昨日までは木崎湖、そして今日は湘南。 てへへ
期待していた風が無かったので、高原の湖から一転して海への移動みたいなものです。
まあ、来たからといって吹くわけでは無いのですけど、日曜日を丸一日家で過ごすというのも勿体ないし、なんせすぐに夏は終わってしまうわけでして・・・
なら少しでも海にいたい翔ですから。
盆前の週末のせいか、さほど渋滞せずにゲレンデに到着。
おっとと、その前に行きつけのショップで、ぶっ壊れてしまった セバーンのセイルの代わりの新しいセイルを購入。
新しいといっても、新品を買えるほどお金持ちじゃないので、当然?の中古。 ウッス!
今度は 2007年式のバリバリ・レーシングセイルである ガストラの べーパー(Vapor) 11.0。
ただ、厄介だったのは、手持ちのブームの最高長が274cmで、 Vaperが要求する280cmには届かないのが分かった。
マストは550のがどういったわけか一本あるので良しとしてだ 、ブームだけは買わねばならない。
年式が古くてもいいので!と頼んで探してもらうと、ニールプライドのX7のフルカーボンブームが有った。
少し値引きしてもらって、何とか買える値段なので両方とも購入。
さてと、すぐに乗りたいところですけど、どうにも風が弱い。
お昼すぎにサーマルが吹き上がってくるとして、それまでまだ時間があるから、近くの漁港に移動して昼食。
少しでも駐車代を浮かしたいのもある。
その後に再びゲレンデに移動。
昨日の木崎湖の装備そのままで乗り付けているので、自転車ら何やら満載でして、いわゆる”おもちゃ箱”をそのまま運転している様なものだな~ たはは
しかし・・・・・熱い・・・・・
1時頃になって少し風が上がってきたので、いよいよ新しいセイルを張る僕。
いつも新しいセイルを張るときはドキドキ物で、これってね遙か昔に、なにがしかの初体験前みたいな感じでもあるな~なんてね、思ったりもする。
まあ、僕自身ヨットセイラーでもあり、だからヨット乗り達が、自分の⛵を特段愛するのと近いものがある。
うんとこさ!で暑いなかで張りあがったセイルは、店で広げてみた時より遥かにセクシーで、当時最先端のレーシングセイルゆえに、これまたレーシーな フォーミュラーボードと寄り添うと、存在感が半端ない。
このセイルに風を孕むと、 ツイストしながら爆発的パワーを生み出すわけだけど、正直言って軽量な僕には持て余す。
本来は、体重90kg以上で身長2m近い外人マッチョレーサーがガンガンぶん回すものでして、
そうした体格に恵まれてない僕は、技術的な面でカバーする以外には扱う方法がないのですけど、
その重さとパワーと、難しさと、 ボードも特殊で、乗るのに癖が有るとくれば、あえてそんなものに乗るサーファーは数少ない。
でもね、元来の負けず嫌いで、あえて普通の人が嫌がる巨大なパワーと道具を操ることに快感を見出す変態な翔は、こういったのが大好きなんです(笑)
そのまま待っていると、だんだんと風が上がり、ただ・・・・・
順風というほどの風速ではない。
それでも、「出てみるか!」と気合入れて出撃。
やはりというか、11.0のレーシングセイルでもぎりぎりの状態で、
そんなら!と 馬鹿みたいにパンピング(セイルの煽り込み)をガンガンかまして加速すること限りなく。
連続してボードがジャンプし始めるまで加速したら、何とか走るぞい! 今日は
そのまま 至福のプレーニングへと突入する訳だけど、滅茶体に無理が掛かるので、息が続かず乱れるし、落ち着いたかと思ったら、
再び風が落ちて再びパンピング。
ひたすらその状態で沖をぶっ飛ぶ。
廻りを見渡すと、走っているのは僕だけで、 ほかの人は皆プレーニングにはなっていない。
フォーミュラーの性能と、新しいVaporの性能に助けられての楽しい時間ですけど、
前のセバーンセイルに比べてセイルのドラフト安定性が高くて、微風時のパワーポイントが安定しているような気がするVapor 11.0。
そのまま3時半頃まで乗っていましたけど、風もそこそこに吹いてくれて、 ひたすらアンダーではあれども、十分満足しました。
最後にクラゲにやられた以外は (爆!)
さすがにでかいセイルを一日振り回していたので、さすがに筋肉がボロボロ、骨もがたがたで、
なんとか道具を片付けて帰路に・・・・・
しかし、馬鹿みたいに眩しい雲と、美しい空と海。
2017年の思い出に残る一日になりました。