ウインドの帰り道、珍しく母親から電話があった。
親父からの電話は、単に手伝いの応援要請だったり、頼み事なので大したことが無いのですが、母親からの電話は、あまり良くない事が多い。
耳が遠いから電話を避けているわけでして、 そんな母親が自ら電話してくる場合は緊急性が高く、瞬間的に緊張する僕。 冷や汗
なんだろう???と思ったら、 まず始めは、キッチンに設置してあるエアコンの話。
*昨年の、母親の手術入院時に僕が設置工事したものです。
「なんだよ~・・・・」 と、思わず緊張ほどけて笑いが出てきますが、 なんでも、リモコンの電池が無くなったらしく、ところがそのリモコンの電池がどこに入っているか?が分からないとか何とか。
親父が工具出していじりだした途端に「壊される!」と思ったらしくて、多分電話の前に、僕に聞くとか聞かないで、すでに夫婦げんかをしていたであろう事は、ほぼ間違いない。
電話を親父に替わってもらい、交換方法を教えて、とりあえずは一件落着。
で、話が終わりかな? と思ったら、次があった。
この夏、母親がまた手術の予定だったんですが、ただ、昨年の心臓手術とは違って内臓系の簡単なもの。
実は本題はそちらの方だった。
当日は僕が朝から行って、手術が無事に終わるまで病院に居るわけですけど、厄介なことが起きていた・・・
というのは、親父なんだけど、7月のくそ暑い炎天下に畑へでかけて、そこで熱中症にやられたらしい。
半分動けなくなった状態で、必死に車に乗り込み、命からがら家に来るまで戻ってきて救急車。
その次もあり、今月の初め頃に、風呂へ入っていて、やはり熱中症で倒れてしまい救急車。
脳梗塞を半年以上前にやっているけど、それとは全く無関係で、年寄りであるが故の、純粋?な熱中症ですよ! とは医者の話。
倒れたときはフラフラなのに、点滴を打たれるとバカみたいに元気になり、その勢いであっちこっち親父が出歩く。
母親としては心配が尽きることが無いのだけど、いつまたぶっ倒れるか?という事を心配していて、もしそれが自分の入院している時だったいりしたら、下手すりゃ死にかねないと心配している。
かといって、1週間近く僕が仕事を休んで親父と一緒にいるわけにはいかないので、
短期で面倒見てくれるところに、お世話になることになったらしく、その関連の相談。
かなり長い時間話をして、僕は家内の母親の経験や、その他のお年寄りたちの話を色々と聞いている事から、まったく知識がないわけではないのだけど、逆に親父と母親のほうが知らないことが多い。
なんせ、そうしたのとは全く無関係=元気の塊でもあったわけです。
一応、近いうちに一度行くことにして話をまとめたけど、 その終わりころに、
またエアコンの話に戻って、
今度は、エアコンが変な動きをしているとかなんとか??? たぶんリモコンの電池切れかかって、いじっているうちにおかしなモードになったか、セットされたか?だと思う。
「脚立を持ってきて、エアコンの電源コンセントを引き抜いて、10秒待って挿しなおせば戻るよ!」と言って、とりあえずは電話切った。
しばらくして電話をしなおしたら、問題なく動いているとかで一安心。
しかし・・・・ あれだけ頑丈で、 炎天下の中で何時間も畑仕事をしてもへっちゃらだった親父が倒れた、という話を聞いた時には、一瞬頭の中が真っ白になり、思考が停止した。
大抵のことでは動揺したり驚いたり、パニックや混乱を起こさない僕ですけど、やはり
自分の親のことは別なようだ。