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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

那覇基地航空祭エアーフェスタ2014は明日、那覇展開の思い出話

2014-12-13 09:41:08 | 航空自衛隊 装備名鑑
◆南西方面航空混成団 
 那覇基地航空祭エアーフェスタ2014は明日行われます。期せずして衆院選当日と重なりました。

 先々週の築城基地航空祭と先週の新田原基地航空祭に続く九州沖縄航空祭連続開催月刊ともいうべき冬の航空祭シーズンの最後を飾るのがこの那覇基地エアーフェスタ、築城基地航空祭と新田原基地航空祭の写真とともに傾向と対策を掲載しましたが、那覇基地航空祭について、傾向と対策というよりは思い出話的な話題を、と。

 日本航空旅客機と並び誘導路を往くF-15J,航空祭らしい一齣ですがこの日は前日に発生した他の基地でのF-15部品脱落事故の影響で飛行展示を行う事が出来ず、現在であれば警戒航空隊飛行隊が展開していますので飛行展示ていしとはならないのでしょうが、F-15以外はヘリコプターと若干のT-4練習機、という配置でしたのでほぼ飛行展示がありませんでした。

 ヘリコプターの展示とブルーインパルスの飛行展示、那覇でのブルーインパルスは貴重とのことでしたがブルーインパルスは前週に新田原基地航空にて撮影していましたので、そこまでは、とも。その上での感想ですが、那覇基地は過密空港、沖縄の空の玄関ということで多くの旅客機、国内線国際線問わず飛来しますので、飛行展示を行いにくい印象をもっています。同じく千歳基地も過密空港と言いますか、発着数は多いのですが滑走路を分けているのでそこまで顕著ではありません。

 一方、羽田空港や伊丹空港に関空と中空から一本、頑張れば日帰り可能、という立地ではありますが、流石に曹長に電車を乗り継いで京阪神中京首都圏から、というわけにはいかないため、来場者が非常に少なく、落ち着いてみる事が出来た、という印象です。ただ、これは2011年の那覇基地航空祭展開の際の印象ですので、その後数年、更にその年はF-15飛行展示が行われない年でしたので、今年もその限りではありませんが、ね。

 他方、今年、小松航空祭の最中AAM-3を搭載したF-15が緊急発進、対領空侵犯措置任務発動がありました。2012年にMV-22撮影へ沖縄へ展開したさい、帰路の旅客機を待つ那覇空港待合室にて中国機による初の領空侵犯事案が沖縄県にて発生したことをニュースで知りました、その後緊急発進の那覇集中が顕著化し続け、航空祭の最中、緊急発進が行われる可能性は充分あるのかな、と昨今は思うところです。

北大路機関:はるな
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