■いずも-横浜大夜景
夜景というものは撮影は寒く器材操作が難しく写真確認も大変なのですけれども、撮れました写真は中々な思い出になるものです。
クリスマスイヴということでイルミネーション写真ではありませんが、国際観艦式フリートウィークの際に撮影しました護衛艦の夜景という情景をお送りしましょう。寒い中で舞鶴基地の夜景撮影という大冒険も少しは考えたのですが、ちょっと猛寒波が凄いのです。
電燈艦飾、護衛艦による電燈艦飾が行われていない場合でも常夜灯だけで美しいものです、それは大都市の夜景が特別なイルミネーションを行わない場合でも100万ドルの夜景とか、最近は電気代高騰と急激円安で100億ドルの夜景とか、こうしたものを醸すのとおなじ。
2022年は海上自衛隊創設70周年という節目の年となりました、よくぞできたものだと感心したのは2022年国際観艦式です。残念ながら一般公開はされなかったのですが、停泊式観艦式しか無理ではないのか、2002年の海上自衛隊50周年国際観艦式を思い出したもの。
横浜港、日本で最初に開港しました、いわば世界への玄関口の一つです。その大桟橋に護衛艦いずも停泊、その昔に護衛艦ひゅうが観艦式フリートウィークに併せての大桟橋接岸が行われたのを反対側の新港埠頭から見ますと、大桟橋越しに護衛艦の艦橋がみえました。
大桟橋越しに護衛艦ひゅうが艦橋が見えますと、これは他の方が撮影された写真を見返してふと気づかされたのですが、大桟橋そのものが一種の航空母艦のように見えたもので、長崎の軍艦島ではないのですが、いつかあの海へ、大きいのが浮かんだなら、と思った。
いずも、いつかあの海へ、なんていうアニメのタイトルのような事を思い浮かべたのは2009年と2012年の観艦式なのですが、意外な事に早くも実現したものだ、というのはヘリコプター搭載護衛艦いずも竣工の際です。ひゅうが一般初公開のこの場所で行われたのだが。
駆逐艦ですよいや空母だ、と、まあ一般公開反対のオジサンに絡まれている方を傍目に友人知人たちと、DDHなのだから駆逐艦だとか、空母型の駆逐艦だとか、そんなことを護衛艦ひゅうが、見上げつつ思っていたものです。しかし、もう少し想像力が必要でしたね。
いずも。これは、もう。友人の一人が護衛艦ひゅうが全長を50mほど大きくした護衛艦いずも目の前に呟いたというか本音が漏れた瞬間です。いや、50mといえば掃海艇1隻、掃海艇と護衛艦が並ぶのは舞鶴基地の北吸岸壁でも時折見ているのですが、されど50mです。
空母か駆逐艦かという前に護衛艦なのですが、海上自衛隊の護衛艦は防衛政策と周辺情勢を反映して整備されるものなのですから、要するにそれだけ周辺情勢が緊迫しているということなのですね。もっとも、現実を直視した装備が間に合った事は僥倖なのでしょうか。
くらま、美しい護衛艦でした。はるな、良い雰囲気の護衛艦でした。そして第一世代型ヘリコプター搭載護衛艦は所謂ところヘリコプター巡洋艦型の護衛艦でしたが、第二世代型ヘリコプター搭載護衛艦は全通飛行甲板型護衛艦、これが必要になった時代の要請という。
あたご、もがみ、横浜港。もっと単純にイージス艦カッコィイ、という悟りの精神で防衛装備品を見る余裕も必要なのかもしれませんが、どういった用途に用いるべく政治が巨額の防衛費を投じているか、ということを考えると、少し厳しい気持ちになってしまうのだ。
抑止力というものを考えれば、軍事的な現状変更の試みに対しての充分な防衛力を整備する事で、相手に耐えがたい代償を強いる事を想定させるという論理はあるのですが、その損耗を度外視して侵攻するという事例を歴史上今年二月を含め知っている故に、重い。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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夜景というものは撮影は寒く器材操作が難しく写真確認も大変なのですけれども、撮れました写真は中々な思い出になるものです。
クリスマスイヴということでイルミネーション写真ではありませんが、国際観艦式フリートウィークの際に撮影しました護衛艦の夜景という情景をお送りしましょう。寒い中で舞鶴基地の夜景撮影という大冒険も少しは考えたのですが、ちょっと猛寒波が凄いのです。
電燈艦飾、護衛艦による電燈艦飾が行われていない場合でも常夜灯だけで美しいものです、それは大都市の夜景が特別なイルミネーションを行わない場合でも100万ドルの夜景とか、最近は電気代高騰と急激円安で100億ドルの夜景とか、こうしたものを醸すのとおなじ。
2022年は海上自衛隊創設70周年という節目の年となりました、よくぞできたものだと感心したのは2022年国際観艦式です。残念ながら一般公開はされなかったのですが、停泊式観艦式しか無理ではないのか、2002年の海上自衛隊50周年国際観艦式を思い出したもの。
横浜港、日本で最初に開港しました、いわば世界への玄関口の一つです。その大桟橋に護衛艦いずも停泊、その昔に護衛艦ひゅうが観艦式フリートウィークに併せての大桟橋接岸が行われたのを反対側の新港埠頭から見ますと、大桟橋越しに護衛艦の艦橋がみえました。
大桟橋越しに護衛艦ひゅうが艦橋が見えますと、これは他の方が撮影された写真を見返してふと気づかされたのですが、大桟橋そのものが一種の航空母艦のように見えたもので、長崎の軍艦島ではないのですが、いつかあの海へ、大きいのが浮かんだなら、と思った。
いずも、いつかあの海へ、なんていうアニメのタイトルのような事を思い浮かべたのは2009年と2012年の観艦式なのですが、意外な事に早くも実現したものだ、というのはヘリコプター搭載護衛艦いずも竣工の際です。ひゅうが一般初公開のこの場所で行われたのだが。
駆逐艦ですよいや空母だ、と、まあ一般公開反対のオジサンに絡まれている方を傍目に友人知人たちと、DDHなのだから駆逐艦だとか、空母型の駆逐艦だとか、そんなことを護衛艦ひゅうが、見上げつつ思っていたものです。しかし、もう少し想像力が必要でしたね。
いずも。これは、もう。友人の一人が護衛艦ひゅうが全長を50mほど大きくした護衛艦いずも目の前に呟いたというか本音が漏れた瞬間です。いや、50mといえば掃海艇1隻、掃海艇と護衛艦が並ぶのは舞鶴基地の北吸岸壁でも時折見ているのですが、されど50mです。
空母か駆逐艦かという前に護衛艦なのですが、海上自衛隊の護衛艦は防衛政策と周辺情勢を反映して整備されるものなのですから、要するにそれだけ周辺情勢が緊迫しているということなのですね。もっとも、現実を直視した装備が間に合った事は僥倖なのでしょうか。
くらま、美しい護衛艦でした。はるな、良い雰囲気の護衛艦でした。そして第一世代型ヘリコプター搭載護衛艦は所謂ところヘリコプター巡洋艦型の護衛艦でしたが、第二世代型ヘリコプター搭載護衛艦は全通飛行甲板型護衛艦、これが必要になった時代の要請という。
あたご、もがみ、横浜港。もっと単純にイージス艦カッコィイ、という悟りの精神で防衛装備品を見る余裕も必要なのかもしれませんが、どういった用途に用いるべく政治が巨額の防衛費を投じているか、ということを考えると、少し厳しい気持ちになってしまうのだ。
抑止力というものを考えれば、軍事的な現状変更の試みに対しての充分な防衛力を整備する事で、相手に耐えがたい代償を強いる事を想定させるという論理はあるのですが、その損耗を度外視して侵攻するという事例を歴史上今年二月を含め知っている故に、重い。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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