■11月19日は湖西線で滋賀県へ!
陸上自衛隊今津駐屯地へ展開を検討中の方へ、北大路機関からのお知らせ!、詳しくは第三師団HP内のhttp://www.3d.mae.jgsdf.go.jp/imaduevent001.htmlに記載されており、第三戦車大隊に配備された96式装輪装甲車(今までも、イラク派遣部隊訓練用に暫定配備されたことはあったが、恒久配備ではなかった、小生も勘違い)が目玉ということ。
今津駐屯地創立54周年記念行事はいよいよ19日である。二個戦車大隊が駐屯する本州最大級の戦車駐屯地は琵琶湖の西岸、滋賀県北部の高島市にある。二個戦車大隊が駐屯するだけに、駐屯地祭会場は文字通り戦車で溢れており、会場に向かう歩道から集結した部隊を真横のアングルで撮影できる為、写真のような戦車多数のものが撮影可能である(望遠レンズの圧縮効果で撮影)。今津駐屯地は第三師団管区内にあり、管区内に中演習場を有しない第十師団の戦車部隊も饗庭野演習場を利用するべく、ここに駐屯している。
■交通アクセス
駐屯地祭において、交通アクセスは重要である。ここはやや山に入ったところにあり、駐車場も完備されているが、若干道が細く、運転には注意を要する。
鉄道を利用する場合はJR西日本の湖西線を利用する。湖西線へは、京都の手前、東海道線山科駅から入るが、乗り換えは京都駅にて行うと利便性が良い。大阪・京都・神戸はJRにて新快速を京都乗り換え、米原・姫路もこの方式で可能であろう。奈良からは近鉄を京都乗換え、ただ、名古屋や岡山からは自家用車か新幹線が必要となる。豊橋・浜松からは始発でも間に合わない為、京都市内か大津市内での一泊が必要となる。
■駐屯地祭行事
今津駐屯地は戦車部隊が中心の駐屯地である。創立53周年記念行事の様子を以下に特集する。
戦車部隊の駐屯地祭においてもっとも迫力がある展示はなんと言っても観閲行進であろう。38㌧の鉄の巨体が轟音を立てて眼前を疾走する様子は、中々他で見ることは出来ない。また、会場周辺が一般見学者用に開放されている為、写真のような直線に戦車が並んだ様子も見ることが出来るが、茂みと立ち木が視界を邪魔する為、ある程度早い時間に撮影位置に行くことが必要であるが、昨年の混み具合としては、伊丹・守山・千僧ほどではなく、豊川・信太山・大津くらいであり、立錐の余地もない、というほどではない。
この他、部隊整列から指揮官巡閲を終えて、観閲行進に移るまでに、会場に整列した戦車がいっせいにエンジンを掛け、移動する様子も迫力があり、ディーゼルエンジンの鼓動と匂がこちらまでただよってくる。写真は観閲行進に向け、戦車が固まっているところで、第三戦者大隊の車輌である。赤い獅子を描いたのが第三戦車大隊、鯱を描いたのが第十戦車大隊の74式戦車である。まさに74式戦車ファンには堪えられない情景だ。
突如、建物の狭間から姿を現す74式戦車!、写真は訓練展示の様子で、ポスターなどをみると式典内容には訓練展示・戦車試乗などが行われるとあり、戦車が中心となった訓練展示は壮観である、が、訓練展示は仮設敵4名に対して戦車6両が攻撃を仕掛け、AH-1Sに榴弾砲まで参加していた。ううむ、最初の偵察部隊の威力偵察で全滅しそうな仮設敵である。突撃の途中、戦車の油気圧サスペンションの様子や超信地旋回などの展示もこのときに行われる。
写真は同じく訓練展示の様子、今年三月に廃止された第三特科連隊第五大隊のFH-70榴弾砲が砲焔を上げている。四門一斉射撃の様子が昨年は展示されたが、今年度は姫路から展示にFH-70が来るのだろうか、興味が持たれる。
以上が、昨年の今津駐屯地祭の様子である。興味をもたれた方は是非展開を検討されては如何だろうか。
HARUNA
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