Cogito

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

陶芸の釉薬

2009-03-21 21:03:56 | アート・文化

「陶芸の釉薬ー理論と調製の実際」 

大西政太郎著       理工学社

長らく貸していたこの本が戻ってきた。そこで読み始めると、実におもしろく引き込まれてしまう。この本を買ったのはかれこれ25年ほど前になる。当時としては高価な本だった。それからずいぶんとお世話になったので、布製の表紙も擦り切れて、中の紙も赤茶けて、汚れて、見る影もないが、内容は健在だ。専門書なので、化学記号がふんだんに出てくる。高校時代は化学部に所属していたくらいで未だに化学は好きなので、こういう本をたのしく読むことは出来る。しかも25年前と今とでは経験も違う。経験を踏んだことで理解も深まっている。

熱海の姫の沢で、小坂先生から陶芸の手ほどきを受けた。町民センターに工芸室に窯を設置してもらったので、自分たちで焼成する必要に迫られた。それまでは作品を作って素焼きをしてもらい、釉薬をかけておけば焼きあがっていた。だから焼成をやったことはなかった。それが自分たちで焼かなければならなくなったのである。で、先生が勧めてくれたのが、この本だった。釉薬が中心だが、焼成のやり方も書いてある。当然と言えば当然だが、土選びから、釉薬、焼成まで一貫して説明してある。

25年前は必死になってこの本を読んだ。内容はかなり頭に残っている。焼成も試行錯誤した。窯も今あるような窯ではなく、お土産用の楽焼の窯だったので、時間内に温度が上がらず苦労した。センターで使うには時間の制約がある。いや~、陶芸の会の長い歴史には、思い起こせばいろいろなことがあった。セラミックのお兄さんは「あの窯で焼いていたんだから、もうどんな窯でも焼ける」と励ましてくれた。そうなんだ、窯の中で、どう変化するか予測がつかないから、陶芸はおもしろい。

そうだ、カテゴリーに陶芸も入れよう。色見本を写真に撮っているので、見本も残ることだし、あれをここに載せていこう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早い

2009-03-21 12:15:07 | 日記・エッセイ・コラム

ウチのソメイヨシノも開花した。ほんといつもよりずっと早い。入学する子どもはいないが、入学式まで花はもたいないだろうね。日本人には入学式とサクラはセットだったけど、それがいつしか卒業式とサクラになってしまいそうだね。サクラといえば、ツバメが浮かぶ。ツバメ、帰ってきたかな??

骨折して2週間になるので、レントゲンを撮りに行ったのだが、レントゲンは月、水、金曜日しか撮れないのだそうだ。ひとつずつルールを覚えている。楔状骨を折ったときは、2週間に一度の割でレントゲンを撮っていたから、気にしていたのだが、そんなに几帳面にしなくてもよさそうだ。先生が付けてくれたギブスは取り外し可能だったので、勝手にはずしてしまった。いつもは暇人なのだが、ここ忙しくて、動くことも多かった。だからギブスがない方が動きやすかったのだ。その代わり少しでも固定しようと、骨折した部分にダンボールをあてがい、セルタッチパップを貼って、包帯をしておいた。

「そんなことすると直りが悪いよ」と先生。

「いいよ、いいよ、痛くなければ・・」と素直でない、困った患者。

「ほんとに痛くないの?」と言いながら先生が骨の上を押した。

「痛い!」

「ほらね。固定しておいた方がいいんだけど。いやなら湿布だけでも貼っておいて」

「はい」骨は付くまで、それ以上にはするけどね。

次回は4月初旬でいいそう。

会計が終わって迎えが来るまで外で日光浴をしていた。光はあるが、空気が冷たい。診療所脇には花蘇芳がびっしりとショッキングピンクのつぼみをつけている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする