雨がびしょびしょ降っている。
Papasan、昨日退院してきてよかったね。退院できるとなったら一日も早く帰りたいものらしく、私たちの都合も聞かず、Nちゃんに迎えを頼んで、帰ってきてしまった。さっそく犬を連れて散歩に出かけた。
和美さんの生徒たちが、「Papasan、帰ってきたの?」「そうだけど」「だって、犬が来ていないもの」 よく気がつくね、そうなんだ。犬たちはPapasanが入院してから毎日のように前の教室の前に行っていた。だからいないのが不思議だったのかも。そういえば、この生徒たち、入院してすぐ、「犬たちが元気がないけどどうかしたの?」と和美さんに聞いたのだそうだ。一緒にいても私なんか忙しいから気がつかなかったけど、こともたちがちゃんと気がついていたようだ。子どもたちの観察眼はさすが。
退院できたとはいえ、嚥下が回復したわけではない。夜から、チューブを通して流動食を流し始めた。思いのほか簡単だった。朝、昼、3回目。もうこれならPapasan一人でも大丈夫だ。