さて、このWaeco製冷蔵庫を使うにおいてよく問題になるのが、庫内温度10度制限というやつ。
コンプレッサー式で、なんで10度までしか下げられない設定になっているのかは知らないが、正直 普通の冷蔵庫の冷却温度である4度くらいまで下がってくれないと。
一番ビールが旨いシーズンに生ぬるいのを飲まされる羽目になる。
しかしながら既存のサーモコントロールスイッチは構造がいい加減である上10度という温度をさらに下げようとしても、ユニットに改造すら出来ない構造になっているのだからどうしようもない。
しかし待てよ・・・・・ この冷蔵庫、コンプレッサーのオンオフは単に抵抗を接続したラインを入切しているだけなのだから、4度までさがったら切れ、6度くらいまであがったらコンプレッサーが入るようにすればよいわけで、流れる電流も微弱であるから、構造的には至極簡単なものでよい。
しかしながら、既製品の適当な物を改造しようにも、手当たり次第に検索ワードを入れてネットを調べても旨い製品が見つからない、何よりバカ高いお金をかけるつもりなど毛頭無いわけで、さらに言うなら、
面倒なことなしに簡単な物がよい。
そこでヤフオクを捜すと、「あったあった」、PICというワンチップマイコンをつかった温度制御キットが。
幸運なことに、すでに此方の要求する制御のプログラムまでを予め組んでくれているという、まるでこちらが注文したかのようなキット。
普通こうしたPICなどは複雑な制御を簡単にやってくれるのが最大の特徴なのですが、当たり前のようにプログラミングをしなければならず、またそれをPICに焼き込むためのライターなどが必要になってくる。
ところがPICを使って趣味で色々な物を造って楽しむような気もないし、単なる冷蔵庫制御のためによけいなものを買いそろえたくもない。
先ほども書いたけれど、仕事じゃ~無いのだから疲れたくないし、出来る限り簡単で安価、壊れない物ならいいわけだ。
さて、今回の電子化は、あくまでも現在の温度制御用サーモスイッチを残す形で行っていく予定。
万が一電子制御装置がこわれても、既存のシステムで冷蔵庫が動くようにしておくほう安心だからだ。
現在、基盤と電源はすでに出来上がっているので、後はテストと調整を行い、それがOKなら冷蔵庫本体に穴を開けてセンサーなどを取り付けていく。
そんな状態なので、電子制御化の更新はもうしばらくお待ち下さい。