帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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「よろしく!」  

エブリィ号の サーモスタット交換&PVCバルブクリーニング

2023年11月21日 | エブリィ号 

次から次へと、やることが沸いてくる訳ですが、 

今回は愛車のエブリィ号の、サーモスタット交換とPVCバルブクリーニング。

 

サーモスタットは少し前に異常を見つけていたので、早々に部品をオーダー。

でもって、届きましたので交換開始です。

 

作業的には簡単ですから、記事としてアップします。

 

まずは冷却水を抜きます。

次に、ドアを開けると見える両方のシートを倒し、フードを開けてエンジンが見えるようにします。

シフトノブの頭を回転させて取り除くと、サイドブレーキの前の部分カバーも取り外し。

カバーを固定しているネジやクリップを取り外して、 レバーを動かしながら上に抜きとるようにすると外れます。

シフト・リンケージアッセンブリーが有りますので、 4方を留めている10mmのボルト4つ、

そしてシフトレバーベースのボルト4本を外す。

フリーになったリンケージを手で押せば、ユニットがズレてサーモスタットが見えてきます。

緑矢印のホースが邪魔なので、 黄色丸のボルト外せば作業がしやすくなります。

サーモケースを留めている2本のボルトを弛める。

サーモが見えたら、取り外し。 少し堅いです。

これまで付いていたサーモ。

一見問題があるようには見えないのですけど・・・・

新しいサーモスタット

新旧比較.ちなみにメーカが違います。

サーモハウジングの中は綺麗。

後は新しいサーモスタットを入れ、ケースを留めると、 ラジエーターのキャップの処から新しい冷却水を入れていきます。

ちなみに、この車はエンジン内部のエアが抜けにくいのですが、ここ(ドライバの先端)を弛めて外すと簡単に抜けます。

冷却水は少しずつ入れますが、 ラジエーターのドレンバルブを閉めるのを忘れていると出てしまうので、必ず閉めたこと確認して下さい。

 

1.5L程入ると、プラグを外したエア抜きからクーラントが出てきます。

そしたら、 プラグを戻し、更にラジエーターに冷却水を入れて満水になればOK

 

エンジンを掛けて、そのまましばらく放置して、完全にエアが抜けるのを待ちます。

冷却水の量は大体2L前後ですね、この車の場合は。

 

ある程度してエンジンが暖まったらシフト・リンケージを戻して固定、カバーを戻し、最後に冷却水とかが漏れた処を水で洗い流せば終了。

出来れば、もう一度エンジンを掛けて少し走る方がベターです。

 

で、とりあえずサーモスタットの交換は終わり。

 

さて、一晩明けた今朝、通勤の為にエンジン始動。

そのまま走り出して様子を見ますが、 エンジンが暖まり切るまで走る距離が交換前の約半分。

直に寿命が来て壊れた・・・・ という事ですかね。

 

サーモスタットがキチンと働いているので、エンジンもすぐに暖まり、快適な通勤。

 

ところが・・・・・

信号で止ると、 アイドリングが2000回転と高い状態を維持。

ほぼ完全に暖まっているのに高いな・・・・。

あ~またPVCバルブね! と昨年も同じ症状で対策やっているので、原因はすぐに解ります。

 

職場に着くと フードを開けますが、 黄色丸の部品がそう。

バルブを取り外し、洗浄スプレーにて内部を洗います。

綺麗になりました。

このPVCバルブはエンジン内部のブローバイガスを走行中に燃焼させるための物で、

構造的には簡単なのですが、 汚れてきたり古くなってくると、 閉まりきれない状態が発生して、

キャブに2次空気を流してしまいます。

すると、スロットルバルブで絞られたエアの量より沢山エアが吸い込まれるので、 アイドリングが高くなる。

 

ブローバイガスには油分を含んでいますから、 それが内部のバルブの動きを鈍くさせてしまうのですが、

エンジンが暖まりきるとこの油分が柔らかくなって、普通に動く。

エンジンが冷え切っているほどこの油分が堅くなるので動きが悪くなるわけです。

 

洗浄スプレーを吹きつけ、油分を洗い流した後に、 バルブを振ってみてカタカタカタと軽く動けばOK。

バルブを元に戻せば作業は終わりです。

 

洗浄スプレーが中途半端に残っていたので、 ヘッドパンの表面をあらいました。

のこった油分と汚れが年輪みたいだな~ 

 

サーモ交換して、PVCバルブが快調になれば、 再び絶好調になる、 エブリィ号でした。 てへへ