家内から話がありました。
また家の娘がプロダクションから誘われているとか・・・・
始終こうした事が有るのですが、訳のわからないところは、いかにもと言う感じですからすぐに排除?可能なものの、割と大きくて名の通ったところだと色々な面でややこしくなる。
正規の手順を踏んで、親にコンタクトを試みて来ようとするからだ。
以前も書きましたが、スカウトマンと言うのは現実に存在しており、一線で活躍している娘の殆どは、そうした専門家の目で発掘されるのが実情。
プロダクションでもそうでない方法、すなわち タレント募集、モデル募集と看板を掲げて始終募集をしているところはあれども、その実情はおいしい話をちらつかせてデビューの為のレッスン費用だとかぶったくる、いわゆる”反”詐欺(そうダイレクトには表現しませんが)と言ってよいところです。 とはそうした業界の人の話。
まともなところは、そうした手法を取らないのですぐに判別が付く。
当たり前だけれど、レッスン料、宣伝活動費等というのは、本来はむこうが持つものであって、こちらがお願いして出すものではないし、そもそもそれが変だし、請求=詐欺ですと自分で言っているようなものです。
あくまでも原石を磨いて商品(になってしまうんですよね・・・・)とする行為は、それにより収益をあげるところが行うのが前提だからです。
当たり前ですが、少しでもお金の話が出たら”一発でお断り!” それで娘を守ってきた。
逆に、娘がお世話になる様なことが万が一でもあるとするなら、普通のマクドナルドバイト程度時給以上はもらわせないのがこちらの考え。
まかり間違って、バカみたいなお金等を手にでもすれば(有るとは思えませんが)、娘自体の人生が100%破綻方向へ進んでいくのが目に見えてるからです。
そういえば、一般公募的に集めている中堅のところは毎日数百から多い時だと数千も売り込みがあり、募集を殆どしていないところでも数十から数百くらい、メールなどで勝手に売り込んできたりするそうだ。
しかしながら、プロダクションとしてはそうした自分で売りこんで来る子はほとんど門前払いらしく、募集しているところでも99.99%くらいは写真と書類でOUTで、殆ど鼻にもかけられないものらしい。
たまに書類が通っても面接で駄目、というのが現実。
やはりスカウトマンが足を棒にして、何かを持っている娘(オーラみたいなものらしいのですが)を歩いて捜してくるものらしい。
名刺をもらった話を聞くたびに(というか家内と一緒に出かけているところでいきなり出現したりもする)、「なんで家の娘なのだ?、そこいらじゅうに可愛い子はいるじゃないか!」と僕は言いたくなるし、ほって置いてもらいたいのだけれど、こちらの意思とは無関係の場所で、突然「すいません」と名刺を渡してくるので困る。
親としても、きちんと娘がこうしたことを報告してくれるのはいいが、やはり慌てふためく。
今は17歳と言う年令が守ってくれているけれど、18歳になると大人として、自らの意思で契約も可能になる。
何が心配かと言うと、プロダクションと言っても、下はAV系から始まり、正規のモデル系、芸能系もあるわけで、正攻法で親に連絡してくるようなところはほぼ大丈夫と思えるのだが、そうでないところも多く。
つまらんことで身の破滅を招くようなことにならねば良いと、親としてはひたすら願うわけです。
もう少しで高校3年生、ひたすら心配な僕です。
18歳という年令を過ぎれば、子供の行動に制限をかけられなくなるし、責任というものをもたせねばらなず、同時に自主性と、信頼を与えねば、何時までたっても独立した人間になることなど出来ないからだ。
自分の思いと、子供の成長との間に存在するジレンマ。
ますます悩みと心配は多くなりそうです。