くんくん
一年ぶりのフリージア
モミーは陽射しに当たって、
正体不明に転げまわり、
テーブルから落ちて、
我にかえりざま、
窓の何もないところをキッと睨む。
昼夜問わず、
美しい光を放ちながら、
うろうろしていて、
人のいる部屋を通過するとき、
用がないと人には目もくれず、
そそくさと通り過ぎるのがおかしい。
そのくせ、
思い出したように私にロックオンすると、
私のいるソファやPCまわりにきて、
真ん丸の黒い目で何かうったえてくる。
何か、というのは、
自分でもよく分かってない感じ。
光を放ちながら
うろうろするモンチ
牡丹の花に、くまんバチ。
先週は白藤にいっぱい集まっていた。
白藤を見ながら、
「蜜うまそ~!」といってる女の人がいた。
今年は春がほんの少ししかなくて、
5月には無事に初夏の陽気になった。
冬の寒さは覚悟の上だけど、
4月の例年にない寒さは
どう対処していいかわからないあまり、
つい夏服を眺めては買っていた。
5月になって、
かわいい服たちも着られるし、
物欲も落ち着く。
GW3日目のこと。
ダーと鎌倉デート。
久々の電車なので、
横須賀線で行くことも忘れてた。
電車では、
ダーは私がおもむろに本を読むとエルゴラッソを読み、
私が本を閉じると同時にエルゴラッソをたたむ。
これが思いやりってやつだろうか。
電車でも1時間ちょっとで、
鎌倉の駅についた。
駅前はすごい人。
小町通りもラッシュ状態で、
横道にそれながら歩く。
こすずが行列だったので、
小町通りに戻り、
昼間っから歩きながらの
湘南ビール&ハーブフランク。
「Nちゃんはしょっちゅう
来てるかもしれないけど」
ぜひとも行きたいというので八幡様へ。
毎週でも、毎日来ても全然いい。
ダーも大銀杏の記帳をする。
おみくじもひいていた。
私はひかなくても吉な感じ。
ファイナル牡丹。
色、姿、、花びらの形、匂い。
まさに美の大盤振る舞い。
牡丹園から見る池。
白藤はもう枯れかけ。
南の島のにおい。
先週もいた、
さくらんぼを食べるリスっち。
白藤に代わって、
満開を迎えた藤の花。
お参りをしてから、
浄明寺に寄り、
銭洗弁天の方に歩く。
一服する場所がないので
駐車場のはしでしゃがんでいると、
後から後から一服する人が。
角を曲がるたびに、
美しい景色と出会う5月の鎌倉。
緑きらきらして、
花や草の匂いがして、
鳥の声が聞こえる。
銭洗い弁天までひと巡り。
山藤も満開。
途中の道に、藤の花の生垣があった。
風に揺られると、
ぶどうのような香りが流れてくる。
帰りにこすずに戻ったら、
行列が少なくなっていて、
鎌倉ビールと玉子焼き、
ぶっかけ&わらび餅&豆かん。
ダーは銭洗弁天で洗った一万円で、
さっそくお支払い。
おせんべをお土産に買って帰る。