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床の不陸調整&床張り その1

2023年11月18日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

依頼リフォームの続きです。

 

部屋の隅に行くにしたがい、4cmも沈んでいるという、現在リフォーム中の和室床ですが、まあ全体的に床面は不陸でボコボコ。

これを直し、完全に真っ平らにしなければならんのですが、やり方が色々とあります。

どれが正しいとか駄目だとか?はともかくとして、最終的には、真っ平らになれば良いんです。 

 

候補として303mm幅で45X45mmの根太を張り、その上に15mmの合板という方法。

次に2X4を横置きにして、その上に24mm厚の合板と云う方向でいこうか?という事になって、まあ、どちらでも良いのですが、 

とにかく床の不陸調整のためのシム作成がかなり面倒くさい。 

 

それゆえ出来るだけ簡単な方法を選択したいわけですが、 後は材料の価格になってきます。

ホームセンターで材料を観ると、なんと24mm厚の構造用合板が3980円と15mm厚の合板と同じ価格で売っていて、これで、施工方法は決まり~! 

 

トラック借りて2x4の12FTと、24mmの合板、そして不陸調整のための薄いベニア2枚を購入。

現場で材料を降ろしてすぐにトラックを返却すると、とんぼ返りで作業開始です。

 

合板が24mmなので、根太レスの手法を借りますが、 まずは一番奥の一列目をテスト的に作業。

出来た、パッキンを置いていきますが、その際に元の数値も一応記入して、右から左へと並べていきます。

 

パッキンを載せるのは床板の下の梁*の入っているところ。

とにかく一番初め一本目が肝心でして、これをいい加減にやると後に影響してきます。

*正確には、梁では無くて、 元の床に対する根太や大梁、小梁なのですが、ややこしくなるので梁と書いています

で、一番左端まで来たところで、あれ?と気がついた。

畳押さえの高さが60mm、 レーザーの測定を測った沈んでいる床の高さが117mmですので、レーザその物の発光部の高さの

104mmを引くと13mm

でもって、13mmのシムを下に置いて、その上に2x4を横置きにしてみると51mmとなり、これでは畳押さえのトップまで9mm足りません。

完全にうっかりミス。

 

畳押さえにかぶせなければならないので、あと10mm高くしなければならないのですが、しばらく思案。

結果的に20mmアップで行くことにしました。

 

レーザーを基準点として置いているところ(床の一番高いところ)で、発光部高さは104mm、

この基本数値に20mm分を差し引き、84mm(20mmアップ)としてシムを作成していきます。

 

上にも書いたように、畳押さえは60mmで、それより20mm上なりますから、根太になる2x4のトップ面の高さは 38mm+40mm=78~80mm。

*誤差は±1mmの範囲を絶対に超えません、この誤差は僕のポリシーで、出来れば0を目指します。 

 

新しい床面は、元の畳面の高さよりボード厚の高さ24mm+10~20mm=35~45mmほど高くなりますが、そもそも部屋の床が

ひしゃげているので、仕方有りませんです。 

 

畳押さえを取り外すのが一番なのですが色々と理由がありまして、簡単に言うとまずは砂壁であること、そして二階である事と、建物は必ず揺れるし、

人の生活振動含めて、壁面には歪まそうとするモーメントが常に掛かっているという事かな。  

これが2階では無くて1階だと違うんですね。

 

さて、二列目。

床板の下の梁は赤い線。 それに交差するように根太を構成します。

しかし・・・・数枚の板(大半はすでに取り外した廃材を再利用しています)を組み合わせて、必要な高さにするというのは結構難儀でして、

又、実際に根太を打ち付けてみると、元の床板が沈んだり、また測定も完全ではありませんから、実誤差が生じます。

 

何度も仮固定したのをバラし、他の板と組み合わせたりして又2x4の反りを考えねばなりませんし、かなりの時間を消費します。

根太を留め終わると、全体をレーザー測定、 誤差は基本0 有ってもマイナス1mmもしくはプラス1mmにします。

やっと?端っこまで来ました 

次に梁と同じ方向に2x4の根太を打ち付け。

最後に、胴差方向や大梁の有る、部屋の四隅に2x4を固定して一応は終了。 

なんかね~ 約1cm程度の誤差がある、平行四辺形なんですよね~この床 (笑)

でもって、根太張りは終了。

明日は断熱材をいれ、いよいよ床張りします。

クローゼット床もやらないとね  てへへ