◆P-1哨戒機、ハープーン試験
海上自衛隊によれば、昨日4日からP-1哨戒機の派米試験を開始した、とのこと。
現在海上自衛隊ではP-3C哨戒機の後継機としてP-1哨戒機を実運用に向け試験中ですが、P-1哨戒機はその長大な洋上哨戒機能を以て対潜哨戒任務や対水上哨戒任務に当たりますが、空対艦ミサイルを搭載することで洋上哨戒に際しての非常に高い対艦攻撃能力を持ちます。
派米試験はアメリカハワイ州において周辺海域を利用し、長大な射程を有するため日本周辺海域では試験が難しいハープーン空対艦ミサイルを投射する試験を行い、派遣部隊指揮官として厚木航空基地第51航空隊企画審査隊長杉本和隆2佐があたり、P-1哨戒機2機と人員60名が派遣されるとのこと。
派米試験の日程などについては、P-1哨戒機は4日に厚木航空基地を出発しハワイ州カネオヘ基地へ展開、9日にハープーンミサイル発射試験を行い、11日にカネオヘ基地を出国、途中にグアムのアンダーセン空軍基地を経由し13日に厚木航空基地へ戻る行動概要が発表されています。
有事の際にシーレーン防衛などにその能力が期待されていまして、機首レーダーは大口径で遠距離を索敵及び識別が可能、最大8発の空対艦ミサイルを搭載可能で、平時の海洋監視に対し有事の洋上哨戒任務は艦載防空火器の長射程化等により従来の哨戒機では生存性が制限されるため、P-1はより高い高度の飛行能力とレーダーの能力強化により遠距離での監視能力を付与し、この問題に応えました。
P-1哨戒機の戦闘行動半径は、八戸航空基地を基点とした場合は戦闘行動半径にアラスカ州が含まれ、那覇航空基地を基点とした場合は東シナ海や南シナ海全域を含みインドネシアまでもを含む能力があり、環太平洋地域の諸国間共通利益である海洋自由航行の維持に大きく寄与できるでしょう。
北大路機関:はるな
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
海上自衛隊によれば、昨日4日からP-1哨戒機の派米試験を開始した、とのこと。
現在海上自衛隊ではP-3C哨戒機の後継機としてP-1哨戒機を実運用に向け試験中ですが、P-1哨戒機はその長大な洋上哨戒機能を以て対潜哨戒任務や対水上哨戒任務に当たりますが、空対艦ミサイルを搭載することで洋上哨戒に際しての非常に高い対艦攻撃能力を持ちます。
派米試験はアメリカハワイ州において周辺海域を利用し、長大な射程を有するため日本周辺海域では試験が難しいハープーン空対艦ミサイルを投射する試験を行い、派遣部隊指揮官として厚木航空基地第51航空隊企画審査隊長杉本和隆2佐があたり、P-1哨戒機2機と人員60名が派遣されるとのこと。
派米試験の日程などについては、P-1哨戒機は4日に厚木航空基地を出発しハワイ州カネオヘ基地へ展開、9日にハープーンミサイル発射試験を行い、11日にカネオヘ基地を出国、途中にグアムのアンダーセン空軍基地を経由し13日に厚木航空基地へ戻る行動概要が発表されています。
有事の際にシーレーン防衛などにその能力が期待されていまして、機首レーダーは大口径で遠距離を索敵及び識別が可能、最大8発の空対艦ミサイルを搭載可能で、平時の海洋監視に対し有事の洋上哨戒任務は艦載防空火器の長射程化等により従来の哨戒機では生存性が制限されるため、P-1はより高い高度の飛行能力とレーダーの能力強化により遠距離での監視能力を付与し、この問題に応えました。
P-1哨戒機の戦闘行動半径は、八戸航空基地を基点とした場合は戦闘行動半径にアラスカ州が含まれ、那覇航空基地を基点とした場合は東シナ海や南シナ海全域を含みインドネシアまでもを含む能力があり、環太平洋地域の諸国間共通利益である海洋自由航行の維持に大きく寄与できるでしょう。
北大路機関:はるな
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)