やるときはやるんだー、おれって!
台風8号一過
ご飯は全部食べていいンチも出て体重は1.75、順調に回復ちう
この3日が勝負どころといわれたその勝負には勝ち
家にくること確定、また新しい猫がくる、こんなに気持ちが高揚することはない
少し、目つきの険が消えたかな
首もとにお手当てしたり、頭や顔を撫でるのは全然いやがらず、手を離すとキリッとした目でじーっと見てくる
すごくりりしい
けがの見えない角度で撮ってはいるけど、こうして見ると満身創痍の子には見えない
私より先に、庭にいる猫を見つけたTも、怪我してると思ってなかった
私も初見で、痩せてるけど、まさか傷だらけで骨までとは思わなかった
あの状態であの暑い日々、なんかもういいやー、となりそうなものだが強い子だ
全身にどれほどの痛みがあったのかと思うと胸がぎゅうううとなる
足も自由に動かないのに、モンちゃんの声をたよりに、なっちゃんはどこからかうちの庭まで来た
そんな子に助けを求められるというのは、わたしも生きてて良かった、人間で良かった
小皿に入れたちゅーるを差し出すとあっとゆうまにペロッと食べた
ちょっと残ったのを指先に乗せると、きれいになめた
舌は小さくてやっぱり子猫
勝負の3日がぶじに経過したので、もうたががはずれ、いとしい、かわいい、会いたい
会えない時間もなっちゃんのことばかり考えていて、これは恋、、
急なことだし全部夢だったりして、、いや左手の指の噛まれたとこが、まだ少し痛い
家に来る日が待ち遠しい
2日目の写真
まだ少し、私のこともはじめは警戒してた
でもすごい目力で見てくる
怖がりのマオちゃんははじめのころ、目を合わせようとしなかったが、なっちゃんは肝が座った感じ
いわゆる子猫のきゃわーーな顔はしてない、過酷な道程を生き抜いてきた顔、見れば見るほどほれる
かっこいいが先に立つ猫、殿のように
コロナで人間の病院の面会は禁止になってる中、毎日面会させてもらってありがたい
しかも日曜は、午前中に一人で行き、午後にもTと行った
Tを見ると体を起こそうとして、うーと小さくうなったけど、私がナッちゃん、だいじょぶよーと声をかけたら私を見て緊張をほどいた(ようにしか見えなかった)
Tが撫でるのもいやがらなかった
生きたい気力というものが、自然の中でこそ沸いてくるものだとしたら、病院のケージってどうなんだろ、、と思ってたけど、ケージは広々してふかふか、しみひとつないシートの上に猫用のフリース毛布(午前と午後で入れ換えてた)、空調は最適、個室なので静か、優しくて若い女の子たちによる上げ膳据え膳、、
熱帯雨林の野宿生活から急に快適ホテル生活になって、いやなわけないと思えてきた
むりに家に連れ帰ることもない、てか家も知らない場所だし
ラグジュアリーな入院生活と難しめの外科的手術までついて保険なし、ふつうなら費用に怯えるとこだけど、今回は保護猫で、私が自分で飼うのであれば、費用はできるかぎり抑えてくれると先に概算を聞いてるのでそこの心配もない
プールされてる猫貯金もあるのでどんとこい
入院4日め
1.8キロ
元気が出て来て、前半身起こして毛繕いをしたり、にゃー!とはじめて声もきいた
声もなかなかの渋め
ずっとリンゲル点滴してるのは、体じゅうの打撲で起きた炎症を治すために出てる老廃物を洗い流す、水分が大事
指ちゅーるをしたら指ごといきそうだったので、ふつうにあげたらすごい食い付き!食べた後はちゃんと自分で顔も洗った
元気が出たので私の手を噛んだりもした、針みたいに細くて痛い、手をひっこめたら私に向かって前足を伸ばすので、手を近づけると前足で私の手を頭の下に寄せて、あごをのせた
かわいんですけどー
院長の夏休みが開けるころには数値も安定しそうで、手術は最速で金曜日、変な形にくっつきかけてる骨を外して繋ぐとそこからまた痛みも出るそうで、まだこれで安心には早いけど、日に日に元気になる子猫の姿には歓びがあふれている
おきらくガール、まさかのお姉ちゃんに?!
マオちゃんは、怖がりのくせにオラついて、人に向かってにゃー!(あちょんで!)にゃー!(ポンポン!)と鳴いて、オラつき疲れるとぱたっと寝る