Cogito

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骨折記2

2008-09-19 23:49:05 | 日記・エッセイ・コラム

骨折から4日目。初の外出だ。といっても診察に行くのだ。11時の予約。

車のある上までどう行ったらいいのか、頭の中でいろいろ考えた。車椅子で階段の下まで行けないだろうか。車椅子の車幅はどのくらいだろうか?

PapasanもPapasanなりに考えたらしい。通路に絨毯を敷き、車椅子を動かす。車椅子は石段の下におき、そこまでは松葉杖で行く。

                                               

10時過ぎ家を出た。玄関で床に座り左足に靴を履いた。松葉杖をついて、石段を降りようとしたが、階段が高い。Papasanに支えてもらって、何とか降りることができた。お天気なら座って降りたほうがラクだろう。教室の前まで松葉杖を使って行った、そこから車椅子に乗って押してもらった。いよいよ難関の階段だ。松葉杖を使って、まず、足を上げて、と教えられたように階段を上ろうとしたが、やはりここも高いので怖い。手すりの低い方につかまり、座っていざるようにして階段を上った。石の表面がざらざらしているので、おかげで両膝が痛くなってしまった。次はひざにマットをあてよう。夜、和美さんにこの話をすると「Mamasanのために赤い絨毯を敷かなきゃ」と言ったので、大笑いした。

                                                              ようやく階段を上がり、上についた。Papasanが車椅子を取りに行っている間、松葉杖をついて待っていたが、ふっとバランスを崩した。こうなるとバランスをとりなおすことは不可能。ひっくり返った。お尻をいやと言うほど、コンクリートの道にぶつけた。痛~い!下からPapasanが固定したものに捉まっていなければだめじゃないか、と怒鳴った。「次からは気をつけるよ」とお尻をさすりながら素直に言った。この打ち身は一日中痛みは取れなかった。車に乗れれば、もう大丈夫。病院には車椅子もあるし、エレベーターもある。

予約票を出すとまずレントゲンを撮りに行かされた。2度目だからこれはわかる。出来上がったレントゲンを持って受付に出して、呼ばれるまで待っていた。11時予約が12時を過ぎた。暇人だから、それはかまわないが。レントゲン検診の結果、問題ないとの処方箋をもらって、会計に行った。会計は知り合いのMっ子ちゃん。先回薬の購入に時間がかかったと言うと、横の相談所でカルテを流してもらえば、待たずに薬局で薬が買えると教えてくれた。そこでいつも目薬を買っている駅前の薬局にしてもらった。 

                                                              昼食に紅茂坊に行った。雨が降り出している見るとここの入り口まで二段だが階段がある。松葉杖でなんとか階段を上った。う~ん、あまり気にしていなかったが、バリアフリーのお店はどこだろう。車までの移動がスムーズにできれば、それこそ「車椅子探検隊」としゃれこんで、街中をチェックしてあるくんだが。行ってくるだけで3回転んだから、まだいやだな。

                                          ノジマで買い物をしたかったが、もう降りるのがいやでそのまま通り過ぎてきた。町民センターへ行き、期日前投票をした。この日を逃したら、もう出て来ないだろう。

                                           雨はかなり降っている。帽子をかぶり、松葉杖を抱えて階段を一段ずつ慎重に下りはじめる。下で車椅子に乗り、何とか自力で進もうとしたが、この道はなかなか進めない。押してもらってなんとか。教室の前でおり、松葉杖を使って一歩一歩家の前まで来た。さぁ、問題の高い石段2段。一人では無理だ。雨が降っていなければ座っていざるんだが、濡れているのでPapasanの力を借りて何とか制覇。家に入るや、床をいざった。ブラウスもジーンズも濡れて気持ちが悪い。

玄関にはなんと注文した車椅子がもう届いていた。到着は20日か21日とメールが来ていたのに、早い早い。梱包を解いてもらうと、サイズは借りている車椅子と同じ。借りていた車椅子はさっそくきれいにして、社協に返してきてもらった。

新しくしたことは、マーボー豆腐とごうやの炒め物だけだけど、料理を作ったこと。

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あれこれ

2008-09-18 15:21:00 | インポート

真鶴道路の名称が載っていた。今までの旧道135号線は県道740号線、そして無料になった真鶴道路(旧道)が135号線になった。そしてまだ有料の新道がブルーライン。旧道の方がブルーラインにふさわしいけど、ブルーラインはトンネルが長いけどね。あれ、旧道は県が買い上げたはずだけど、135号線は国道になったのかな?それとも県道なのかな??確認しなかった。

こんな話を又聞きした。だからちょっと気になるところもあるが、紹介しておこう。話はこうだ。新住民の女性が友人たちをつれて某料理に昼食に行った。食事の内容は一人5000円ぐらいかなと思っていたら、請求書には24万円とありびっくり。一人2万円ぐらいにつく。おかしいではないかと説明を求めると、次に請求は12万円という数字。なお、驚いたと言うことだった。

気になったのは注文の仕方。値段お任せのお昼だったのか、お酒は飲んだのか、昼間からそんなには飲まないだろうが。

それにしても24万円がいきなり半分になるのはおかしい。請求には正確な料理の説明がなければいけない。客はよその人、ぼったくりと思われてもしかたがない。それにしても、観光地じゃあるまいし、こんな商売をしているのだろうか。熱海育ちの私には、熱海でぶったくられたと言う話はよく聞いた。その度になんともかなしい気持ちにさせられたものだ。なぜ自分の住む町を大事にしないのか、熱海は観光地だ、お客がきてくれてこそ、町がなりたつ、と心無い態度に悔しく思っていた。それが観光地でない、もてなしの町を推奨しているここでも、実際にそんなことが行われているのだろうか。私は真鶴を宣伝している。だからこんな業者が本当にいたとしたら、悔しいし悲しい。

単に「高かった」というだけでなく、ぼったくりのような体験をした人がいたら、ぜひ教えてほしい。私とて、大事な真鶴の恥をさらしたくはない。しかし、大事だからこそ、何とか改善して、信用してもらい、ここに来てたのしんでもらいたいのだ。

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骨折記

2008-09-17 17:44:23 | 日記・エッセイ・コラム
骨折2日目。起きだしたころはPapasanはもう犬たちを出かけてしまっていた。ベッドの下においてあった松葉杖を取り、まずはトイレに行った。それから台所へ、朝食の支度をしようと入った。薬を飲む都合もあるので、Papasanが帰ってくるのを待っているわけには行かない。できるだけ自力でしよう、と決めた。 まずは湯を沸かそうと、ヤカンを火にかけた。松葉杖を使っていると、手が使えない。物の移動に困る。しばし考えた。松葉杖をテーブルにかけ、椅子を動かしながら移動した。紅茶のポットをタナから取り、ガステーブルの横に置いた。もう一度椅子を動かして、カップをテーブルに置いた。冷蔵庫から紅茶の缶を出し、ポットの傍においた。スプーンがなかった。また椅子をうごかして、スプーンをとってきた。ポットを温め、ポットの湯を捨て、茶葉をいれ、そこに熱湯を注いだ。そこまではできたがこのポット、紅茶をこぼさないように、どうしたらテーブルまで運べるか。ポットをガステーブル沿いに移動させ、順次椅子を動かして移動し、テーブルに移すことができた。冷蔵庫から、ブルサン、牛乳、パンをひとつづつ持ってきた。これは横にしてもいいので。どうやらいつもの朝食はできた。うんうん、慣れれば、うまくできそうだ。 10時過ぎ、Papasanが社協から車椅子を借りて来てくれた。貸し出しは4日間。必要なら業者からレンタルできる。費用は月、5000円ぐらいということだった。とりあえず、車椅子が役にたちかどうか、借りてきたと言う。昨日練習したので勝手はわかる。移動はこっちの方がらく。少しぐらいの段差なら十分対応できる。これはいい。そこで車椅子を調べると通販で23、700円であった。今後だれかが、必要になることもあるだろう。要らなければ社協に寄付してもいい。そこでさっそく注文した。20~21日には届くと言う。タイミングもいい。 便利だが家の中にはいらないものがおいてある。これを片付けなくては。滑らないようにサンダルを脱いでソックスに毛糸のソックスカバーをつけているので、犬の毛がみんなついてしまう。そこで車椅子に乗ったまま、コードが届く範囲しかできなかったが掃除機をかけた。大丈夫、できる。トイレに車椅子で行った。ところがトイレのドアが閉まっていた。しばらくは、開けたままにしておいてもらおう。コーナーにものが置いてあったので、ドアの前で車椅子を下り、ケンケンしながらドアの前までいった。低い段差がある。この程度なら飛び上がれるだろうと、はねたら転んでしまった。転ぶのはいいが、痛い右足を床にぶつけてしまった。いた~い!挫いたときぐらい痛かった。公共施設のトイレにある手すりは必要なんだ。手を洗うのも台所の蛇口は高くて手が届かない。健常者は頭では分かっていても、実感していないことが如実にわかる。Papasanに洗い桶にぬるま湯を入れておいてと頼んだ。ひとつひとつ、経験するのは勉強になる。痛みさえなくなれば、家事もできるようになるだろう。
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初めての経験

2008-09-16 20:10:24 | 日記・エッセイ・コラム
今日から真鶴町は町長選と補欠選に入る。
                                             
初めて患者として救急車に乗った。そして隣町の厚生年金病院へ運ばれた。

今朝、玄関先で、すべって足を捻挫してしまったのだ。痛い、それより動けない。大声でPapasanを呼ぶと、来てくれたが、私を起すこともできない。やっとの思いで、這うようにして家の中に入った。ジーンズはびしょびしょ。まずはこれを着替えなくては。Papasanは湿布剤を探している。足は見る間に膨れ、色も赤くなってきた。サロンパスを貼った。捻挫だろうが、高齢だからひびや骨折が気になる。やはり医者に行こう。

診療所に電話して、老人二人なので、そこまで行けない。応急手当を聞くと、冷やして、できるだけ早く救急車を呼んで、外科にかかるように、ひびが入っているといけないから、ということだった。そこで着替えをしながら119番に自分で電話した。真鶴の救急車は熱海に行っているので、湯河原の本署から来るので少し待ってくれと言った。

まもなく消防支署の人が様子を見に来てくれ、おんぶしてくれた。そこへ救急車。担架を持ってきてくれたが、上までおんぶされてあがった。こんな重いのを申し訳なかった。ベッドに寝かされ、血圧などを測定、受け入れ先を確認して、後ろのPapasanに連絡してくれた。車が動き出した。
足以外はぴんぴんしているので、隊員さんたちと話をしている。渋滞がひどいとか。真鶴道路が無料になって、真鶴駅前が渋滞するようになった、と言った。カーテンの隙間から外をのぞくと、ほんと、上りがびっしり渋滞している。この渋滞は連休明けも手伝っているのかもしれない。お~い、よその車はお金払って新道を行ってよ~、と中から叫んでいる。新道部分はまだ有料だが、200円になったと聞いている、こんなに渋滞で、高いガソリンを消費してアイドリングし、いらいらするより、200円払っても新道の方がむしろ安上がりなんじゃないか。 生活を直撃する物価高、そんなこと言ってはいられないってところなんだろうなぁ。

厚生年金病院へ着いた。ベッドのまま救急治療室に運ばれた。外来の人たちがこっちを見る。ちょっと恥ずかしい。

看護婦さんが血圧を測ってくれたが、先生はなかなか来ない。救急隊員たちもいっしょに先生を待っている。私個人は耐えられない痛さでもないし、待っていてもかまわないが、先生に引き継ぐのが仕事ですから、と一緒に待っていてくれる隊員たちは気の毒だし、もったいない。

この地区でも受け入れてくれる病院が少なくなった。外科など、ここか、熱海の福祉大学病院か、小田原の市立病院ぐらいになってしまうということだった。マスコミで騒がれている受け入れ先の病院の話、よそ事ではない。なるたけ救急車は呼ばないようにと思っているのだけど。救急隊員の皆さんには心から感謝。

若い先生が診察してくれた。まずはレントゲンを、レントゲン室までは救急隊員が連れて行ってくれた。レントゲンを数枚撮った。そこから病院の看護婦さんと代わった。

レントゲンの結果、骨は折れていた。何とか難しい名前の骨だったが、完治するまで3ケ月はかかると言われ、さすがにショックだった。これから文化祭等、忙しくなる季節なのに。しゃ~ないね。
ギブスをはめられ、リハビリ室で、松葉杖の練習をして、松葉杖を借りて帰ってきた。病院にいる間は車椅子で自分で動けたし、手すりも使いやすくなっているので、さほど不自由ではなかったが、家に着くと練習したとはいえ、階段の高さが違う、しかも石だ、やっとの思いで下までおりた。そこからが長い。使い慣れない松葉杖は息が切れる。しんどいなぁ。 なによりも腹立たしいのは藪蚊の襲撃。両手がふさがっているからたたくわけにもいかない。まさに格好の餌。でも、家まではなんとしてもたどり着かなければ、と痛いのを我慢して足をついた。そのせいか、座ってから痛みがました。

トイレに行くにも一苦労だ。なんとも痛い。つくづく我が家は老人向きの構造にはなっていない。しかもこういうことはこれからも起こりうる。どうしたらいいのだろう。そんなことを考えていた。
ともかく、この痛さをなんとかしよう。そこで痛み止めを飲んで寝てしまった。薬が効いてきたのか、起きると少しは楽になっていた。いや~、どうしたら松葉杖を仲良くできるかな。普段気にしてはいないけど、意外と家の中で動いているものだ。金曜日に医者に行く予約をしたけど、どうしたら上まで行けるか、そんなことを慮っている。

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世界の車窓から

2008-09-16 00:07:03 | 日記・エッセイ・コラム

「世界の車窓から」は今ベラルーシを走っている。たまたま見たときシャガールのふるさと、ヴィツェフツクをたずねていた。シャガールのふるさとは、彼が生まれたころは帝政ロシア、そしてソ連邦、いまはベラルーシなのだ。

そして数日前、ミンスクを通り過ぎたところを見た。あれ、もう少し前だったら、ミンスクが見られたのに、と残念に思った。列車はヤルタまで避暑に出かけるミンスクの家族を写していた。ということはこの列車はゴメリを通って、キエフ(ウクライナ)に行くのだろう。この路線は逆にゴメリからミンスクまで、キエフからゴメリまで乗ったことがある。なつかしい風景が見られるかもしれない。よし明日は心して見てみよう、と待っていた。

列車はゴメリに着いた。ナレイションはゴメリは10万都市だという。駅舎、こん何きれいだったかな?列車もきれいだ。私は二段ベッドが左右にあるコンパートメントに二人で乗った。車窓からはゴメリ近郊の村を訪ねた。その村もチェルノブイリで汚染され、多くの村人は移住して行ったが、数人の老人たちはこの村で暮らしたいと残っていた。

列車はゴメリの駅を出た。明日は車内の様子をレポートするようだ。車内より車窓からの眺めを写してもらいたいな。ホイニキもベリキボールもこの近くにある。みんな元気だろうか。もう一度会いに行きたいが、行けるだろうか??

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