あたちマオちゃん、1さい
もうしゅぐ2さいににゃるにょ
金曜日、入院から1週間
血液検査の結果は上々、肝臓もよくなり血小板も標準値、手術も可能になった
覗くと立っていた
おもむろにむしゃこい
ごちそーさまのペロッ
この後ちゅーるもぺろり
この一週間、日に日に元気になってくなっちゃんを感動しながら見ていて心配もなくなっていたのだが、そう簡単にはいかないことがわかってきた
一部うみが止まっていないのは体内で感染症が起きている、骨折は単純骨折ではなく開放骨折の可能性が出てきた
骨が短時間でも体の外に出ると感染症が起こる
開放骨折の治療は単純骨折とは全然違っていてプレートでの固定はできず大がかりな器具をとりつける、格段に大変な手術になるなどなど
後でネットで開放骨折について調べてガクブルする下僕だったが、この日もなっちゃんは初めて私の前でカリカリむしゃこいするなど元気な姿を見せてくれたし、看護師さんも、すりすりするようになって可愛いですーと、いい方向に向かってるようにしか見えない
そして土曜日、お昼の手術前、午前中に面会
朝ご飯抜きだったけど、撫でるとご機嫌そう
顔の険しさもほとんど消えて、一週間で見違えた
ころんころん動いていて子猫らしさもどんどん出てきた
今回は感染症に対する処置が最優先で、骨折の手術はしないであろうという話
感染症が起きてる状態で骨折を矯正する器具を入れるとそこに感染症が起きるのでできないと
近所のお寺と神社に行ってお祈り
殿たちみんなにもお祈り
14時半くらいに、ぶじに終わったと電話
夕方詳しい話を聞きに行った
やはり大腿骨の一部にうみがかなりたまってて腫れもあって骨髄炎が起きている
外傷からのうみが骨にまわったのか、開放骨折だったのかはわからない
ここの治癒には時間がかかる
骨折の手術はその後になるが、手術はしないで3本の足で生きていく選択もある
骨の感染症は最悪の場合は切断になるが、なるべく残してあげたい
今は問題の部分にドレーンを通して体外にうみを排出するように処置してある
あとは患部の細菌を外注検査に出していて最適な抗生物質を見つけていく(年齢的に限られてはいるが)、この子の栄養状態が何より大事、長期戦になります、と
ただ、もう少し入院して経過観察した後、自宅療養にしてもNさんなら大丈夫でしょう、と
ええ、ええ、なんでもやります!
なっちゃんはすごく元気で麻酔から覚めたらにゃーにゃー鳴いてご飯いっぱい食べました、とのこと
ネット見ると人間の開放骨折の治療は6時間以内がゴールデンタイムと書いてある
骨折後一週間も外にいて、生きてるだけでも奇跡だ
強くてたくましい、がんばりやさんのど根性にゃんこ、なっちゃんなら治ると信じてる
術後の面会
下半身だいぶ毛を剃られ、傷も処置跡も生々しいのだが、3本の足で立ってにゃーにゃー鳴いている
さすがに全麻で疲れたのか、目をしぱしぱさせてたけど
おれはいきる!
3本でもへいきにゃ!といってるようで、なっちゃんのすごさには感動しっぱなし、ほれる、もうほれてるけど
1週間で完全にトリコになった下僕
へビーな話ではあったけど、なっちゃんに会うと大丈夫って思えてかわいくて気持ちがふさぐようなことがない
手術前はご飯食べられなかったけど
顔見たら私もお腹がへる
まってるからにゃー!