なぎのあとさき

日記です。

猫匠

2009年08月11日 | 猫トーク



いっとくけど、
冷蔵庫の上はビーのお気に入りなのに。
あの子、すぐ真似するの。



ふあ~。
何見てんのよ。

ダ:ほんとモンチって金魚のフンだよね~
私:こんな金色(こんじき)のフンがあるとしたらね

ビーが撫でられていい気分のときに、
KYモンチが割り込んでくると、
ビーは小さく「かッ」と、
舌打ちみたいな声を出し、
かるく顔をしかめる。

モンチもよくビーに対し、
挑戦的な目を向けるけど、
ビーはめんどくさいので相手にしない。

そんな二人だけど、
だいたい同じ部屋にいる。

殿ちんは、
ビーがポンポンされてると、
寝てても起きてきて、
おれも!とポンポンされたがる。
自分もポンポンされながら、
ポンポンされてるビーに、
お前ズルイぞ!とちょっかいを出す。
そんな殿、ナノマインド。

殿もビーも、ダーのポンポンが好きで、
ダーが仕事から帰ると、
廊下とか、テーブルの上とか、
狭い場所に寄り集まり、
ダーはえんえんと両手で、
殿とビーをポンポンしている。

ダ:おれって鷹匠ならぬ猫匠?
ま、鷹と違って、何の役にもたたないけどね!

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ポール・オースター「幻影の書」

2009年08月11日 | 読書メモ
オースターの最高傑作!
と何かに書いてあったので、
図書館で借りて読んではみたけど。

読んでいる間、
だから何、という気分がぬぐえなかった。
主人公の特殊な体験、
閉じた世界、箱庭づくり。
オースターは一貫して、
そういう事を書いていて、
リヴァイアサンくらいまでは、
キモ面白く読んでいたけれど、
この本は、響くものは特になかった。
ディティールも劇中劇も、
必然性のないコトが多いわりに、
そう面白いとも思えず…。

最後まで読めたくらいだから、
全然面白くないってことはない。
想像もつかないほどの、
不幸のどん底にいた男が、
最後にはきちんと救われる、
いい話、かもしれない。

といっても、
伝説の監督ヘクターの嫁・フリーダと、
主人公を迎えにきたヒロイン・アルマが、
ただ単にイカレた人たちで、
リアリティが感じられないのだった。
宗教的な意味合いといわれればそれまでだけど、
価値のあるフィルムを焼くなんて、
犯罪の上塗りだし、嫌でしょ、ふつう。
フィルムに価値があるのかも、
そんなに伝わってこなかったのだけど。

私の嗜好が変わっただけなのか。
ほかの人のブログをさらっと見てみると、
みんな大絶賛、大感動の嵐だった。

私としては、
誰の目にも見えている世界と、
どこにでもいる人々のことを、
オリジナルな視点で書いた本が好きだ。
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