なぎのあとさき

日記です。

鵜、バラ、門

2006年10月31日 | 日々のこと
ハナミズキの赤い紅葉がきれい。
郵便局にいくんで、
いつもより早めに河原に出ると、
おしゃれなハンチングのおじさんが、
鵜がいるよ、と教えてくれて、
カモと思ってたら鵜だった。
羽を広げたり、スイスイ進んだり、
潜水したり。
そのせいか、魚たちが
いつもみたいに跳ねてなくて、
ひっそりかくれてるみたい。
カルガモ、白鷺もいっぱい。
カメが顔を出してたり、
殿様バッタが飛んでたり、
河原の道は、しょっちゅう通ってても、
いつも違う新鮮な景色を見れる。

ガーデンアイランドに行くと、
ついに大苗が大量に入って、
バラコーナーが主役に。
見るだけのつもりだったけど、
ラブリープリンセスという、
名前がモンチっぽいミニバラを購入。
帰り道も、いろんな場所で、
秋バラを見る。

10月も終わり。
仕事してたときより、
ずっといい時間を過ごしてる感じ。
自分とダー&猫のためだけの時間。

「門」読了。
これでもか、というくらい徹底的に、
侘しい二人。
侘しさが透明な水のようにたまっていき、
その深い底のほうにいる二人も、
だんだん透明になって消えてしまいそう。
赤く燃えた後の燃えカスの黒、
というよりは、
もう何色に染まることもない透明さ。
この透明さを感じさせる文章が美しく、
気持ちのいいところもあった。
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けんかえれじい

2006年10月31日 | 日々のこと
れんげローズ。
夏の間にためた体力を、
今になってパーッと解放中。

丸子川沿いを通って、
一駅電車に乗って、
砧公園につく頃に喧嘩になった。
といっても、私が折り返しで、
特に意味もなくイライラして、
もういい、一人でいく、帰って。というと、
一人でいたいんだね、わかった。
俺は一緒にいない方がいいんだね。
私はふりかえらずにずんずん歩いて、
開けた草原に出るときには一人になっていた。
ピンクの夕陽が、
色づきはじめた木の葉を染めている。
家族連れが多くて、
子供たちが走り回っている。
すぐに携帯に電話したけれど、
ダーは携帯を持ってきていなかった。
ダーは私が戻ってくると思ってそこにいて、
私はダーがついてくると思って違う場所にいた。
本当にはぐれてしまった。
美術館にいるかもしれないと思って、
ルソー展にいく。
満月のパリの税関の景色は、
夢で見るような、離れて思い描くようなパリなので、
パリの写真よりリアリティを感じる。
チラシにもなってる猿とまん丸みかんの絵は、
猿たちがほのぼのして楽しい。
でも集中して観ることができなくて、
本当にだいなし。
イライラしてた私はブスだったと思う。
もう、夜の公園を一人で歩くことになるような、
ブスな事はするまい。
帰りに、久しぶりにとんかつ茶づけを食べる事も、
新しくできた巨大スーパーに寄ることもできず、
全てがだいなし。
家に帰ると、すぐダーも帰り、
ごめんね、と先に謝ってくれた。
また行こうね。
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