帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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高儀(EARTH-MAN)の電動トリマー TR-60 と 6.35mm用 コレットコーン

2012年03月26日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

愛用している 高儀の電動トリマー TR-60。

EARTH MAN とか EMトリマー 等とも言われています。

 

価格が5000円程度で安全なスロースタート機能が付いている上に、適度にパワフル。

僕のような素人大工程度の使い方なら十分すぎるほどの品物。 

 

今まで、たった一本のストレートビットだけで溝とかドアラッチ等の掘り込みくらいにしか使っていませんでしたが、

今回のキッチンリフォームで天板を綺麗に仕上げたいこともあって、銀杏掘りとかが出来るビットが欲しくなった。

 

どんなのかと言うと、こういった加工です。 ラウンドがいい加減だったので、角が綺麗でないけど(笑)

 

でも、掘り込みをするビットは一つで2000円くらいするし、セットの5本入りなんかだと安くていいのですが、今度は必要無いビットばかり入っていたりで無駄が多い。

 

今でこそ安くなりましたが、それでも日本の工具は異常なほどバカ高いんですよね。

そこで、ヤフオクで30本くらいビットの入った、セットで4000円程度の物はないだろうか?

と探してみると、有りましたよ、これが。

 

 

と、落札したはいいが、使おうとしてびっくり、ビットの軸径がアメリカ規格の6.3mmでTR-60に取り付けできない。

TR-60の軸系は6mm用、更に困ったことに6.3mmを使えるようにするコレットコーンという部品がこの高儀というメーカーは出していないのだ。

日立や、マキタなどのメーカーは有るのに、なぜかここは無い。

精度を要求するトリマーにはこの0.3mmと言うのが大問題で、無理に取り付けすることは出来ないし・・・ 

このままだと、届いたビットセットが全く使えないという信じられないことが起きてしまった。

 

そこで何とかならないかと? ネットで調べてみると、どうも日立製のコレットコーンが使えそうなことが書かれている。

しかしながら、実際に誰もやったことがないらしく、6.3mmのビットが使えましたという書き込みらしきものが一個も無い。

という事は、「みな諦めているの?」   

 

それなら僕が人柱になりましょうか? ということで悪い癖?が出た。

早速近くのホームセンターで日立の6mm電動トリマー用、6.3mmコレットコーンを注文。

待つことほぼ一週間で、価格は450円くらいだったかな?

ところがだ・・・・・ TR-60のものと形が違う。

 

高儀のものはこんな形で、明らかに形状が異なる。

見てのとおりだけれど、よくよく見るとコーンの割れ目が高儀の物が大きく。

日立のものは下半分を切ったような形。

 

これでは使えんか?と思ったものの、簡単に諦めない僕はよ~く観察。

高儀のコレットコーンは、軸を保持する部分が挿し込部分と 一番下の二箇所になっている。

ビットを挿しこんでみると、入り口部分で一度抵抗があり、次に奥のほうで抵抗がある。

という事は真ん中はルーズ。 

実質的には、一番上で締め込み、一番下でビットシャフトを念のために?保持しているわけだ。

 

一方日立のは?と言うと。下にTR-60のような押さえが無く、その代わりに上部分が長く、しかも全面が同じ径で造られ、保持面積が高儀よりはるかにでかくできている。

トリマーはビットをどう固定するかと言うなら、コレットコーンが差込まれる部分をテーパー構造とし、そこにコレットコーンのテーパー部がぴたりと挿し込まれ、それをキャップで締めこむことでセンター出しと軸固定をしている。

キャップはペットボトルの蓋みたいな形で、上にビットシャフトが通る穴が開いている。

 

故に、テーパー角度が合い、キャップが問題なく締められれば使える可能性が有る。

 

そこで、日立製のコレットコーンをTR-60に差し込んでみると、テーパー角度が全く同じで、ピッタリ収まる。

指で上からぐりぐり押してみたけれど、全く動かず、これならいけそう。

次にキャップだが、きちんと締められるようにするにはソケット部からの出幅が殆ど同じでなくてはならない。

そこでコレットコーン二つを比較。

まずはこれが高儀製

次に日立のは

なぜか二つとも出幅が殆ど同じ。

 

「これならいけるじゃん!」 と早速ビットを差し込んで締めてみると、問題ない。

ビットを挿しこみ、キャップを仮締めし、グラグラするかを見るが、全くぶれも無く、大丈夫そう。

 

しかし、2万回転以上で回るビットがに軸ブレなどが生じれば、大きな振動がでるので、本当に使えるのかどうかがすぐ解る。

実際に電源スイッチを入れてみようかと思ったが、ここで多少躊躇。 

ビットそのものが鋭い上に、もし軸がずれていたり、保持できなかった場合は大きな振動が発生してトリマーがぶっ壊れたり、最悪ビットが外れ飛んで怪我することもある。

でも~ やっちゃうんだよな~ これが。 

疑問が出るとどうしても自分で試したくなるしやりたくなる。 これが性格と言うかなんというか(笑) 

 

そこでビットの中一番デッカイのを選び、電源スイッチをON。

 

ひゅ~ん という音と供にトリマーが回転し始め。 まもなく最高速に・・・・

 

問題無い。

まったく異振動もなく、極めて快調に動作。 

 

「それじゃ~実際につかってみるべ」とやったのが今回の天板加工でした。

まったく問題なく作業が終わり、結果として高儀製の TR-60に日立製の6.3mm用コレットコーンを差し込んで使えることが解りました。

 

最後に、

これはあくまでも僕の範囲内でやっていることです、ブログ記事にはしておりますた、同じ事をすることをお勧めしているわけでは有りません。

真似することで、生じた一切の問題に関しての責任は負いませんのでよろしくお願いします。

 

僕はこのまま使っていきますけどね(笑)