英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

その一歩にこそ意味がある

2020年09月02日 | 指導現場にて
当学院では1対1のプライベート指導を受けている学生の保護者に、「指導進捗表」を毎回の授業で記入してお渡ししていますが、その返信欄に、ある高1生のお父さんが次のように書かれていました。
「変化や結果は、後から自然に気づいたらやってくるもの」
塾に通うと、早急に結果を求める保護者の方が少なくありません。しかし、小中学校の勉強と違って、大学受験を目指す高校の勉強は、範囲は際限なく、ゴールがありません。勉強していても、その達成度を示す偏差値がすぐには上がらないことの方が多いのです。そんな時でも焦らずにじっくりと腰を据え、日々のルーティンを継続して積み上げ、花開く時を待つ姿勢が大切です。ランニングと一緒ですね。その一歩に何の意味があるか分かりません。でもその一歩が積み重なって1km、5km、10kmとなり、その積み重ねで足と心肺が強化され、記録が伸びていくわけです。
保護者の理解と家庭の協力がある生徒は、遅かれ早かれ必ず伸びて結果を残します。この高1生も、私が授業で言及したことをすべて覚え、実際のところ、実力は高いレベルを維持しています。でも、その壁を超え現状打破して更に上のレベルに行かなければならないため、機が熟すのを待っているかのようです。

最近、彼に課したのは、学校で配られた単語集『英単語ターゲット1900』の完全暗記。見出し語だけでなく、掲載されている派生語や同義語・反意語まで覚えれば、大学受験で困ることはないでしょう。一冊をどこまで、そして、単調なルーティンをどこまで追求し継続できるか。彼の挑戦は続きます。そして、気づいた時には大きな変化と結果が彼にもたらされているはずです。


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