帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

米軍の友達作戦の一つ そして ありがとう

2012年03月19日 | Weblog

増築の話ばかりで面白くないので、少し違う話も書かねば。

ってニュースの受け折りですが。

 

こんな事があったようですね。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120318-00000063-san-soci

奔走した日本人女性医師 「被災地へ薬を」 米軍に直接交渉

産経新聞 3月18日(日)7時55分配信

 
 ■祖母の悲報乗り越え任務遂行

 東日本大震災では米軍による支援活動「トモダチ作戦」が大きな成果を上げたが、その先駆けが被災地への医薬品の輸送だったことはあまり知られていない。東京・本駒込の日本医師会(日医)に医薬品が集まるめどが立ったのに、輸送手段が見つからない。厳しい局面で機転を利かし、米軍に直接交渉したのは、米ハーバード大学の人道支援組織の一員として派遣された有井麻矢(ありい・まや)医師(31)だった。(河合雅司)

地震発生から1週間もたたない昨年3月16日。被災地から「医薬品が足りない」との声が日医に相次いでいた。製薬各社の協力で確保できたが、問題は膨大な量をどう迅速に運ぶかだった。期待した航空自衛隊から色よい回答を得られず、落胆が広がった。

 「米軍に協力要請できるかもしれません」。声を上げたのは、たまたま居合わせた有井だった。

 当時、米エール大学に所属していた有井が、人道支援組織「ハーバード・ヒュマニタリアン・イニシアティブ」のメンバーとして一時帰国したのは前日15日だ。初対面の有井の提案を日医幹部は即座に受け入れた。

 有井は「絶対に成功させよう」と腹をくくった。

 ◆逆に「アリガトウ」

 米国を出発する前にエール、ハーバード両大学の同僚らから紹介された人々に電話やメールを送り続け、18日未明、米国大使館から返事が来た。交渉の末、米軍機による輸送は19日と決まった。

 「アリガトウ」。連絡を取り合っていた米軍担当者からの言葉に有井は戸惑った。自分たちが頼んでいるのに、なぜ感謝されるのか。医薬品輸送は大震災発生後、横田基地からの支援としては初めての大型作戦だった。米軍も活躍の場を求めていたのだと感じた。

 アクシデントが起きたのは輸送前日だった。横田基地からのメールには「USAID(米国際開発局)が最終的に承認しなければ、われわれは動けない」とあった。輸送要請の申請書を記入してほしいという。寝耳に水だった。急ぐしかない。夢中で書類を書き、1時間後にゴーサインが出た。

 出発当日の朝、米軍と最終連絡を取っていた有井に母親から電話が入った。祖母が亡くなった知らせだった。輸送機には英語が堪能な有井が1人同乗することになっている。「しっかりしなければ」。5分ほど一人トイレで泣いた。

 ◆各部署の総力結集

 集まった医薬品8・5トンは、横田基地までパトカーが先導した。横田基地でも特別扱いだった。ゲートはノーチェック。荷降ろし、梱包(こんぽう)、輸送機に積み込む作業にはさまざまな部署から何十人もが駆けつけた。

 「私たちはオバマ大統領に日本の人道支援のためにと集められたチーム。人命を助ける作戦に参加できてよかったです」と口々に語った。米軍兵士の表情は誇りに満ちていた。

 輸送機は岩手県の花巻空港に無事降り立った。しかし、次に向かった仙台空港は闇に包まれ着陸できない。管制塔とのやりとりが緊迫感を増す中、誘導の明かりがともった。自衛隊だった。自衛隊は降ろされた医薬品を被災地に陸送する任務も引き受けた。

 数日後、有井の姿は宮城県気仙沼市の被災地にあった。そこには医薬品だけでなく、食料や水、トイレが足りず、プライバシーが確保できていない避難所が広がっていた。

 当時を振り返って有井はこう語る。「災害医療では、医療や薬だけでなく、公衆衛生を含めて現地ニーズを迅速に把握し、対応できる協力体制が必要。知識とトレーニング、そして行政との連携が重要です」(※敬称略)

【プロフィル】有井麻矢

 ありい・まや ハーバード大救急科医師。専門は国際救急。慶応大医学部卒業後、慶応大病院、エール大病院などに勤務。神奈川県出身。

 

以上

 

 

 

 

連絡できない、食べられない、病人も運べない、全ての省庁が機能停止となるような国難時に、

誰の助けも借りる事無く、単独で全ての任務が遂行可能なのが自衛隊と米軍。

そしてこの二つは国民の命と財産を守るためにあり、こうした小さな?(単独の)要請に対して、大量の書類を出させられたり、たらい回しにされたり、先例があるとか無いとかは言い出さない。 スピードが常に命の部署だからだ。

 

そういえば、米軍のヘリが大量の支援物質を摘んで被災地の学校校庭に着陸したら、指定離発着所じゃないとか、着陸許可を取らなかったとかどうとかで、やたらと米軍に文句を付けたのが民主党と社民党。

自民党がガソリン不足であえぐ関東への輸送確保のために、急遽高速道路をタンクローリーが通行できるように(以前は駄目だった)したり、被災地へ即時物資をもって自らむかっていいるときにです。

米軍を追い出す事をひたすら画策し、自衛隊を縮小化し、人の命より、共産主義が大切な両党ですから・・・。

 


本当の 自分 (TRUE BLUE)

2012年03月18日 | Weblog

 

 

ガタガタと騒がしいし、騒音撒きちらしの僕。

その側で掃除機片手に床に散らばる木くずやらなにやらを片付けていってくれる娘。

昨年の秋から海に連れて行って上げられない僕、本当に情けない・・・

17歳の春、父親として少しでも輝ける時をと、ただひたすら願うわけですが。

それは淀んでいたり、曇っていてはならず、限りなく透明なブルーで有って欲しい。

そう、僕は願うわけです。


ファイナル ドローイング F1

2012年03月16日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

F1

って、車のレースではありませんね~ (笑)

最終図面番号のことです。

今回の増築で書いた図面の数、ポンチ絵含めて300個。

基礎、プラットフォーム 一階壁、二階プラットフォーム、というように、大きく各フェーズごとに分かれ、その図面が更に

細かな図面になっていく。

以前紹介したブックには、各フェーズごとの詳細な施工図を書き込んでいるわけですが、

その場で、これはこうした方が強度と材料の節約になると気がつくと変更を書き込んだりして、

そうした小図面まで合わせると、この枚数くらいになるのですね。

しかしながら基本となる図面は位置配置図、 立面図&断面図、平面図のたった3枚に集約されます。

その図面も色々後で書き込んだりして、プロッター欲しいな・・・・

なんて思う物の、普段全くつかわんだろお前は? と言われればへいへいとなる僕です。

同じく、図面と言えばキャドですが、今回全く使わなかったな~(笑)

規模が小さいうえに、常に変更が出て、そんな物逐一プリントしていられませんし、

なにより、あの分厚いヒストリーブックにプリンターで図面は書けませんから。

 


10万円? それなら自分で造りますよ。 激安DIYでクローゼットを。

2012年03月15日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

「はあ~!?  10万オーバー!」 って、一人で怒り心頭。

たかがクローゼット、その扉になんでこんなにお金を出さねばならんのだ!

と、分っていたことだし、これが普通なのですが・・・

 

でもこれが、ネットであがってきた見積もりを見た後の、正直な気持ちです。

その前には、ホームセンターやら何やらで色々と下調べしたけれど、折りたたみ式クローゼットドアーはやたらと高く、折り戸式の右か左のどちらか一組だけでも、安くて1万8千円、高いものだと5万。

扉でも一枚8000円からで、これは当然フレームやら、レールやらは入っていない金額だ。

 

問題は、娘の部屋に造る予定のクローゼットが、高さ1300mm程度しかないことで、こんな高価なものを買ってぶった切るのは馬鹿々しい。

さらに言うなら、こうした扉は中空のフラッシュ構造であるために、切った後の処理が面倒だし、汚くなるしと最悪。

 

予定のクローゼットは奥行き870mm、横幅が約3mある。

完全に汎用品はアウトだ、そんでもってオーダーメイドしてくれる(格安と自分で宣伝している)いくつかの処に見積もりを頼んだわけです。 

 

悪いが、クローゼット扉など、単なる物入れ扉でしかなく、始終人が出入りするドア見たいな丈夫さと綺麗さは不要で、下手するとあけた状態のままで置かれたりもする様な存在。

そんなものに10万ってか~!(爆怒)

 

 

そうですか、分りましたよ、それなら自分で造ります! 自分で。 ハイ

ちなみにクローゼット ドアは、ソリッド材使用の10万オーバー物でもない限りは、単に骨材の片側にプリント合板、反対側に薄いベニアを貼り付けただけの極めてお粗末なものでしかなく。

そんなものが何で高価なのか、全く僕には理解できない。

 

自分で造るのだ、と決めれば話は早くて、普段ボーっとしている頭を起動し、目を閉じた暗い闇に浮かび上がる施工及び立体イメージに、自分の条件にあう様々な注文を加味して、構成をスライドショーのように考えていくこと約10分。

この間に数百種類の方法が浮かんでは却下の繰り返しで、飽きますよね~頭が。

 

最終的に極力安価、メンテナンス性に優れ、更に表面が汚れたり傷ついたり、飽きたりしたら簡単に交換でき、何より単純明快な物を考案。

後は実行するのみです。   えへへ

 

天吊レール式等も考えたのですが、吊金具だけで万単位のお金が飛んでいく。

折れ戸式は傾斜屋根ゆえに不可能で、オーソドックスに上と下に溝をほったスライド扉式を取る事にした。

まず基本となるフレームを組み、金具で上と下を固定します。

この際に垂直を取りますが、上は天井の垂木を探して固定します。

そうしないと戸当たりの繰り返しで緩んで、最後に枠が抜けてしまう 

次はスライドレール造り。

これは既製品のアルミものが2m/1600円程度で売っていますが、扉の厚みが25mmくらいのものを基準にしているので、予定している15mm厚では、隙間がバカみたいに開いてしまうのでボツ。

よって手造りで上と下のレールを造る訳ですが、トリマーにより、幅7mm、深さ5mmほどの溝を二本切ります。 これが下のレール。

*レールの材料は1x3を一本と、同幅の20mm厚のプレーナー材 3640mm1本使いました。

 

もう一つは6mmのトリマービットで2本溝を切り、これが上のレール。

僕の場合は、扉と扉の隙間が5mm程度になるよう、調整しながら溝を堀りました。

 

次が、扉。

これはランバーコアの合板15mmを使用。

それ以上だと、施工がやたらと面倒になるのと、重量が増して扉の開閉が重くなる。

当然、閉めたときに出る、トン!という衝撃音が大きくなり、それに絶える補強も必要に成る。

第一開け閉めがやかましい。

かといってこれ以上薄くすれば強度が出なくなる。

あくまでも、女の子の力でスムーズに動かせることを前提としているので、この15mmくらいが丁度よいわけです。

 

ランバーコア合板は、普通の合板と異なって、反らない、軽い、加工が容易、 丈夫な上に表面が綺麗(故に少し高価)と、扉には極めて適する素材。

一枚1800円の910X1820mmサイズのものを4枚買ってマルノコでカット。

その次に戸車をこの扉に取り付けますが、これは高さ調整が出来るものにしました。

一つ350円を8つ購入。

それを扉に取り付けるのですが、なぜ15mmなのかという理由はここにも有って、

この戸車の厚さが約13mmとほぼ合板の厚さと同じであることから、取り付け部分だけ切り込むだけで済むからです。

これ以上厚くなると掘り込み作業となり、作業が複雑になる。

 

さて、合板を切り方欠いた部分に、戸車を取り付けますが、これは特に難しくはありません。 

 

こうした扉が4枚出来ると、先ほど溝を切ったレールを床に取り付けていきます。

後で簡単に取り外せる(生活変化に対応可能なように)ように、木ねじ止め。

 

そして実際に扉を取り付け、動きを調べます。

この扉ですが、下はコロがレールに沿って動くので、溝を切るだけで簡単に出来るのですが、

上は傾斜天井の為にそう簡単にはいかない。 

 

そこで、考えたのがステンレスT金具を溝に走らせる方法。

これにはさまざまな利点があり、普通の引き違い扉だと鴨居の溝にドアがはまる構造になっていて、始めはよいのですが、やがてそれが摩擦になる。

他にも気にするほどの事ではないのですが、扉自体のガタが調整できない。

最後にこれが一番の問題なのですが、構造的に傾斜天井には付けられません。

 

故に調整材を入れて水平をだしたりするのですが、そもそも、そんな調整材を取り付けねばならないことそれ事態が無駄。

 

そこで今回は、下の図のように、細い溝の中を、T金具(ステンレスがベター)が滑るような形にして、これによりガタ調整と、扉が外れないロック機能の二つを同時に持たせることにした。

この方法だと、構造がきわめて簡単、材料費も安く済み、なにより一切無駄が出ないというオマケまで付いてくる。

ただし、傾斜天井ゆえの前扉と後扉に高さの違いが出てくるので、扉加工時にそれを意識しなければならないことが面倒というか・・・(笑)

金物を取り付けて、

扉を溝に取り付けつつ、きちんと設計どおりの機能が働くか、調整が出来るかをチエック。

位置決め途中の写真ですから、T金具はまだ半端な数の木ねじで固定されています。

 

一番ガタがなくて、適度なスムースさが得られるところで最終的に固定、下はその写真。

 

 

ちなみに、上のレールには化粧板が取り付けられ、かもめの木製飾りなんぞが取り付けられています。

この意味は、クローゼットがでかく、センターが分りにくいので、これを取り付けて目印にしています。

 

と、大嘘ですね~これは(笑) 単に化粧板の採寸を間違えて寸足らずになり、真ん中だけを後で継ぎ足して、余にも格好悪いので100円ショップのカモメさんを貼り付けたというのが真相です。 

ちなみに、前の扉の一枚だけが幅910mm 後の3枚は760mm幅で、これには意味があって、中に入れる物により、扉の使い方が変わる可能性を考慮しての事です????

実はこれも、単なるカット忘れだったのですが、実際に取り付けてみると、ほほ~これはいい。

ってな具合で、そのままにしています。

4枚の扉はフリーに動くので、それによって後から意味が付いてきたわけですが、、お分かりになられるでしょうか? 

 

 

仕上げとして、扉の表面が合板のむき出しなので、これではまずい・・・   

 

そこで、耐水性の木目壁紙を貼り付けることで化粧をします。

上の写真の左下に、貼り付け作業中の扉が写っています。

 

壁紙を両サイドから後ろ側にまで回すように貼ると、綺麗に仕上がる。

ただ、これではコロのついている部分が凹んだ状態となる上、下は化粧板がありませんから下部の仕上がりがモロに見えてしまって見苦しい。

 

そこで、ビニールモールを貼り付ける。  

と、 こんな感じですが、仮り釘(ピンみたいな押さえ釘、後で簡単に引き抜けます)で固定してあるので、ぽちぽち何か見えますね~(笑)

裏面は誰も見ないので、普通の商品のドアと同じく合板むき出しです。

裏はこんな感じ。

 

このまま数日、時間を置いて壁紙が乾き、取っ手部分をトリマーで掘り込んでつければ完成です。

これを造るのにかかった費用ですが、

 

ランバーコア合板1800円 4枚 で7200円

モール800円

戸車 350円 8個で 2800円

T金具 60円 8個で 480円

レール用 プレーナー材、 下550円 上860円

取って 60円 4個で 240円

壁紙&ノリ付けで、1500円。

縦枠用2x4材 余材使用。

石膏ボード(側面一枚) 余材使用

合計、14430円となりました。

10万が 、たった1万5千円で済みました。

 

人の目に付くところなので、何より表面的美しさが大切ですが。

満足のいくレベルになりました。

 

実はこうした無駄をなくして、建設価格を出来るだけ安くする為のアイデアというのが、増築した建物にはふんだんに盛り込まれているのですね、 ハイ     ニコニコ

 

 

ちなみにこの作業でレール造るのに使用したのがトリマー、僕は安物の TR-60を使いました。

 

ソフトスタート方式でDIYではこの程度の性能で十分。 ただ、設計は日本なのですが、組み立てが中国で、新品で起動する前に

一度 本体の上、サイドに二つあるキャップをマイナスドライバで開けて、ブラシの接点がきちんとなっているかを確認する必要があります。

ブラシの銅配線がスプリングを通りぬけて金属製の丸い接点に接続されているのですが、これが組み立て時にいい加減な事が有り、

真横になっていたりすると接触不良で移動しないトラブルが起きる。  そのために一度ブラシを取り出し、丸い金属接点を水平にして、

キャップの底にきちんと当たるようにする必要があります。

高儀  電動トリマー TR-60
クリエーター情報なし
高儀 EARTH MAN

 

もちろんお金のある人は マキタやリョービの 良品を使うと良いかと思います。

RYOBI トリマ TRE-55
クリエーター情報なし
リョービ

 

 

 


思い出したくもない基礎工事

2012年03月13日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

基礎

増築だろうがなんだろうが、家を建てるのに肝心なのが基礎、これがなきゃ~始まらない。

ちなみにこの工事を思い出すだけでも胸くそ悪くなるので、写真は全く有りません。(笑)

基礎工事そのものは非常に簡単で、レーザー水平器等の特殊な機械などが無くても、ピタゴラスの定理と長いビニールホース&バケツが有れば誰でも始められる。

建築予定地の周りにぐるりと杭を打ち、水盛りで水平を出してまっすぐな木で横を打ち、

最後に345(さんしご)とピタゴラスさんで、 5Mに対して誤差2mm以内(僕の場合)で完全な直角を出せば良いだけの話だ。

後は、掘る、背筋を行なう、枠を造る、そしてコンクリートを流し込む。

特別な能力も必要無く、考えることも必要とせず、しかしながら、体力だけがやたらと要求される作業。

でも~ これって、一人でやると大変な作業でありながら、業者だと必要機材が全部揃っているので力仕事とは言えない(どこまでを力仕事と考えるかで違うけれど)。

 

基礎工事を行なったのが10月の半ば、そして完成までほぼ一月。

途中、一度ダウンしたのですが、その理由は全身汗だくになる作業のつらさ故。

増築建物の基礎全てに使用したコンクリートやら割石の量は約5トン(多分?です)これを全部手でやった。

 ほぼ確定的なバカです。   

ちなみにコネル為のトロ箱が、摩耗してうすくなっていましたね~(爆笑)。

穴をひたすら掘り、割り石を引き詰め、ひたすら付き固めを行い、背筋を構成し型枠を取り付ける。

 

割り石だけで厚さ20~25cm、方法は遙か昔の手法そのもので、重さ20kgほどの丈夫なコンクリート注に取っ手を取り付け、両腕で持ち上げては落とす、 こうして、ひたすらガシガシと突き固めていく。

「ランマーを使えば?」    いえいえ、水を呼び寄せて地盤を壊す(液状化の原理と同じです)事になるので使わない(解りますかね?)。  第一近所迷惑甚だしい。 

故に住宅基礎にはプレーナーなんぞが良いわけですが、個人が毎日少しずつやっていくには極めて不利でして、レンタルなんかしたら、いったい、いくらになるやら。 

そんでもって4号割り石をいれ、唯々 モクモク突きまくる、だんだん押し固められて石が大地に沈み、全体が凹んでくるので、また石を注いではガシガシ。 

まったく凹まなくなるまで、ひたすらそれを繰り返す。

それが終わると、背筋し、捨てコン乾いたら、型枠を取り付け基礎ボルトをバインドしてコンクリート流しこみ。

 

実はこれにも多種の問題があった、というのはさまざまな要因で、ネコ(一輪車)が庭に回せない。

駐車場から庭まで、ひたすらバケツを使って手で運ぶしかない。

ポンプ車を頼もうかとも考えたが、単なるミキサー車なら安いのに、特殊車呼ぶわけだから、目玉が飛び出すほどの請求がくる。 5万から10万です

コンクリートは安いのに、特殊故車にかかるコスト、しかもたった一度でだ。 

 

これらを避けようとすると、後はひたすら手練で行くしかないのが現実。

とにかく安くて高品質が僕のもっとー、「有り余る体力があるじゃないですか~?」 とあまり考えずにやったのが大間違い・・・   

建物ならともかく、基礎工事そのものは設計だけで、工事の実経験は一度も経験が無く、完全に頭の中の知識だけだった(笑) ここでもバカそのもの。

 

助かるのは、建築法に一度、もしくは一回で全てコンクリートを流して基礎を形成せよ、とは書いていない。

本来は一発でやることによって全体が一体化して強度が出るのだけれど、出来ないものはできないのだ。

 

そこで、コンクリートを区分けしながらブロックのように固めていくことを考えた、簡単にいうなら基礎を沢山のブロックにわけ、一つ一つが隣のブロックと歯車のように噛み合うように施工することにした。

レゴやダイヤブロックみたいな感じと考えてもらえると分るかと思う。

難しいのは、一つのブロックが固まりきれない内に、次の部分にコンクリートを流し込んで、出来るだけ一体化させること。

このために結構な量のコンクリを毎日練っては流すこととなり、しかしながらコンクリートを練るのは半端な力じゃ出来ない・・・・

そんでもって、睡眠不足と肉体疲労で熱を出してしまったのですね。

全てをたった一人、そして手作業でやるとこうなる、あはは・・・。 

 *機械化された現在の基礎工事は、苦労も無く、子供の遊び程度の物でしかありません。

 

正直、二度とやりたくもなく、思い出すだけでも寒気がしてくるのですが、一度始めたら、どんなに苦しくとも最後まで貫徹しなければならない。

泣き言は一言たりとも許されず、これをもって子供達に”「やるといった以上は必ずやり遂げる姿」”を見せられねば、どうして父親の言葉を聞いてくれるであろうか?

よく言われる、”背中を見せる”ということは、有言実行、初志貫徹、同時に子供達の模範でなくてはならないということだ。

そしてその姿が将来の子供の姿になるよう、記憶に留めるということだ。 

 

又、それが出来ずして、どう父親面が出来るであろうか・・・・

 

そう、僕は思うわけです。 

 


5.1 ch サラウンドシステム

2012年03月12日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

リビングの引っ越しが完了しました。

後は、息子夫婦に部屋を明け渡す為に応急処置で分断した旧リビングルーム(今の僕の部屋)の仕切り壁をばらして元に戻し、キッチンを拡充しながら新リビングルームへ接合するための移設工事を行います。

そしてそれまでのキッチンルームはタンスや衣類などを一気に納める衣類室へ変身、

さらに残りの9畳程のスペースは僕と家内が寝る部屋3.5畳(寝るだけなので十分)と6畳ほどの倉庫ルームへとリフォームしなくては・・・・ 

 

あらたな工事の開始です。 

 

しかし、9月の設計計画から始まり、10月半ばから工事開始、 今日まで約5ヶ月を費やした増築工事、寝込んだりしたことも有りましたが、完了~です。

疲れた~    へへ

 

さて、そんな我が家ですが、今回の工事で唯一褒美? として家族に 僕が要求した我侭は 5.1ch サラウンドシステムを設置すること。

家にあるテレビは56インチと画面迫力はあるのですが、なにを間違ったか内臓スピーカーが小さくて、DVDなどを見ていると泣けてくる。

得に迫力のサウンドを要求される アクション映画などをみると始終音割れが発生して、肝心なシーンで興ざめしてしまう事が多々あった。

映画みて、恐怖のシーンにのめり込むのではなく、音割れに恐怖していたわけです、はい (爆笑)

 

贅沢を出来る限り言わないようにしている僕にとって、万単位の出費は博打に近い。

出来る限りやすくが至上命令だが、こうしたサウンドイキュープメントは

何処程度の品質で満足できるかが、実際に使ってみないと解らなわけだ。

とはいえ、どこかに比較させてくれるとこ等無いし・・・・

そんでもって、パソコン等に接続して聞ける5000円程度の物を考えたのですが、評価など見ていると?????という感じ。 更にネットで、マニュアル見ると希望の機能がなかったりしてボツ。

だんだんと高級な機種にしていき、適当なところで折り合いが付いたのが パイオニアの HTP-S323

http://pioneer.jp/hometheater/lineup/htp_s323.html

 

大体3万から4万くらいの間で売っている代物ですが、当然にそんなお金を出したくない僕は、Amazoneさん。

お!中古が19800円で出ている、Amazoneの中古は毎度程度の良い物が多いため、今回それを期待して、クリック!  んでもって お買い上げ~!

メインウーハーのパイオニアエンブレムが光っています。

 

 

そんな訳で、家に届いて一月ほど玄関で寝ていたのを、本日やっとセッティングしました。

うれし~!!!!!

とりあえず説明読んでセッティングし、自動で調整してくれるサラウンド機能をON。

ホワイトのノイズがあらゆるスピーカーから発せられ、数分で音響設定が自動で行われる。

*実はこれがないと、人の感覚でパーフェクトに近い設定をする事は不可能です。

*それほど音響というのは難しいものなのですね。

 

早速パソコン立ち上げ、普通のラインアウトを接続し、Youtube からお気に入りの音楽を探します。

どきどき! 

 

早速再生・・・・・・・・・・・・・

     なんて音が綺麗なんだろう・・・・

やはり日本製、豊富なモードを色々いじって見ましたが、普通にしているのが最もよく、

余の嬉しさに酒を持ち出してきて、ずっと聞いていました。

 

へへ

 

 

 

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嫌だこれ~!

2012年03月10日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

「え? 何これ? 嫌だ~!」 と、家内と嫁さん。  

 

「おうおうおうおう! 俺の仕事にケチ付けようってか~? おら~!」と江戸っ子風に 僕 

 

「だって、これっスカートのなかが丸見えじゃん!」 嫁  家内

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」  シーン

 

 

「す、すいません!   ハハー!」 とひれ伏す僕 、「さっきと態度180度変わっているじゃん!」と いわれても仕方ない。

 

原因はこれ

バリでやり過ぎました、ハイ 

 

「美しい事は良いこと~! ふんふんふん!」 なんて感じで、フローリングを鏡面仕上げしてしまって、女性の視点というのを完全に忘れていた。

 

やっぱ バカだよな~ 俺・・・・・・・・・・・    

 

ちなみに娘は 「ふふっ!」ってな感じで、それがまたグサっと心に突き刺さった様でもあり。

 

地獄・・・・・  

 


小さなヒストリーブック

2012年03月08日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

な~んでしょうか? これ。

小学生のノート????

 

答えは、ヒストリーブックです。 

 

今回の増築に関する一切の資料が、これ一冊にすべて収まっています(基本設計図面は別)。

もともとは娘が小学校のときに買い、殆ど使われないままに捨て置かれていたノート。

これを使っています(最利用?)。 

 

今回の増築程度の小さなもので有っても、過程においては処理すべき情報が大量に存在します。

例えるなら、見積概算を出す為に下調べした建築材料価格表、取り寄せた資料やカタログ、

現場施工図面や様々な計算等々。

これらは、それぞれ大きさも違えば無駄な資料も含まれていたり、工事中にいちいちそれらを

引っ張り出していたんでは、 時間ばかり食って仕方ない。

さらには、資料を全部持ち歩くなんぞ、とんでもない訳でして。 (笑)

 

そんでもって、このノートに経過の全てを記入し、別紙施工図面や現場での変更、現実に使用した材料等々、その全てをこのノートに書き込み、バンバン綴じこんでしまう。 

資料という点からは、屋根材を選ぶのに各メーカから資料を取り寄せれば厚さ5mmから1cmの物が届く、工務店じゃあるまいし、これらは一度きりしか使用しない。

さらに外壁材や窓、ドア等々、取り寄せて検討すべきものは多々有り、ごまんと有る会社から適度に選りすぐっただけで20cmくらいの山がすぐに出来てしまう。

とーこーろーがーだ。 使うものの選定が終われば、不要なカタログ内容は単なるゴミと化す。

故に必要な部分だけ切り裂いてはこれに貼り付ける。

 

とにかくたった一つ、”これだけ持ち歩いていれば全て分る!”というものが、有る程度複雑な作業をする場合には必要の なのです。

その手法として、僕の場合は手帳より大きく、手になじむ大きさのノートでヒストリーブックを造るわけです。

これのよいところは、とにかくどこでもポンと持ち出せる、すぐに記録が取れる、資料が容易に編綴出来る、と、ただただ使いやすい。

でも、無くしたらパニック&涙ですね~!  (笑) 

 

ヒストリーブック 等と勝手に呼んでいますが、中身は別に格好のよい物ではなく、べたべた資料が記録されていくだけの話ですね。

利点として、あとで必要な確認などが出た際に、その部分を開けばほぼ一発で必要情報が見られる。

記録という点に関しては、施工中に「あれ?」とか「ここは予定を変更したほうが良いのでは?」という事がドンドンと出てくるので、それを逐一記録、忘れないようにしてやり直しやミスを減らし、無駄を省き、端材を減らし、ゴミになりそうになった余材ん? 材料?を書き留めては、どこに保管したかを記録し、それを再び有用材として生かす。

整理し、書き込み、必要に応じて新たな資料(変更の出た現場施工図面等)を添付させて、またこのノートに貼り付けていく。

これには各部の施工時に購入した材料全ての領収書やレシート等もホチキス留めされてますから、

あまった材料を返品するときなども、このノートからはずして、店で処理してもらう。 

 

現在厚さ15cm、二冊を一体化させてほぼ終わりの項に来ており、同時に工事も最後のフローリング塗装(仕上げのウレタン塗装)が終わり、それが乾けば完了となります。

増築工事そのものは、今週末で全て終了となりますが、

この後に3冊目のノートが後ろに貼り付けられ、今度は母屋のキッチン(新しいリビングに接した部屋にシステムキッチンを移動)工事や、現在リビングであったところを8畳程の倉庫室にするための工事資料がまた閉じこまれていく。

 

ヒストリーブックはまだまだ厚さを増しそうです。  えへへ

 

余談ですが、ヒストリーは英単語で Historyですね。

これは His と Story の組み合わせ。

彼の物語というのがヒストリーという単語の大元です。

ちなみに、Goodby! は God と By、 Good と Byの二つの意味を持つ。

常に神様がそばにおられますように! と 幸運が側におられますように! という意味を持っているのですね。

漢字と同じく、英語にも楽しくて仕方ない由来というのはたくさんあるわけです。

 

ちなみに、おバカな僕はそうした英単語の持つ意味、楽しさなんか見向きもせず、まったく勉強しませんでした。

さて、このブログに来ていただいている皆さん。

Interestingという単語はご存じですよね? ”楽しい”とかいう意味で中学時代に習っていると思います。

でも、この単語には、”興味”という意味が本来強い。

なぜ楽しさと興味が同一の単語に混ぜされているのか? 不思議ですよね~? 実はこの単語は

inter と resto から来ています、

それぞれの意味は?   おっと僕がここで書いてしまうと想像性が無くなる。

是非、ご自分で調べて見てください。 人の不幸は密の味、何で死んだか誰でも興味はありますから。

英語の歴史とその元になったラテン語の歴史、宗教と世界感の違いというのを肌で感じることが出来るかと思います。

 

Peace! 


CN90 と コーススレッド

2012年03月06日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

2x4で家を作るときに使用されるのが専用釘の CN50 CN65 CN75 CN90の4種類。

一番使うのがCN50で、これは合板をスタッド(縦枠)に打つときに4インチ間隔で打ち付けていくので、大量に使用する。

今回の増築では一箱(25Kg)のCN50がほぼ無くなりました。

次に使用が多いのがCN75で、その次がCN90。

上枠と下枠を、スタッド(立て枠)とつなぐのに使うのがCN90。

CN75は立て枠相互等、それぞれ使用する場所と本数が決められており。

これにそって施工することで、2x4は耐震性と建物強度を保障しています。

http://www.2x4assoc.or.jp/builder/technology/safe/files/nail_manual110412.pdf

 

しかし、この釘打ちというのがかなりの騒音を撒き散らし、特に、枠に合板を打ち付ける際のやかましさは半端なものではない。

フレーミングハンマーと呼ばれるもので打つと5回くらい、僕の愛用している石割ハンマーだと2回から3回、釘打機だと一発。

実のところフレーミングしているときに、何時近所からクレームが来るかとビビッていた。

体重が激減したのも其のせいです! っとこれは冗談ですが。 

それほど音はすさまじい。

僕みたいな貧乏人に釘打機等を買うお金は無いわけで、当然手打ち作業をしました。

愛用している石割ハンマーだと、打つ回数が少なくて済むので、これを多用しましたが、これは肘と手首、手のひらに莫大な負担をかけます。

一日やると翌日手のひらがグローブみたいに腫れます(笑)、うっかり指をつぶすとのた打ち回るオマケも付いてくる。

ちなみに女性がこのハンマーを片手で頭の上まで持ち上げるのは大変です。 

普段何のスポーツもトレーニングもしていない男性だと、確実に翌日は病院行きになる(笑)

そんなもの振り回して施工していくわけですが、とうぜん筋肉つくし、「こりゃ~いいトレーニングになるな~」と半分喜んでやっていました。    ・・・・ははは 変態です 

そうして工事をやっていくのですが、2x4のフレーミング(工事)はそれなりに様々な問題が出てくる。

色々あるのですが、フレーミング時に良くあるものとして、CN90を使った場合の割れ。

長さが約90mmで、径がやたらと太くて約4.1mm。

これをスタッド(縦枠)と下枠などに木口(エンド)打ちという方法で打つのですが、これがやたらと問題がある。

図を見てもらえれば解りますが、木口に約二本打つことになるのですが、実際にやってみると解りますが、結構な割合で割れが生じます。

少しでも外側に近いと平然と割れ、それ以外でも内部は結構割れが入っていることが多く、

これは打った釘を引き抜き、ノコで輪切りにしてみると呆れるほどよく解ります。

こんなんじゃ~、地震がきたらすぐ引き抜けてしまう?

まあ、木造建築の場合は引き抜け云々ではなく、横振幅(地震)に対する抵抗としての抗せん断能力のほうが求められるのですが、打ち付けたスタッド内部に元々割れが走っているんじゃ~話にならない。

釘が折れることを心配するより前に、枠のほうが割れてしまうわけだ。

しかしながら、現実の工事ではこうしたガサツ(?なの)工事が普通であり、当たり前の様に行われてもいます。

当然、これで完全な性能が発揮できるのだろうか?と思ったりする僕。

ただ、建物は一部だけに力が加わるのではなくて、全体に分散することで強度を保持しているのだから問題ないのだけれど・・・・・

ただ、もしこれが無ければ建物は更に強固になるわけで、それがほんの少しの手間をかけたもので可能ならば、下手に金物?なんか(2x4は余り有りませんが)神経質にガシガシ取り付けたり、スタッドを2x6にして家を造ったり等とお金かけるより、よほど強度がでる。

”基本を丁寧に”が最大の効果を発揮する! というのが僕の考えですから、今回もそれに沿って造っています。

 

エンド打ちは木口から打ち込むのですが、実は何本ものスタッドを枠に打っていると、案のじょう、隣の、更にその隣のスタッドが枠から抜けてくる。

当たり前の事ですが、今打ち付けているスタッドの真横には抜ける力が働いているのだから仕方ない。

引き抜きに対して極めて弱い、釘の姿そのものでもある。

実はこれによる打ち直しが結構面倒。

そこで、僕の場合は軽3mmのロングドリルで縦に穴を三箇所開け、まずは真ん中にコーススレッドをねじ込み、其の後でCN90を打っている。

ドリルの径はこれ以上小さいとコーススレッドが硬くてドライバドリルに負担をかけるし、このねじ自体が90mmもあるのだからねじ折れてしまうことがある。

逆に太すぎるとCN90が全く効かなくなり、釘打ちした意味が無い。

まずは上もしくは下の枠にスタッドをコーススレッドで仮固定し、其の上で釘を打てば余計なことをする必要も無く工事が進む。

またコーススレッドは仮留めした段階で、パネルをカットして載せてみる際に大変に便利でして。

自分では間違いなく位置決めしてスタッドを打ったつもりでいても、実は位置が間違えていたということは現場で結構多発します。

CN90なんかで打ち付けて枠が完成した後に見つけると、容易に修正なんか出来ずに、出来たとしても大変な労力を要求される。

パネルなんか取り付けた後に分ったりした場合は、そのパネル全体が巨大なゴミに変身する。

*2x4はパネルの釘を抜いて造りなおそうなんて考えることが許されないほど丈夫に出来ている。

 

故に、絶対に無駄を出さずに安く済ませるには、どれだけこの無駄を減らせるかにすべて掛かっている訳です。

其の為には、まずコーススレッドで枠同士を仮固定し、位置などが間違いないことを確認した後にCN釘を打ち付けていけば問題が出ない。

このコーススレッドによる仮固定は、誤差を限りなく小さくするという効果という面からも優れており、

なぜなら節が硬い2x4材に、打ち込んでいく釘が当たると、釘はそれを避けていこうとするので、足で抑えながら釘をうったとて、だんだんずれが大きくなってしまうことがあります。

コーススレッドの穴を開ける際にはCN釘の穴もドリルで開けますが、この時に硬い節をまっすぐ貫通しますから(通らなければ場所を変えればよい)、そうした「仕方ない・・・」がなくなる上に? 誤差も無くなる。

当然、釘を打っているときに横のスタッドが抜けてくる心配は皆無で、この面倒な穴あけ作業というのが結局、一番早く工事を終わらせることになるのですね、

さらに、さらに、釘は抗せん断力は優れていても引き抜きとなると、まったくだらしない。

故にパネルが枠同士をつなぎとめる役割を果たすのですが、このようにコーススレッドを打っておくと、其の抗引抜力は釘の5倍以上ですから、非常に強固となる。

 

こうして、コーススレッドの良い面とCN釘の良い面を相互作用させながら工事を進めることで、

普通に造るよりは、遥かに強度があがるの。 

このコーススレッドを併用するメリットは、例えるなら出来上がったパネル(壁)をプラットフォーム(床)に固定する際にも生きていて。

普通はCN90の釘を500mm間隔以下で打ち付けて固定するのですが、僕の場合はこれを300mm間隔で打ち、さらに其の間にコーススレッドを均等にねじ込んでいます。

耐震金具をチマチマつけて補強するのではなく、全体を補強してしまえばいいんじゃない?という

際めて簡単かつ合理的な考え方です。 と偉くもなんとも有りませんが(笑)

それゆえ、こんなこともしていますね~

先ほどの釘打ち仕様の19ページにある側根太、これは二回のプラットフォーム(床)でもあり、一回の天井にもなる部分で、特に外壁に面しているところです。

ここは一階のパネル(壁)の上の頭つなぎにCN75を打ち付けて固定させますが、斜め打ちですから、震災の大きな横振動を受けると側根太が打った釘の並びにそってバッキリ割ける?

室内側と屋外側の側根太がコケると、二階より上はフリーとなり、ずるりとずれてずっこける。

まあ、そんなことが無いように釘打ちは考えられているわけですが、割れはしないものの、引き抜きに弱い釘ですから、緩んだりぬけてきたりすると、ぎしぎし床なりしたり、外壁に亀裂やゆがみが入ったりする。

これを防ぐにはプラットフォームが、きっちり上下のパネルに密着させられている状態が保持されればよいだけのことで、そのために、僕は上から下へ、下から上へ200mm間隔で120mmの太いコーススレッドを側根太に届くようにねじ込んでいます。 もちろん規定どおりにCN釘も打っての事です。

こうした事は、工事としては非常に面倒で手間なのですが、一箱千円もしないコーススレッドで、最大限の効果を得られれば、手間など一切惜しまないわけですね。

自分が設計して、自分で施工するわけですから。

 

 

余談、コースレッドは釘より瞬間的な衝撃に弱いといいます。

確かに板の上にコーススレッドをねじ込み、横からハンマーで叩いてみるとあっさり折れる。

こうしたことから弱いと言っているのですが。

本当にそうなのか?

2mくらい離れている柱の間に、2x4を横にして一本ずつコーススレッドをねじ込み、其の上に人が乗ってどうであろうか?という実験を。だいぶ前に僕はやりました。

体重は60kgで、ただ乗っている状態から最後には飛び跳ねても見ましたが、まったく折れる事は有りませんでした。

故に今回の増築あたって足場は2x4を使い、コーススレッドによる足場を組んで施工をしましたが、一本たりとも折れることなく終了。

念のために一箇所2本ずつ打ちましたが、まったく問題なし。

最後の解体でドライバーの山がなめきったコーススレッドは、てこの原理で無理やり抜いたりしましたが、その段になって折れるのがあったものの、そのまま木から抜けてしまうのもあり。

弱いといわれているコーススレッドが、あくまで横方向のしかも瞬間的力に対してだけの事であり、言われてるほど弱くは無いことは間違いなことを確信しています。

故に地震の揺れのような緩やかなものには十分に耐えうるでしょう。

だからといって、これだけで家を造るなんていうのは自殺行為でもあり、やはり抗せん断力に優れた釘との併用こそが肝心なのだと思います。  叩く騒音がやかましいですが・・・・

ちなみに、足場はレンタルというのがありますが、外壁工事などでなんだかんだと一月借りれば

とんでもない金額となり、僕の場合は1万5千円分の2x4材とこのコーススレッドで足場を組んで

作業をしました。 筋交いを多めに入れれば安定します。

もちろん、この時の2x4材は綺麗に洗いなおして乾燥させ、その後内部造作で必要な部分に再生?使用されています。

とにかく無駄をなくす、ゴミをなくす。 これが重要であると僕は思っています。  えへへ

 

非常に単純な足場が、手前に見えます。  泥だらけですね(笑)

 

 

 


フロントガラス

2012年03月06日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

割れました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この間の雪の翌日の事です。

 

普段どおりに車に載って通勤。   フンフンフン

このときは全く問題なかった。

屋根の上には、まだ落ちきれない雪が載っていたのですが、平気だんべ、と仕事へ。

さて、帰ろうかと車に乗ると、 「オーマイ○ー!」っとぶっ飛んだ。

ガラスの右上と、運転席真ん前にでかい亀裂が入っている 

 

「なんで~?」 と力が抜けるが、同時に修理費の恐怖が襲ってきた。

さっそく自宅に帰ると、何箇所かに見積もりを依頼。

しかし、「カナダの車はね~」と二箇所からNG、もう一つは16万とかなんとか・・・・ 再涙

 

さすがに車のガラスだけは自分で交換する知識は無く、物が物ゆえにやる気も起きない。

下手にやって新品ガラスを木っ端微塵では、悲しすぎる。

「どうしょう・・・・・・」 と思っていたところ、近くに自動車ガラスのチェーン店があるのを見つけて、

飛び込みで交換を見積もってもらったところ、国産ガラス使用(アメ車のダッジと同じですから)

で10万以内に収まるとのこと。

 

純正より50%近く安いのにUFカット等、性能は上。

そんでもってあっさりお願いしました。

ただ、工場に車が入らなくて、屋外で天気のよい時に出向いてやるとのことで、連日の雨がきれる明日には、真新しいガラスとなりそうです。

 

 


断熱工事における、防湿シート留めは 密着テープ? それともシリコン?

2012年03月05日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

2x4工法の良い点はその断熱性にあります。

スタッド等(構造用合板と一体になってパネルとして躯体を支える柱見たいな物)により、一つ一つが

閉じられた箱構造となって、そこに分厚い断熱材を入れ、壁全面を保温材で覆う形になります。

在来軸組み工法だとこうした概念が無く、常に空気がツーカーで、まあ高温多湿のこの国の気候に適合しているわけですが、

ただ、これだと構造的にどんなに断熱をしたところでエアが常時流れているわけで、暖かいはずがない。

この違いは、クーラーボックスを考えてもらえればすぐに解る事で、断熱材をきっちり挟んで内側と外側をプラスチック容器で密封するからこそ長時間の保温が出来るわけで、これを外側容器を取り外して、全てむき出しで風を当てれば保温効果は落ちる。

断熱材がファイバーなら風は通り抜けるし、スチロールなら内容器との隙間に流れ込んだエアがやはり容器に当たって熱交換が行われる、これが在来軸組み工法です。

 

なんでこうした工法なのか?というなら、例えば夏にエアコンなどを付けると部屋が冷たくなり、断熱材との隙間に結露が始まる。

冬は断熱効果が低いために壁面温度が極端に下がって、今度は室内側が結露する(やがてボードを通して裏面に湿気が出てきます)。

そうした問題を解決する為で、建物保護とカビ発生等を防止する観点からなのですが、通気量を保つと当然に断熱効果が落ちるジレンマ状態に陥ります。

それゆえ様々な工夫を凝らして断熱性を高めているわけですが・・・・

 

2x4の場合、スタッドで囲まれた空間の一つ一つがボックス構造そのものであ、空気がほとんど動かないところに目一杯断熱材を充填しますので、その暖かさには愕然とするほどの差が生じます。

実際どれくらい違いがあるかというなら、

増築建物に壁が出来て、内部で暖房が焚ける状態になった時点で、在来工法の母屋と比較をするテストをしてみたところ。

外気温2度、北風風速8mくらい、曇りの条件下で、

増築したほうは15畳と二階の11畳、合計26畳を暖めるのに、ファンヒータではない旧式(芯が燃える)小型ストーブ一台で十分に暖房が出来てしまった。

それに対して母屋は?というと、8畳のリビングを暖めるのに、14畳対応のファンヒーターでもなかなか温まらずにしばらく全開で運転、その後自動的に火力を落として運転が継続され、しばしばブオーとフル火力になって熱を供給します。

昨年までの経験だと、同条件で8畳を暖める小型のファンヒーター+旧式ストーブの組み合わせが必要となります。

まったく断熱性が違うのですね。

*母屋は今から15年以上前の工法なのも寒い理由となっています。

と、いい事ずくめのように思える2x4ですが、この断熱性と密封性が逆に大きな問題となる事が有ります、在来軸組工法と同じく内部結露の問題です。

夏はともかくとして、特に冬は室内側が結露するのですが、その結露した水分はどこへ行ってしまうのか? というと、再蒸発して空気中に放散されるものと、壁に染み込んでいく二つの流れがあります。

この壁に染み込んでいく水分が大問題を引き起こす。

結露がおきる室内壁は、ビニールクロスが貼られた珪酸カルシウムボードで構成されています、通称 軽カルボードというやつですね。

これは単にカルシュウムを固めただけのもので、表面に黄土色の紙が張られただけのもろい物故、これは水をドンドンと吸い込みますので、結露した水分は当然内側に吸い込まれていく。

それがいったいどこへ行くか? というなら軽カルボード裏面にまで到達して、そこで放散を始めます。

その後ろは密着した断熱材、そしてスタッドと構造用合板で構成された密封ボックス空間ですから、どんどん内部に水分が溜まっていき、しかしながら密封性が高いが故に逃げ場が無い。

構造用合板は、軽カルほどではないもの一応水分を通し、更に外側の”透湿”防水シートを通って水分が外部に放散してきます。

このバランスが取れていれば何ら問題はないですが、構造用合板の放散量より、はるかに多量の水分を軽カルボードは通しますから、感じとしては室内から密封室へ盛んに水を注いでいるようなものです。

一度や二度ならともかく、これが毎日繰り返されれば・・・・・

 

さて寒い冬が過ぎ、暖かい日が来ると、どうなるか?

建物が太陽で温められるとボックス内の水分は大々的に蒸発し始め、内部はとんでもない湿度になります。

これが何をもたらすか?というなら、黒かびと腐朽菌の大繁殖。

日本に2x4住宅が導入され始めた頃はこうした問題がいたるところで発生し、それが大きな問題となりました。

大手の住宅メーカも例外ではなく、防湿シートという概念がこの当時には無かったわけです。

 

現在、この問題をどう解決してるのか?というなら、水を通さない、湿度も通さないシートを施工する方法が取られています。

この、室内側の軽カルから密封室に入る水分を完全にカットしてしまえばよい、という極めて簡単な発想ですが、驚くほどの効果があります。

そこで、どんな物が使われているのかというと、材質はポリプロピレン。

今回の増築では安いペラペラ品ではなく、しっかりとして厚みのある特級品?を使っています。

*どんなものを選ぶかという事が、自分でしっかり確認できるのが自分で施工することにおける最大の利点なのです。

施工は防湿シートを軽カルと密封室の間に挟むだけの簡単なもので、誰でもできる工事?

ただこれも、密封室に断熱材が無い(きっちり入れない)等という様な、いい加減なことをしていると、今度は防湿シート裏面が極端に冷えますから、当然軽カルボードとの間に結露水が蓄積されていきます。

故に、防湿シートは断熱材との完全な連携を取らねば意味が無いのですね。

さて、施工の問題ですが、防湿シートは出来る限り大きなものを施工するのがよい。

そしてシートはスタッドにきちんと密着している必要がある。 まあ、天井から壁からシートですっぽり包るんでしまう感じですかね。

スタッドとの密着は、 密着シートと呼ばれている、いうなればセロテープみたいなものを使いますが、 「だけど~ これって何年持つの????」

粘着するといっても、相手は木材、しかもどう頑張っても接合部の不陸はあるし、凹凸も当然有る。

これをテープでどう密封しろというのだ? スタッド間の横同士はともかく、上と下はそこいら中に隙間が出来ること間違い無しで、なんていい加減なのでしょうかね(笑)

これでは密封などといえる代物ではない。

そこで僕が使ったのはシリコンコーキング材。

安いし、どこにでも売っているし、太陽光当たらないところへの施工なので劣化しないし、といい事だらけで、これを必要に応じてスタッドに塗布し、その上に防湿シートを載せてタッカーで留めていくわけです。

ただ、施工はやりやすいですが、シリコンで手がべたべたになりますね~。

これの良いところは、施工の際にシート貼りが何度でもやり直し出来る事と、施工後に仕上げの軽カルボードを取り付けると、シリコンがボードとスタッドの形状に合わせて柔軟に変形し、隙間をふさぎながら固まってくれること。

固まったシリコンはゴムの様になりますから、あとで何らかの変形が多少有っても柔軟に対応してくれる利点があります。

 

施工中はこんな感じです。

開口部の周りのスタッドは特に念入りにシリコンを施しますが、後は適度に行います。

こんな感じでシリコンを塗布し、

タッカーの腹などで、広げ、その上からさらにタッカー針で固定していく。

防湿シートの重なり幅は最低200mmとなっていますが、僕は300mm、そして必ずスタッドのうえで重ねた上、相互のシートの間にシリコンを塗布して完全一体化させます。

防湿シート貼りはほぼ一日で終わりますので、シリコンが乾かないうちにすぐ軽カルボード貼りを開始。

続けてジョイント部分にパテ処理を施します。

 

 

とこんな感じで工事はすすむわけですが、今回断熱で一番重要な”断熱材”の選定では、かなり悩みました。

工事すると、全身チクチクして のた打ち回るのが日本製ファイバー断熱材で、とんでもなく嫌な工事。

かといってスチレンボードなどにしたら5倍くらいの価格ですから面玉が飛び出すようなお金が出て行く。

そこで目を付けたのが、アメリカのメーカー品。

http://www.specjm.com/files/pdf/bid0007.pdf

この製品、昨年の震災後に断熱材不足になったとき、にどこかの商社が一山当てるつもりで輸入したものみたいなのですが。

人の不幸に漬け込んでやるんですよね~ こういうこと。 

日本の認定受けた断熱材ではない事から、公庫などの検査通らないし、吹っかけた価格で全く売れなかったらしく、それが近くのホームセンターに流れてきた。

取り扱いが全て英語表記なので、大工さんは読めないし嫌がるので、当たり前というか

 

この断熱材、熱抵抗値が 0.026 mmKm/W×10-3 と非常に高性能で、厚さは90mm。

完全施行するとファイバーでは最高レベルの保温性を持つ。

しかしながら値段は同等性能を持つ、日本製の高価高性能品の半分くらいと格安。

 

チクチクが少ないとは説明にあるが、下手に信じて苦しむのが嫌なので、一応使い捨てオーバーオール、手袋マスクにめがね、首にタオルと 完全防備で施工しましたが、

全くチクチクがなくておどろきました。

ただ、作業中に太陽光が部屋に射すとファイバーの繊維が飛んでいるのがきらきら見えますから、

全く防備無しにやるのは考え物です。

 

 そんな感じで防湿シート貼りを、二階天井、二階壁、一階壁と分け、上から下までそれぞれ施工したのですが、横着せずに施工した上に屋根通気工法の効果も有って、最優良住宅並みの省エネルギー性を持たせることが出来ました。

ちなみに一階床の断熱ですが、ここには24mm厚のT&G合板材と根太レス工法を取り入れ、一階室内高を得ると供に、24mm合板そのものを断熱&蓄熱体として生かしています。

さらに合板裏に50mmのスチレン断熱材を密着貼り付けしています。

この密着が結構大変でした。

密着の理由ですが、断熱材が将来やせて下に落ちたり、床の振動などで、隙間が開いてしまうと断熱性が極端に低下し(床合板が断熱&保熱体にならない)、それゆえどうしても完全密着状態を保たねばならないのです。

本当は床暖房を入れたかったのですが、コストがかかりすぎることと、その後のメンテナンスが難しくなる(母屋で経験済み)ので辞めました。

温水パイプ式は設備費用が馬鹿にならない、故障したときにバカ高い修理費を平然と請求されるという欠点があり。

かといって電気式は断線等のトラブル時にまったく何も出来ない。

とにかく単純がベストですから、床は単なる電気カーペットの大きなやつで十分と判断しました。 

 

 

 余談、

2x4の気密性ですが、何故かやたらと、これを気にする人がいます。

「コンセントを開けてみたら風が出て来た」とか何とか言って、異常に神経質になり、躯体に亀裂や、穴でもあいているのではないか?と疑ったり、疑心暗鬼になったり。

まあ、どこまで密封したら満足なのだ?と思うわけですが、ミクロン単位の加工が出来る工業製品とは異なり、家そのものは大工さんが全て手造りします。

故に、人が機械じゃない以上は”100%”、誤差が出てくる。

もし大工さんが完璧な人間だとしても、建築に使われる2x4のランバー材そのものが±1mm単位で平然と誤差が有るのが当たり前。

一番多く使われる2x4サイズだと幅は大体89mm位なのですが、接合させたら片方が88mm片方が90mmなんてことも普通にある。

木は反っているのが当たり前だし、そのために修正し、微妙なものはカンナをかけたりするのですが、反対側は当然にへこんだ状態になっているわけです。

更には電気配線、水道を初めとした設備関係の配管が通るなど、2x4といえども、隙間だらけが普通で、当たり前。

2x4はその構造から密封になりやすいというだけの事で、100%塞がれているのではなく、在来軸組み工法より”密封性がはるかに高い”という、たったそれだけの事でしかありません。

余にも密封性を求め、コンセントの内側にまで対策を施す様な事をしている(させられている)業者もいますが、はたして完全密封がそこまで良い物なのか?は考え物です。

空気は全く動かなくなれば水と同じく腐敗します。

水より腐敗感がないだけの事で、実際には木材そのものが持っている水分や季節により変わる湿度等々、他に様々な建材から出る化学成分やらなにやらが色々と混ざるわけで。

建築時に封じられた空気がその後10年も20年も動かないほうが、そもそもおかしい。

これは室内と室外を防湿シートを境にして別々に切り離して考える必要があり、相互は防湿シートで区切られる別空間であり、室内の空気は窓や換気扇、ドアなどがあって入れ替わる。

シートで水分の行き来を遮断された、密封壁空間は、あちらこちらに断熱を妨げないほどの適度な隙間が存在し、それにより微妙な空気交換が行われていく。

そう考えるべきで、それゆえに内部からの水分進入さえ防いでしまえば、外気と同じ状態が保たれので問題が起きない、そう考える必要があるのですね。

もし密封された壁内空間の湿度が高くなるような事が有った場合、問題にならない範囲で適度に外部へ出て行ってくれる事が肝心で、それが”断熱性を犠牲にしない程度”が持続する事こそが、正解なわけです。

防湿シートは、壁全体が通湿体そのものである事から、馬鹿にならない量の水分が通って行かないように施工されるだけの物で、

壁面の全面積に対してコンセント差込の隙間等という小さな隙間は、全くと言ってどうでも良いこと。

その程度で進入してくる湿気など、隙間により交換されるエアが全て外部に連れて行ってくれます。

 

そんな事より、そうして異常に気密を気にする者の気持ちを逆手にとって、「更に高気密な工事をやっています」と声高々に宣伝した、”不要高額住宅”を買わされたり、莫大な手間賃を取られる事の方が愚かなのではないか・・・

そう僕には思えるわけです。

 


言葉の理解

2012年03月03日 | 研究-教育・育児

今日はひな祭り、 といっても、孫は男の子で関係有りませんね~ (笑)、 

とりあえず二人の娘と家内のためにひな人形なんぞを出したかったのですが、

増築の完成が間に合わず、結局出せませんでした。

 

さて、めでたく6ヶ月に突入した孫ですが、本当に子供の成長というのは早い。

ここに来て言葉の意味をいくつか理解し始めたようで、その理解した言葉による簡単なコミュニケーション等も

出来ようになってきた。   見ていると面白い

 

代表的なのは ”ちょうだい” という言葉と”ネンネ”。

ちょうだいの方を書いてみますが、これは孫が”カミカミおしゃぶり”を持って遊んでいたときに、家内が横に来て「それちょうだい?」と言葉をかけた時に確信?したらしい。

しばらく じ~っと 家内の顔をみると、持っていたカミカミを手渡した。

受け取った家内が、今度はそれを「ありがとう!」と言って差し出すと、ニコニコ顔で腕を出して受け取る孫。

そしてその後で、今度は違う言葉で話しかけてみると(例えば おじいたん 何処?)と言うと、おしゃぶりを渡すのではなくて、頭を動かして僕を探すしぐさ。

そうしていくつか言葉をかけた後、ふたたび「それ、ちょうだい」というと、又カミカミおしゃぶりを手渡してくれる。

何度やっても同じで、こうしていくつかの言葉をすでに理解し始めているのですが、ほかに自分の存在を強くアピールする行動も出始めました。

例えるなら、息子が孫を抱っこしている時等に、誰かが来ると奪うように抱っこしたり、「げんき~!」等と必ず声をかけたり、頭撫でたり、頬をつねったりと必ず誰かが孫に触れていく。

そんなハードな扱いにもめげずに終始ニコニコ顔の孫ですが、このところ、まずはこういった自分を意識(存在を認める)してくれる行動を取ってもらえないと、自分で声を出してアピールする。

例の「あっ!」「あっ!」という呼びかけだけれど、急いでいたりなんかして、こちらがかまえない上に声かけを忘れ、なおかつ「あっ!」という声に反応しないでいると、それまでのニコニコが消えて「突然泣き出す」。

みんな驚いて、「ごめんごめん!」と抱っこし頬ずりしたりするのだけれど、そうすると泣き止んで機嫌の良いときに発する声を出しはじめる。

ったくね~ ・・・・(爆笑) 

 

子供は、家族全ての愛情を独占し、それを糧として知能を発達させていくが、本当にその通りなのだと実感する。

 

ネグレクト、虐待、言葉が分らないだろうと伴侶の悪口を乳児の前で口にして子育てする母親、家庭内でいつも争い合う夫婦の声等々。

これらは全て子供に聞かれており、それがむなしい物で有ればあるほど、自ら知能発達を子供が押さえ込んでしまうのは

、本能を元に成長を研究してきた僕には当たり前の様に分ること。

しかしながら、こうして24時間観察可能な孫を通し、知識の再確認することは、本当に多いのです。

 

番外編

僕は抱っこしていると、解ろうが解るまいが、孫相手に普通に会話をし(それゆえ結構一人でしゃべっていますが)、絵本なんぞも見せながらお話をしますが(解ろうが解るまいが関係なくやります)、目を見て話している時等に膝の上でピョンピョン跳ね回るので結構危ない。

まだお座り出来ないので、一度油断した瞬間に、バランス崩して頭をコタツテーブルにゴッチンコ。

盛んに謝るも大泣きで手に負えなくなったので、いそいそ嫁さんに渡してあやしてもらうが、「母親にはかなわんな~!」と実感する僕でもありました。

 

 

 

 

 

 

 


上品な遊び心を

2012年03月03日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

ほぼ完成となった増築建物ですが、いくつかの遊び心がこの建物には入っています。

 

何日か前に照明の事でその一部を紹介しましたが、今日はその続き。

とくに二階に多いのですが、床が砂浜をイメージしてあると書きましたが、こんな感じですかね。

*両方ともまだ建築途中の写真で、ルーフウインド(天窓)の仕上げも出来ていません(笑)

 

この部屋の大きさですが奥行き約4.2m 幅は3.5m位有ります。

この後、低い方の北側大半は奥行き約90cmの引き違い戸式のクローゼットになりました、実質的奥行きは、2.6m位になるでしょうか・・・・

ただ、天窓下はベッドスペースの関係でクローゼット奥行きが45cm。

 

バッカみたいな収納力になるので、まず物があふれることは有りません。 

建物高さをかなり抑えましたので、当然に片側がかなり低く(クローゼット面で1300mm位)、これでは使い難いだろう?と思われるかと思いますが、立って生活する人はいません。

実際に入ってみると、ルーフウインドと出窓の存在によってさほど窮屈さを感じず、それどころか、不思議な感覚でかえって面白い。 

この遊び心が木の上の家=秘密小屋、そんでもってトムソーヤなのです(笑)

ちなみに斜め天井部分には、2mx3mの特大サイズ ”帆船プリント”、もしくは 古代世界地図を貼り付ける予定でいます。

どうやってそんなでかいのを手に入れられるかですって?  手法は秘密、だははは・・・

 

床の材質は床暖房効果(すでに実証済み)を狙ってますからクッションフロアで、先も書きましたが砂浜のイメージ(娘の強い要望により)も持たせていますから、ホワイトオーク色です。

実はこの色、とくに床に白は難しく、髪の毛が少しでも落ちていたり、埃や汚れがあると、やたらと目に付きます。

娘が自分の部屋をどう使っているか、清掃しているか?をずっと見てきましたので、特に悩むことなくこれにしましたが。

娘は大満足の様です。

 

ちなみに、ドアはリフォームドアというのを、処分価格で安売りしている年末に買い、これはドア高さと幅の調整が可能ですから、横幅を意図的に最大サイズにしてある。

普通のドアより横幅が有って、なんか変な感じ? ですが  遊びですよ遊び・・・  

 

さらに秘密小屋の遊び心を持たせるために設置した天窓ですが、屋根から見るとこんな感じ

窓はヨーロッパ製のもので、もちろん開閉可能。

当たり前ですが、この窓から自由に屋根の上に出たり入ったり(避難ハッチ兼ねています)出来ます。

そうでないと設置しません、トムソーヤですから(笑)

 

ほかに家具等をここから出し入れしたりと、いくらでも使い道があって、大変に便利なものです。

ただ、価格がポンと10万オーバー・・・・   さすがにその効果が本当に分るまで半泣きでした。 

 

最後が、階段。

一階から階段を見ると、ログ風のワイルドな雰囲気。

ところが二階からみると、ずっと深い地下へと降りていくような感じ。

また帆船の階下へ降りる階段のようでもあり、木の上から地面におりる階段にも思える。

*まだ、施工中の写真なので、幅木などを仮固定する、折れ釘の頭があちらこちらに見えます。

そんな感じで全体にアンバランス感を持たせています。

 

壁に横方向に取り付けられた桟が見えますが、これは階段の両側にあり、これで将来、とても面白いことを考えています。

ただ、まだやるかどうかは分らないので、ここで紹介はしません。

 

と、これで娘の部屋は終わりですが、遊び心というのは難しく、やり過ぎれば下品となり、すぐに飽きる。 

たとえるなら壁紙にやたら凝ったものを使ったり、不要な装飾をつけまくるなど、本当に下品になりますから一切そうしたことはやりません。

それがファッション店舗なら問題ないのですが、あくまで自宅である以上は安らぎと上品さを感じなければならないのですね。

ほんのりと香りがする程度のイメージをもたせるだけでOK、後は見る人が連想できれば良いだけだし、部屋を使う物が好きなようにモディファイしていけばよいのです。 

 

さて、一階ですが。

一階はリビングで、皆の共用スペース、海辺のログハウスというイメージ以外は得に意識はしていません。

有るとするなら、薪ストーブを設置する事と、孫が遊べるように大きなブランコを梁に下げるくらいです。

 

薪ストーブの設置工事は、すでにシーズン終了間際なので来年になりますが、こんな感じにしたいなと

思っています。

画像はここから http://www.trust-jk.co.jp/blog/entry/11338.html

 

設計、施工段階で煙突取り付けのための対策尾を壁に施し済みで、炉台だけ造れば(これも重さに耐える様に床を設計施工済み)すぐに運用開始可能です。

外はこんな感じ

なぜ二階西側の窓位置があの位置なのか?というなら、換気以外に、煙突保持&取り付け金具に

窓から身を乗り出して触れるようになっているのです。 

 

この窓は全開可能なのを選んでいますから、すぐ横にあることで煙突取り付けなどのメンテナンスが極めて容易になる。

煙突金具はさびにくいステンレス製で、下の金具はかなり厚さのある物を取り付けています。

二枚の写真共に、シーズン以外は換気扇を取り付けるようになっていて、しかしながら ネジで時で簡単に取り外せるようにもしてあるので、煙突を組む際に不要な作業とストレスが無い様に工夫しています。

 

今年の年末は炉台造りで一汗かくことになりそうです。

 

さて、最後は、ブランコ。

まだ孫が小さいのでだいぶ先の話にはなりますが、むき出しの梁を使ってブランコを 吊り下げる予定でいます。

僕自身、子供の頃に”ブランコが家に中にあったら・・・・・” なんて当時は不可能な夢を思い描いていたのを、今でも覚えています。

そこで、「そんじゃ~造っちまおうか!」 と、これも設計段階ですでに考慮していました。

一階天井の梁はバカみたいに強度があるので、どこでも取り付け可能なうえ、部屋の広さも幅奥行き共に5mは有りますから

天井から下までブランコ下げても、フルに漕いでも何ら支障は無い。  落ちれば別ですが・・・・

 

将来がとても楽しみです。   「え?」 「自分が楽しみなのではないかですって?」    あははははは