

定員:「お支払いは一括でよろしいですか?」
女性:「・・・」(うなづくだけ)
定員:「暗証番号の入力をお願いします」
女性:「・・・」(黙ったまま入力)

その女性が日本語を理解していたかは分かりませんが、状況やジェスチャーで用は足せてしました。レジからクレジットカード会社への照会にも時間がかかっていたので、普通ならイライラしてしまうところでしたが、このやり取りを見ているうちに、アメリカに住んでいた時の自分を思い出し、逆に微笑ましく思えました。

シアトルのスターバックス1号店で注文する私(2015年6月)
18年前の2002年、アメリカ・シアトルのグリーンレイクのほとりのマンションを借りて妻と暮らしていましたが、近くの Albertsons や Safeway によく買い出しに行き、カートいっぱいに買い出ししていました。渡米当初は、レジで聞かれることに戸惑うことも多かったです。

・Plastic or cash?(お支払いはカードですか、現金ですか?)
・You want cashback?(現金の受け取りは希望しますか?)
・PIN number, please.(暗証番号の入力をお願いします)
・Plastic or paper?(レジ袋はビニールですか、紙袋ですか?)
・For here or to go?(店内でお召し上がりですか、お持ち帰りですか?)

最初はすべて???でした。plastic がビニルのレジ袋だけでなく、クレジットカードやデビットカードを表すなんて!cashback がレジで自分の口座から現金を引き出すことだなんて!このようなことは、ネット環境が整っていない2002年当時では、現地で実際に生活してみないと分からないことでした。

でも、現地で生活していると英語力の向上と共に、様々なシチュエーションにも慣れてきて、一年もすると、日本では売られていない artichoke の調理の仕方を自ら店員に聞くほどまでになりました。

海外に暮らすってとても大変なことです。でも、遭遇する様々なことを体当たりで乗り越えることで、経験に裏付けされた知識を習得できるのだと、昨日レジに並びながら18年前の留学時代の自分に思いを馳せていました。

シアトルの Kress IGA


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