北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

クリスマスイヴ特集 佐世保基地・長崎・呉基地の夜景2010

2010-12-24 23:44:22 | 北大路機関特別企画

■日常風景の海上イルミネーション

本日はクリスマスイヴということで、夜景の写真を紹介です、といっても先日九州で撮影したものなのですがね。

Img_2237 佐世保基地、日米合同演習を終了して九州沖縄方面から母港に戻る途中の艦艇を撮影、ということが考えていたのですけれども、早々うまくはいかないもの、土曜日に佐世保に到着したのですが日曜日の早朝に三隻が出航してゆきました、当初は日曜日の朝に足を運ぶという計画ではありました。

Img_21731  朝、といっても午前中というくらいの範疇で佐世保に行くことを考えていたのですが、急遽、といいますか宿を予約して何気なくいってみることに。するとホテルの窓から佐世保基地がはっきりと見えるではありませんか、12年ぶりの佐世保基地なのですがとにかく見えた以上はカメラを手にもっと近くから、といっても基地には入ることが出来ないのですけれども、みてみました。

Img_2208  昔立ち寄った定食屋さん、漁師の店っぽいようなそういう昔ながらの定食屋さんをその最中に一生懸命さがしてみたのですが、確かその店の駐車場から沖止めの護衛艦あさぎり、今は練習艦になっていますけれども151の番号がはっきりと見えたのを覚えています、ちょうど真夏の晴れた日でした。

Img_2198  12年前はそののちに佐世保基地を見学しまして、立神桟橋に停泊しているミサイル護衛艦さわかぜ、を見学しました。記憶をたどって探してみた簿ですが、翌日も頑張っては見たものの、見つかりませんでした。再開発地区になってしまったのでしょうか、聞いて回ったりしたのですが、気になる、今度もう一度足を運んでみたいですね。

Img_2249  思えばわずか12年というところなのかもしれませんが、初めて見学した護衛艦は今年春に横須賀で最後の護衛艦隊直轄艦として任務を全うして自衛艦旗を返納、短いようで長いのか、と。当時は144くらま、も遠くに見えたのですが、1998年といえば、はるな、がまだ佐世保を母港としていた頃、しかしみなかったように記憶します。

Img_2242  くらま、佐世保基地にいました、当時から佐世保を母港としている護衛艦というと、あとは、こんごう、と、汎用護衛艦の何隻か、かな。こんごう、も艦齢17年、近代化改修をおこわなければ後7年、というところですか、一部で言われているという大型DDG計画は、イージス艦の後継なのでしょうかね。さて、夜景特集なので翌日の佐世保散策は割愛です。

Img_0492  長崎、そうです長崎で護衛艦こんごう、きりさめ、何隻か入っていたのを12年まえにみました。今回は最新鋭の護衛艦あきづき、この新型艦を昔と同じ場所から眺めよう、ということで足を運びました。場所というのはグラバー園、長崎駅から路面電車で一回乗り換えて、あとはエレベータを使って入園。

Img_2654  クリスマス期間中ということでいつもよりも開園時間が長くなっているのが夜景で長崎、そして護衛艦あきづき、を撮影しようということでは好都合。多くは龍馬伝ブームに乗って足を運んだ、ということなのでしょうけれども一人だけ当方、新型護衛艦を撮影していました。

Img_2692  グラバー園からは造船所を見降ろすように俯瞰風景に入れる事が出来ます。幾人か、なるほど隣は造船所か、と気づいた人はいたのですが当方足を運んだ時間帯は、護衛艦を撮影にきている人はいなかったようで、しかし坂本龍馬が魂をかけた海軍、その最新鋭艦が長崎で建造中ということにはなにか縁を感じますね。

Img_2693  俯瞰風景と行っても距離はかなりあります。ちょうど超望遠レンズがあったのですが、残念ながら三脚の準備はなかったので、依託射撃というか、何かの上にカメラを置いて撮影、というほうしきをとりました。シャッターを押した瞬間のブレは連続撮影で二枚目を本命にしてカバーします。

Img_2718  隣に10000tの護衛艦あしがら、が定期整備で入っていましたので、満載排水量で7000t、といっても少し小さく感じる、あきづき。しかも照明が、あしがら、のほうに集中しているのでどうしても暗いシルエットばかり、いっそ、とISO12800の極超高感度で撮影してみたのですが、画面が荒くなるばかりで。

Img_2720  実は明るい時間帯の撮影も行っているのですが、前日佐世保で夜景を撮ったことを思い出して、という流れ。つまり二回グラバー園に入って撮影しました。それでもなかなか雰囲気は出てますよね。それにしても、かさばっても小型三脚というのは必要なのだ、と毎回の事ですが今回も痛感です。

Img_2989  最後に呉基地です。佐世保基地が米軍ばかりだったので海上自衛隊沖地、ということで九州から京都へ戻る途中、広島で途中下車しました。そして呉線に乗り換えて。快速電車が早いそうなのだけれども残念ながら普通電車、40分ほどかけて呉基地のある呉へ。

Img_3027  護衛艦ひえい、を最後に一枚でも撮影したいというのが本心なのですが、米軍には日本防衛において世話になっているのですけれどもやっぱり独自防衛力には憧れる、それならば海上自衛隊が中心の呉基地をみよう、ということです。米軍の施設は呉にもあるのだけれどもホントに小さいのですよ。

Img_2982  そこで呉基地散策です。潜水艦はかなりの数が出航してしまっていたのですが、ひえい、は戻っていました。日米合同演習に、はるな型のシルエットが集合写真にはいっていたのですが、すでに呉基地に戻っていたようですね。いよいよ来年は最新鋭、護衛艦いせ、に任務を託し除籍されることになります。

Img_2935  ひえい、マック部分のファンネルの形状が一番艦はるな、とずいぶん違うので、はるな、を見慣れれば別の艦だとすぐにわかってしまうのですが、しらね、くらま、よりもその面影を見いだすことが出来ます。古いのかもしれないけれども、航空練習艦とかに種別変更して維持できないのかな、と毎回。

Img_3032  実はこの時間でも露光時間を調整すれば昼間に撮った写真のように仕上げることも出来るのですが、佐世保、長崎と夜景を撮ったのですから呉基地の夜景もほしいではありませんか、ということでこういう写真にしました。これ、夕暮だとけっこう露出値を調整するとできてしまう裏わざです。

Img_3042  串山公園というところから俯瞰風景に護衛艦を写真に収めることが出来るのですが、最初に撮影したのがその場所、そこから、アレイからすこじまへ向かって移動しましたのですが急な階段がありまして、そしてトーチかや通気口といった呉要塞地帯を思い出させる立地を通過してゆきました。

Img_3037  再度そこから夜景を撮影するにはもう一度上ってゆく必要があるのですが、本当に急な階段でして暗い時間帯、しかも雨が降っていましたので断念しました。いや、急な階段というのは慣れているのですが、それにしても高低差があるので転落したらえらい事に、カメラバックも重かったですし、安全第一の選択。

Img_30291  しかし、呉基地の夜景、といえる写真は撮影できましたので満足です。そんな感じでクリスマス特集に艦船の夜景を載せてみました。電灯艦飾ではなく、普通の常夜灯ですが、こういうふうに写る、基地の街では日常の風景なのですが、改めて写真にしてみると、なかなか綺麗です。

HARUNA

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コメント (2)
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