Cogito

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ツバメを見た

2009-03-22 12:04:28 | 日記・エッセイ・コラム

今年初めてツバメの飛ぶのを見た。

旧吉田邸が全焼したとニュースにあった。あ~、もったいない。ここのところ保存指定されている邸宅が狙われているみたいに燃えている。無人でもあるからかも。なんとかできないかな。

                                          雨が降り始めて、さらに風が強い。白木蓮の花びらが風にあおられて、降るように舞って落ちてくる。白い花びらが落ちるさまを、ほろほろと形容したいところだ。昔、「森の小道」という歌に「ほろほろこぼれる白い花を、受けて泣いていた愛らしいあなたよ・・」というのがあった。このほろほろと形容された白い花は何なのだろうと、歌うたびに考えていた。と、あるとき、何かでこのほろほろと形容されている白い花はサクラの花だと説明してあるのを読んだ。え~、サクラ?イメージとしてはしっくりしないな、と勝手に文句を言っていた。枕草子には木の葉がこぼれるさまをほろほろと形容してあった。それもあって、ほろほろという響きにはもう少し、形の大きなものを想像していたんだが。しかしほろほろと散る白木蓮の花びらは、手で受けるには大きすぎるかも、やはりサクラの方がふさわしいかも。

                                           昨日、診療所の待合室で会計を待ちながらテレビを見ていた。高校野球が始まったみたいだ。金光大阪と倉敷工の試合だった。倉敷工はおなじみだが、金光大阪って、金光教の学校かな、確か岡山県に金光町があったような。小学生のときの友だちの親が金光教の信者で、友だちから親に連れられて行ったその町の様子を聞いたことがあった。宗教史をまとめたから、金光教は知っている。

家に帰って、金光大阪をネットで調べてみた。果たして金光教の高校だった。そして宗教年鑑によると、信者数は・・・などといったデータが書いてあった。宗教年鑑なんてあるんだ、と宗教年鑑を引っ張り出すと、文化庁が編纂してぎょうせいから出版されていた。新宗教はともかく新新宗教あたりを調べるには宗教年鑑は役立つかもしれない。毎年買う必要なはないだろうが、どんなものか見てみようと、amazonを探すとあった。一番新しいのは平成19年度版。ついでに末木文美士(すえき ふみひこ)さんの宗教史を二冊買った。昨日注文したのが今日はもう届いた。本屋さんには申し訳ないが、この通販はラクだなぁ。

またまた読みかけの本が机の上にたまっちゃった。机の上は本でいっぱい。アフリカ史は地図を見ながら読んでいるので、地図は広げたまま。そこへ釉薬が返ってきたので、おかげで頭の中が化学になった、と言ってもこの本は簡単には読めない、今度は宗教、移り気もいいところだ。

Papasanの流動食の缶詰を見ると1缶250Kcalと書いてある。1日5缶使っているから、一日のカロリーは1250Kcal。寝ている病人ならこの程度でいいだろうが、平常人には少ない。で、卵黄をミルクで薄めて加えたり、肉と野菜をくたくたに煮て、ミキサーで粉砕し、それをミルクでのばして、追加した。今朝は蜆の味噌汁も食べた。口に含ませて味だけは味わって、ゴクンが出来るのを期待しているのだが。

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陶芸の釉薬

2009-03-21 21:03:56 | アート・文化

「陶芸の釉薬ー理論と調製の実際」 

大西政太郎著       理工学社

長らく貸していたこの本が戻ってきた。そこで読み始めると、実におもしろく引き込まれてしまう。この本を買ったのはかれこれ25年ほど前になる。当時としては高価な本だった。それからずいぶんとお世話になったので、布製の表紙も擦り切れて、中の紙も赤茶けて、汚れて、見る影もないが、内容は健在だ。専門書なので、化学記号がふんだんに出てくる。高校時代は化学部に所属していたくらいで未だに化学は好きなので、こういう本をたのしく読むことは出来る。しかも25年前と今とでは経験も違う。経験を踏んだことで理解も深まっている。

熱海の姫の沢で、小坂先生から陶芸の手ほどきを受けた。町民センターに工芸室に窯を設置してもらったので、自分たちで焼成する必要に迫られた。それまでは作品を作って素焼きをしてもらい、釉薬をかけておけば焼きあがっていた。だから焼成をやったことはなかった。それが自分たちで焼かなければならなくなったのである。で、先生が勧めてくれたのが、この本だった。釉薬が中心だが、焼成のやり方も書いてある。当然と言えば当然だが、土選びから、釉薬、焼成まで一貫して説明してある。

25年前は必死になってこの本を読んだ。内容はかなり頭に残っている。焼成も試行錯誤した。窯も今あるような窯ではなく、お土産用の楽焼の窯だったので、時間内に温度が上がらず苦労した。センターで使うには時間の制約がある。いや~、陶芸の会の長い歴史には、思い起こせばいろいろなことがあった。セラミックのお兄さんは「あの窯で焼いていたんだから、もうどんな窯でも焼ける」と励ましてくれた。そうなんだ、窯の中で、どう変化するか予測がつかないから、陶芸はおもしろい。

そうだ、カテゴリーに陶芸も入れよう。色見本を写真に撮っているので、見本も残ることだし、あれをここに載せていこう。

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早い

2009-03-21 12:15:07 | 日記・エッセイ・コラム

ウチのソメイヨシノも開花した。ほんといつもよりずっと早い。入学する子どもはいないが、入学式まで花はもたいないだろうね。日本人には入学式とサクラはセットだったけど、それがいつしか卒業式とサクラになってしまいそうだね。サクラといえば、ツバメが浮かぶ。ツバメ、帰ってきたかな??

骨折して2週間になるので、レントゲンを撮りに行ったのだが、レントゲンは月、水、金曜日しか撮れないのだそうだ。ひとつずつルールを覚えている。楔状骨を折ったときは、2週間に一度の割でレントゲンを撮っていたから、気にしていたのだが、そんなに几帳面にしなくてもよさそうだ。先生が付けてくれたギブスは取り外し可能だったので、勝手にはずしてしまった。いつもは暇人なのだが、ここ忙しくて、動くことも多かった。だからギブスがない方が動きやすかったのだ。その代わり少しでも固定しようと、骨折した部分にダンボールをあてがい、セルタッチパップを貼って、包帯をしておいた。

「そんなことすると直りが悪いよ」と先生。

「いいよ、いいよ、痛くなければ・・」と素直でない、困った患者。

「ほんとに痛くないの?」と言いながら先生が骨の上を押した。

「痛い!」

「ほらね。固定しておいた方がいいんだけど。いやなら湿布だけでも貼っておいて」

「はい」骨は付くまで、それ以上にはするけどね。

次回は4月初旬でいいそう。

会計が終わって迎えが来るまで外で日光浴をしていた。光はあるが、空気が冷たい。診療所脇には花蘇芳がびっしりとショッキングピンクのつぼみをつけている。

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春分の日

2009-03-20 15:08:44 | 日記・エッセイ・コラム

雨がびしょびしょ降っている。

Papasan、昨日退院してきてよかったね。退院できるとなったら一日も早く帰りたいものらしく、私たちの都合も聞かず、Nちゃんに迎えを頼んで、帰ってきてしまった。さっそく犬を連れて散歩に出かけた。

和美さんの生徒たちが、「Papasan、帰ってきたの?」「そうだけど」「だって、犬が来ていないもの」 よく気がつくね、そうなんだ。犬たちはPapasanが入院してから毎日のように前の教室の前に行っていた。だからいないのが不思議だったのかも。そういえば、この生徒たち、入院してすぐ、「犬たちが元気がないけどどうかしたの?」と和美さんに聞いたのだそうだ。一緒にいても私なんか忙しいから気がつかなかったけど、こともたちがちゃんと気がついていたようだ。子どもたちの観察眼はさすが。

退院できたとはいえ、嚥下が回復したわけではない。夜から、チューブを通して流動食を流し始めた。思いのほか簡単だった。朝、昼、3回目。もうこれならPapasan一人でも大丈夫だ。

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2009-03-16 11:34:49

2009-03-16 11:34:49 | 日記・エッセイ・コラム

朝、外に出て、動物たちの世話をしていると、吐く息は白い。気温が低いんだろうか、3月だというのに。とはいえ、もう春だ。見上げるシロモクレンは満開、この木は私が植えたものだけど、大きくなりすぎて、花は頭上たかく、植木屋さんにすこし切ってもらおうと思いつつ、放ってある。だから花を見るには町民センターの3階の窓に写ったのを見るのが一番きれいだ。杏も昨日は木が濃いピンクに染まっているのをみたが、今日は薄いピンクの花は咲き始めている。この杏も私が植えたもの、「平和」という種類だ。もっとも果実を収穫したことはない。テレビでは盛んにサクラの開花予想をしているが、ウチのソメイヨシノの花芽はどうなのかまだ見に行っていない。

ここのところ、テレビの後は席取り合戦で大にぎわい。というのはテレビの後で卵を産むのはシロだけでなくなってしまったのだ。シロが座っているのを見て、ブチがまねし始めた。さらに最近子離れした母ちゃんが加わって、席取りが始まったのだ。ブチが一番のこともあるが、先に母ちゃんが座ってしまうと、はやくはやくとせかしているのか、まぁうるさい。しかし3羽がかわりばんこに産むので、たまること!

一週間ぶりに病院へ行った。そのとき見ると、ハコベもタンポポも花をつけていた。ソメイヨシノの花芽はまだかたい。

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