ま~ったくね!
何処へ行ってもいいように使われている??? 僕
(笑)
今回は井戸水浄水装置のオーバーホールです。
実はこれ、僕の実家が井戸水を使用している関係で頼まれた作業。
昨日の夕方から里帰りをしてまして、 母の日のプレゼントである新茶、そして父の日のプレゼントである好きなカニを持ってです。
家について暫くは家族の事等、近況話、その後に井戸の話となった。
なんでも、東北大地震以降に井戸水が濁る現象が起き、それで湯沸かし器やら何やらが損害受けた事から浄水器を設置したらしいのです。
*ちなみに地下40mからくみ上げている井戸水は 保健所の検査で 最高とのお墨付きをもらっています。
専用浄水器を接続することによって、一気にそうしたトラブルは解決したらしいのですが、1回目の交換はわりと早めにやりたいとの意向で、
偶々?帰宅した僕に白羽の矢が立ったという話。
だはははは!(爆笑) やっぱり。
といっても、実のところ井戸用浄水器のオーバーホール経験はさすがに無いので、どうしようかと?思案。 
そこで、メーカのホームページをネットで調べてみると、やり方がきちんと載ってました。
オーバーホールには二つの方法が有るらしく、一つはカートリッジをそのままポンと交換するやりかた。
もう一つはカートリッジをバラして洗浄し、中身の活性炭を入れ替えるという作業。
ポンの方は 15000円前後、 バラす方は5000円前後。 3倍もコストが違う 
当然、内部構造なりを詳しく知りたいこともあって、僕は分解する方を選択。
朝、開店と同時にホームセンターに突撃して買ったのは浄水器の専用活性炭。 価格は4250円でした。
自宅に着くと、すぐにポンプの電源を抜き、 浄水器の前と後にあるバルブを閉鎖。
そしてドレンボルトを弛めつつ、トップカバーのボルトを弛めていきます。

ドレンボルト

10本有るので面倒ですが、スパナを2本使って10本弛める。

で、上蓋取るとカートリッジが見えます。
写真は二つ有るうちの一つを取り外した状態。

二つとも取り払うと、内部の汚れを洗います。 そこに溜まった沈殿物を搔きまわす事になるので、
すぐに濁ります。
この汚れは後で綺麗に抜けてしまいますから、洗ったらそのままにして置きます。

カートリッジは 上蓋とボトムの隙間にドライバーを挿しこんで、全体を少しずつもちあげながら、最後に、いっきにコジる感じで開けます。 *黄色矢印のところが固い。

蓋を取ると中蓋が見えますね、黒いのは活性炭です。
井戸水独特の臭いを取り除き、綺麗にするとても重要なもので、交換する新しい活性炭は乾いた粉末で製品化されています。

この古い活性炭を捨て、中に有る不燃布フィルターを流水で洗浄するのですが、給水が井戸だけの実家は ポンプ止めたら水が出るはずない・・・・・
で、一度カートリッジ無いまま浄水器の上蓋を閉め、ポンプを動かします。
これで、先ほどの浄水器内部を洗った事で汚れた水も全て出ていきます。
写真は洗浄作業中。 内部のフィルターが見えますね、これが綺麗になるまで何度も洗います。

中に入っていた黒い活性炭ですが、家の隣にある畑や家の回りに巻きます。
これは単なる木炭の粉末なので畑の土にはとても良いですし、家の回りに巻けばシロアリの進入を食い止める働きもしてくれます。
活性炭は一つのカートリッジに一袋使用で、 2Lの水で溶いたあとにカートリッジの中に流し込む。
少し容器を振って中蓋と上蓋を被せれば完了。
作業自体はとても簡単ですが、 ズボンとか服に黒いシミとかが付くと取れないので、その辺の注意が必要です。
*カートリッジを浄水器まで運ぶ途中で揺れて少し活性炭が出てしまいましたが、これはまた内部に吸い込まれるのでなんの問題も無し。

で、再びポンプ電源OFF、バルブ締めて水抜き、そして浄水器の蓋を開けます。 すっかり綺麗になっていますね。

で、カートリッジを戻す。

後は蓋被せて、ボルトを対角になるように順序よく締めれば、オーバーホールは完了です。

作業後の状態ですが、コップに入れて太陽にすかすも完全な透明、
井戸水独特の臭いも全く無い水です。 少し弱くなっていた水の勢いも完全に復活しました。
どうだ! 
と、エバれる事でもなんでもなく、単にメーカーの教える手順通りに作業しただけですが・・・
爆笑!