■岐阜航空祭2017,晴れのち雨
EOS-7DmarkⅡにて撮影しました岐阜基地航空祭本番の様子を紹介しましょう。
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岐阜基地航空祭2017、日曜日に航空自衛隊岐阜基地にて開催されました。土曜日の特別公開日があいにくの雨天で、飛行展示は大幅縮小、天候偵察と室谷氏による飛行展示のみ、最も注目を集めた実験機X-2一般公開も1130時までと限られ消化不良の印象は否めません。
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日曜日、朝だ夜明けだ、と朝焼けに目を覚ますほどの天候回復、予報では60%の降水確率でしたので、この朝焼けは僥倖といいますか、幸先が良いとの直感の下、満員の名鉄電車に乗り込みます。各務原線は複線、もう少し運行本数が多ければ、と思いつつ三柿野駅へ。
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日本有数の来場者を誇る岐阜基地航空祭ですので、さすがに来場者は開門前の時間と意気込んで展開を試みるものの満員電車に押され積み残しの一員となった当方一行は流石に出遅れ、三柿野駅を川重岐阜工場経由で基地に向かい、少々手荷物検査を経てメイン会場に。
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最前列から撮影を、と当初の曇天のち雨天の予報では逆光の北側メイン会場も関係あるまいと考えていましたが、基地に入りますとまさかの晴天、そしてまさかまさかの満員御礼、といいますかいつも通りに最前列付近5mは航空愛好家がレジャーシート含め満員でした。
X-2実験機は土曜日の特別公開日に撮影を完了していましたが、敢えてもう一度、と試み防衛装備庁格納庫前に進出しますも、既に一時間待看板を持った装備庁職員の方が笑顔で待っておられまして、ああ、いいです、と。最前列は無理でしたが地上展示機撮影完了です。
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南側会場、シャトルバスを利用して折角の晴天なのだからと曇天の気配が追いかけてくる最中を転進しました。南側会場でも相応に人口密度は高まっていましたが、それでも北側メイン会場ほどではない、幸先良く最前列まで若干余裕のある二列目を確保し準備完了だ。
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飛行開発実験団機動飛行、輸送航空団飛行展示、東京からの友人共々撮影位置を確保できましたので、この午前中の航空祭プログラムを撮影しました。何といいますか、今年度の岐阜基地航空祭はもともと航空祭の規模として抑え気味の印象でした、展示回数が少ない。
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岐阜基地航空祭、地上展示航空機は確かにX-2実験機が注目を集めましたが、C-1FTB実験機もC-2輸送機も並んでいません、戦闘機はF-4にF-15とF-2が並んでいますが、外来機はブルーインパルス、そして明野駐屯地からの陸上自衛隊ヘリコプター2機のみ、という。
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悪天候は午前中の飛行開発実験団飛行展示を何とか乗り切りまして特別塗装機の優美な雄姿を撮影することができましたが、ブルーインパルス飛行展示のウォークイン時から曇天が広がり、飛行展示は曲技ではなく水平飛行中心の視程不明瞭を受けた展示となりました。
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実任務増大はそれほど影響しているのだろうか、今年度の岐阜基地航空祭は外来機の規模から航空自衛隊全体での想定した規模を超えた実任務への対応への苦心が垣間見えました。航空祭は重要な広報行事、平時の実戦と位置付けられると意気込みを聞きます、その上で。
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異機種大編隊は3機のみの参加、これは悪天候のため練習機等が視程不良下では集合できないとの天候偵察の結果でしょう、しかし予行を丹念に撮影された方のお話では本年度の異機種大編隊飛行は元々が8機参加との事でした、従来は10機以上が普通、8機は少ない。
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曇天は雨天へと変わり、残念ながら異機種大編隊は大幅縮小となってしまいました。悪天候に見舞われ、消化不良気味ではありましたが、外来機の少なさ、もともとの飛行展示の小さな規模から、我が国防空を蝕む任務増大と航空機不足を垣間見た印象の航空祭でした。
北大路機関:はるな くらま
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EOS-7DmarkⅡにて撮影しました岐阜基地航空祭本番の様子を紹介しましょう。
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岐阜基地航空祭2017、日曜日に航空自衛隊岐阜基地にて開催されました。土曜日の特別公開日があいにくの雨天で、飛行展示は大幅縮小、天候偵察と室谷氏による飛行展示のみ、最も注目を集めた実験機X-2一般公開も1130時までと限られ消化不良の印象は否めません。
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日本有数の来場者を誇る岐阜基地航空祭ですので、さすがに来場者は開門前の時間と意気込んで展開を試みるものの満員電車に押され積み残しの一員となった当方一行は流石に出遅れ、三柿野駅を川重岐阜工場経由で基地に向かい、少々手荷物検査を経てメイン会場に。
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最前列から撮影を、と当初の曇天のち雨天の予報では逆光の北側メイン会場も関係あるまいと考えていましたが、基地に入りますとまさかの晴天、そしてまさかまさかの満員御礼、といいますかいつも通りに最前列付近5mは航空愛好家がレジャーシート含め満員でした。
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X-2実験機は土曜日の特別公開日に撮影を完了していましたが、敢えてもう一度、と試み防衛装備庁格納庫前に進出しますも、既に一時間待看板を持った装備庁職員の方が笑顔で待っておられまして、ああ、いいです、と。最前列は無理でしたが地上展示機撮影完了です。
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南側会場、シャトルバスを利用して折角の晴天なのだからと曇天の気配が追いかけてくる最中を転進しました。南側会場でも相応に人口密度は高まっていましたが、それでも北側メイン会場ほどではない、幸先良く最前列まで若干余裕のある二列目を確保し準備完了だ。
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飛行開発実験団機動飛行、輸送航空団飛行展示、東京からの友人共々撮影位置を確保できましたので、この午前中の航空祭プログラムを撮影しました。何といいますか、今年度の岐阜基地航空祭はもともと航空祭の規模として抑え気味の印象でした、展示回数が少ない。
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岐阜基地航空祭、地上展示航空機は確かにX-2実験機が注目を集めましたが、C-1FTB実験機もC-2輸送機も並んでいません、戦闘機はF-4にF-15とF-2が並んでいますが、外来機はブルーインパルス、そして明野駐屯地からの陸上自衛隊ヘリコプター2機のみ、という。
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悪天候は午前中の飛行開発実験団飛行展示を何とか乗り切りまして特別塗装機の優美な雄姿を撮影することができましたが、ブルーインパルス飛行展示のウォークイン時から曇天が広がり、飛行展示は曲技ではなく水平飛行中心の視程不明瞭を受けた展示となりました。
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実任務増大はそれほど影響しているのだろうか、今年度の岐阜基地航空祭は外来機の規模から航空自衛隊全体での想定した規模を超えた実任務への対応への苦心が垣間見えました。航空祭は重要な広報行事、平時の実戦と位置付けられると意気込みを聞きます、その上で。
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異機種大編隊は3機のみの参加、これは悪天候のため練習機等が視程不良下では集合できないとの天候偵察の結果でしょう、しかし予行を丹念に撮影された方のお話では本年度の異機種大編隊飛行は元々が8機参加との事でした、従来は10機以上が普通、8機は少ない。
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曇天は雨天へと変わり、残念ながら異機種大編隊は大幅縮小となってしまいました。悪天候に見舞われ、消化不良気味ではありましたが、外来機の少なさ、もともとの飛行展示の小さな規模から、我が国防空を蝕む任務増大と航空機不足を垣間見た印象の航空祭でした。
北大路機関:はるな くらま
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