一週間ほど前にブログに書いたやつですけど、 オイル入りのでかい装置。
初めは、年式的にPCB混入油の可能性有りで、 びびって誰も触りたがらない事から、専門部署の方が来てもサンプルを抜く事も出来ずだった。
でね、こうした難しい案件は僕の方へとお鉢が廻ってきて、面倒なのは大概、僕処に来る。
もし人体に有害な物で有っても、それに関する科学的知識が有れば本来誰にでも出来る物なんですが・・・・
「しょう~がないな~」と、ドリルを持ちだし、 トップにインスペクションホールを作成。
サンプルを必要量抜いて検体容器に入れると、後は空けた穴にタップでねじ山造りして、ステンレスボルトにシーリング材を塗ってプラグ。
遠くから見ている若い衆に、 「あのな~!」と、誰のためにやってるんだよ!と半分呆れつつも作業は終了。
それから2月ほどして、PCBを含まない絶縁油であることが判明したので、今度はそれを本部に異動させ、しかるべきセクションにて廃油処理となった。
その為の下準備で、ゴタゴタ揉めている処へ、休暇に入った僕が顔出してしまい、「まかせんかい!」と言ったのが先週。
必要手続きが終わり、馬鹿みたいでかいトレーラーと、フォークリフトを積んだトレーラー二台がやってきた。
外気温38度って、これまた異常なほど暑い気温の中で積載する輸送部隊の兄ちゃん達。
それ終わると 僕と職場の同僚、若い衆の3人で本部へ異動。
やってきた、デカいトレーラーから装置とフォークリフトで降ろすと、 オイル抜き出しの為に大蓋を解放するけど、一つで約50個ほどのナットとボルトで固定されている。
温度はさらに上がり、 汗だくで作業していたら、空の雲行きが怪しくなってきた、
ものの30分ほどの間にすっかり真っ暗になって、終いには、ぽつぽつとお約束のものが・・・・
マジかよ~と焦り気味で作業を進めて、ほぼ完了と同時にどかっとやってきた大雨。
慌てて建物にはいって、ピークをやり過ごしながら、必要セクションと連絡して後処理を依頼。
ここまでで僕の仕事は終了。
あとのペーパーワークは一緒に来た若いのに任せると、小雨になった瞬間を見計らって車に。
そのまましばらく走ると、まったく雨も降ってない、路面も完全乾燥した処にでて、
「夏ってこうなんだよな~」 なんてね、 遙か昔の事だけど、ネバダのラスベガスからモニュメントバレーへ続く砂漠を車で走った時の事を思い出した。
でっかい空にいくつも浮かぶ積乱雲と、その下だけが降っている雨のカーテン。
砂漠なのに雲が出来て、雨となって砂漠に降り注ぎ、 しばらくするとその雨の痕跡が全て消え、何も無かったかのように静かで乾いた世界が現れる。
そしてその向こうに傾いた夕日が 赤い地面をさらに赤く染めて沈んでいく、
出来れば又行ってみたいな~・・・・・ なんて、思い出す度に懐かしくなる 翔です。