エントランスお散歩ちう
月曜の病院の後、ビーはしばらくへこんでいて、
耳を伏せがちだった。
6月6日(水)に梅雨入りで一日雨。
夜は寒かった。
鯵の干物を焼いて、
雨だったので食べた後のゴミを
玄関に置いたまま忘れていて、
朝、きれいに袋から干物の骨の入ってた
ビニールだけ取り出されて、
骨がほとんど消えていた。
ビーはとぼけてたけど、
お口の匂いをかいだら魚くさい。
それですっかりビーは調子を取り戻し、
元気になった。
ビーはキバ2本しかないし、
奥歯も抜いてて歯が少ないのに、
干物の骨を食べてとくに不具合もない。
朝方、まだちょっと冷えるからか、
私の肩に乗り、顔にあごをのせている。
腕、肩がちょっと痛くて
7時頃目が覚める。
私が寝返りをうって反対側を向くと、
ビーはわざわざ回り込んで私の顔の前にくる。
かわいすぎる。
火曜の夜に雨が降り出したとき、
殿は久しぶりに少し吐いた。
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梅雨入り翌日の7日(木)は、
輝くばかりのいい天気。
クチナシが咲いた。
読みたい本があってTカフェに行ったけど、
クーラーがきつすぎて途中で出た。
河原は暑くて、人が少なくて
オッサンとカップルだけ。
Eちゃんが仕事をやめて休み中で、
ラインしたらすぐ来た。
休みなのにずっと続いてた鬱々が、
その日やっと晴れた、といってた。
が、資産運用の話とかするんで、
ほぼ聞き流していた。
5時には家に戻り、6時から殿の定期検診。
数値は前回と変わらず。
体重は微増。
「ここまでくると、
ご家庭でのケアのたまもの」と先生。
ホエキを3日に1回に減らす冒険を
してみてもいいかな、と。
様子見ながらすることに。
殿は、診察室でも待合室でも
大人しくしていた。
窓際の席でバッグのフタを開けると、
顔を出して外を見ている。
今回も待ちが長くて1時間半くらいかかった。
ビーの教訓で家を出る前に早めに起こし、
トイレに行ってもらってよかった。
大きいスタンプー1歳半の甘えっこが、
待合室で注目を浴びていた。
オーナーのお姉さんが、
その子が保護される前の繁殖犬だった頃を話してて、
今だにそんなことが行われてるのかこの国は、
という悲惨さだったけど、
(スピンク日記のキューティとほぼ同じ状況)
その子はそんな過去を全く感じさせず、
お姉さん(美人)に甘えたおし、
周りの人に撫でられていた。
殿は帰ってすぐ、元気にご飯を食べた。
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8時半に渋谷へ。
もうすぐ遠くに引越すHと会った。
お蕎麦とビール、
その後、本屋をのぞいてから、
Y公園までぶらぶら。
遊歩道でクチナシが匂っていた。
「君の名は」は体だけ入れ替わるけど、
体の方に記憶の属性がついていたら、
入れ替わったことに気づかない、
とか、アボカドのこととか、音楽、絵、
引越し先の土地とか、友達とか、
Hとは、話がつきない。
公園の池周りは暗くて静か。
遠くで、街灯に浮かぶ木の幹が不思議な形だった。
引っ越してもすぐ会えそう。