帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

2017夏の一日

2017年08月06日 | ウインドサーフィン 

昨日までは木崎湖、そして今日は湘南。 てへへ

期待していた風が無かったので、高原の湖から一転して海への移動みたいなものです。

まあ、来たからといって吹くわけでは無いのですけど、日曜日を丸一日家で過ごすというのも勿体ないし、なんせすぐに夏は終わってしまうわけでして・・・

なら少しでも海にいたい翔ですから。

 

盆前の週末のせいか、さほど渋滞せずにゲレンデに到着。

おっとと、その前に行きつけのショップで、ぶっ壊れてしまった セバーンのセイルの代わりの新しいセイルを購入。

新しいといっても、新品を買えるほどお金持ちじゃないので、当然?の中古。 ウッス!

今度は 2007年式のバリバリ・レーシングセイルである ガストラの べーパー(Vapor) 11.0。

 

ただ、厄介だったのは、手持ちのブームの最高長が274cmで、 Vaperが要求する280cmには届かないのが分かった。

マストは550のがどういったわけか一本あるので良しとしてだ 、ブームだけは買わねばならない。

 

年式が古くてもいいので!と頼んで探してもらうと、ニールプライドのX7のフルカーボンブームが有った。

少し値引きしてもらって、何とか買える値段なので両方とも購入。

 

さてと、すぐに乗りたいところですけど、どうにも風が弱い。

お昼すぎにサーマルが吹き上がってくるとして、それまでまだ時間があるから、近くの漁港に移動して昼食。

少しでも駐車代を浮かしたいのもある。

 

その後に再びゲレンデに移動。

昨日の木崎湖の装備そのままで乗り付けているので、自転車ら何やら満載でして、いわゆる”おもちゃ箱”をそのまま運転している様なものだな~  たはは

しかし・・・・・熱い・・・・・

 

1時頃になって少し風が上がってきたので、いよいよ新しいセイルを張る僕。

いつも新しいセイルを張るときはドキドキ物で、これってね遙か昔に、なにがしかの初体験前みたいな感じでもあるな~なんてね、思ったりもする。

 

まあ、僕自身ヨットセイラーでもあり、だからヨット乗り達が、自分の⛵を特段愛するのと近いものがある。

 

うんとこさ!で暑いなかで張りあがったセイルは、店で広げてみた時より遥かにセクシーで、当時最先端のレーシングセイルゆえに、これまたレーシーな フォーミュラーボードと寄り添うと、存在感が半端ない。

このセイルに風を孕むと、 ツイストしながら爆発的パワーを生み出すわけだけど、正直言って軽量な僕には持て余す。

本来は、体重90kg以上で身長2m近い外人マッチョレーサーがガンガンぶん回すものでして、

そうした体格に恵まれてない僕は、技術的な面でカバーする以外には扱う方法がないのですけど、

その重さとパワーと、難しさと、 ボードも特殊で、乗るのに癖が有るとくれば、あえてそんなものに乗るサーファーは数少ない。

 

でもね、元来の負けず嫌いで、あえて普通の人が嫌がる巨大なパワーと道具を操ることに快感を見出す変態な翔は、こういったのが大好きなんです(笑)

 

そのまま待っていると、だんだんと風が上がり、ただ・・・・・

順風というほどの風速ではない。

それでも、「出てみるか!」と気合入れて出撃。

やはりというか、11.0のレーシングセイルでもぎりぎりの状態で、

そんなら!と 馬鹿みたいにパンピング(セイルの煽り込み)をガンガンかまして加速すること限りなく。

連続してボードがジャンプし始めるまで加速したら、何とか走るぞい! 今日は 

そのまま 至福のプレーニングへと突入する訳だけど、滅茶体に無理が掛かるので、息が続かず乱れるし、落ち着いたかと思ったら、

再び風が落ちて再びパンピング。

ひたすらその状態で沖をぶっ飛ぶ。

廻りを見渡すと、走っているのは僕だけで、 ほかの人は皆プレーニングにはなっていない。

フォーミュラーの性能と、新しいVaporの性能に助けられての楽しい時間ですけど、

前のセバーンセイルに比べてセイルのドラフト安定性が高くて、微風時のパワーポイントが安定しているような気がするVapor 11.0。

そのまま3時半頃まで乗っていましたけど、風もそこそこに吹いてくれて、 ひたすらアンダーではあれども、十分満足しました。

最後にクラゲにやられた以外は (爆!)

さすがにでかいセイルを一日振り回していたので、さすがに筋肉がボロボロ、骨もがたがたで、

なんとか道具を片付けて帰路に・・・・・

しかし、馬鹿みたいに眩しい雲と、美しい空と海。

2017年の思い出に残る一日になりました。