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岐阜基地航空祭2019撮影徹底ガイド!令和元年の飛行開発実験団撮影ポイント厳選十二選

2019-11-07 20:05:20 | 北大路機関特別企画
■岐阜航空祭,十二撮影名所案内
 日曜日に迫る岐阜基地航空祭、令和元年の記念すべき航空祭はいよいよです。本日は岐阜基地航空祭を前に十二の撮影位置を紹介し撮影ガイドとしました。

 岐阜基地航空祭、ここは名古屋近郊の岐阜県各務原市に位置していまして日本最古の飛行場です。そして評価試験と技術開発部隊である飛行開発実験団が展開していまして、航空自衛隊の主要な機種が一堂に会する航空祭でもあります。そして周辺には駅が数多い。

 岐阜基地航空祭2019撮影ガイド、令和元年ということもあり改めて基地内と市内の撮影位置を紹介しましょう。基地内には滑走路北側メイン会場、滑走路南側の基地南会場があり、市内には三井山や博物館に産業会館や県警航空隊前と古墳前や航空公園等があります。

 岐阜基地航空祭は撮影位置が数多くありまして、基地は広く、エプロン地区か基地司令部近くか、一つ外に出るかで、どの撮影位置から撮影するかにより撮影の写真仕上がりは全く別次元のものとなります。それでは以下に航空祭の撮影ガイドを掲載してゆきましょう。

 岐阜基地航空祭ですが、一般駐車場はありません。また毎年大規模な交通渋滞と路上駐車が検挙されていまして周辺では問題となっているようでして、鉄道駅が滑走路に沿ってJRと名鉄があり、岐阜市と名古屋市と高山市から路線で一本と便利ですので是非鉄道をご利用ください。

 ATD-X先端技術実証機、北側メイン会場の防衛装備庁格納庫において一般公開の様子です。北側会場は逆光なのですが、しかし航空機格納庫はすべてエプロン地区が置かれる北側会場に並び、岐阜でなければ世界中どこでも見られない機体や装備もあり、一度は行きたい。

 基地を巡る撮影位置は数多ありますが、時間は有限です。そして撮影位置と撮影位置は意外には慣れています。楽しい時間でも、気付けば時間は過ぎ去ってしまうもの。ゆったり見るか、おもいきり良い撮影環境へ躍動するか、家族で巡るか、友人知人と写真を競うか。

 F-4ファントムの列線、ここまでF-4が並ぶのは貴重な情景ですが、これは岐阜基地開庁60周年に併せて飛行開発実験団が保有するF-4ファントム、F-4EJもF-4EJ改も全て並べた際の貴重な情景です。岐阜基地航空祭は毎年主題が素晴らしく、毎年通いたい航空祭だ。

 基地北側会場は飛行開発実験団本部が置かれ、メイン会場と呼ばれています、戦闘機や輸送機に試作機の地上展示や新装備は全てこちら側で行われます。ただ、南の滑走路、その大空の向こうには太陽が在りますので、どうしても陽射し、逆光となってしまうのですね。

 ブルーインパルス飛行展示、北側会場は最も活気ある会場でして、滑走路に並行して国道21号線、そして更に並行して名鉄各務原線とJR高山線沿線が広がりますので、駅から近く、その分の活気が凄いといいますか混雑します。航空祭らしい活況を記録できるという。

 F-4ファントム編隊離陸、北側会場の最前列付近から撮影しました。開門二時間前までに基地近くに進出し開門を待つと同時に素早く最前列に向かいますと確保出来る。厳しい事を言うようですが、岐阜基地航空祭は自衛隊航空祭で五本指に入る活況ですが、迫力も凄い。

 異機種大編隊を北側会場最前列付近から撮影、逆光はどうしてもこうなりますが、大編隊は午後に実施されますので、午前中早い時間程逆光は凄くありません。ただ、やはり逆光には変わらず、どうしても機体の色は黒く空は灰色と仕上がる、メイン会場の宿命ですね。

 KC-767離陸の様子を北側会場格納庫前から。格納庫前というのは最前列への別名各務原岐阜基地マラソン、いや走るのは厳禁というから競歩大会か、そこで最前列のゴールに後れを取った際の次善策ですが、こうした構図で撮影出来ます。航空祭の活況は伝わります。

 逆光、午前中の逆光が凄い、という写真はこうです。なにかUFO写真のように不鮮明になる程に逆光ですが、滑走路の南側に行かない限り、結局はこの構図、真っ黒の度合いに多寡が生じる程度、となります。故に南側会場はじめ写真を撮る人は北側から移動してゆく。

 航空祭南側会場、岐阜基地航空祭の基地内での撮影位置です。青空と共に鮮やかな機体が映える。岐阜基地は飛行開発実験団の基地、即ち新型航空機の試験や新装備開発を行う関係上、試作機塗装や試験塗装を行う鮮やかな機体が多く、これ順光で撮るとこうなります。

 F-15戦闘機と管制塔に、バス。写真にはF-15の前に大量のバスが並ぶ様子が見えますが、北側会場から南側会場までは数十台の路線バスが有料ですが臨時バスを運行しています。時間帯にもよりますが十五分も並べば乗れる。混雑時では徒歩だと50分というところか。

 ブラックファントムと岐阜基地管制塔の構図を南側会場最前列から。南側会場の構図は順光であるとともに管制塔や格納庫を構図に含める事が出来、これが自衛隊基地らしい情景に仕上がるのですね。ただ、年々混雑が激しくなり、最前列確保も簡単ではありません。

 異機種大編隊を南側会場から見上げる。どうでしょう、北側会場で撮影した異機種大編隊の写真と見比べてみてください、と通販番組のような口上で説明したい程に、巡航と逆光を教科書的に違いを見せてくれます。ただ、順光も、曇天ですとこの限りではありません。

 ブルーインパルスを北側会場の後ろ寄りより撮影します。南側会場も最前列確保が年々難しくなると紹介しましたが、飛行展示が始まりますと航空機を撮影するのですから、あまり滑走路が見えるか否かは関係なくなります。青空を背景に美麗優美な飛行展示が一望に。

 南側丘陵地帯からF-4戦闘機の編隊離陸を眺める。脚立を使った構図に見えますが、実は南側会場の一部が少しだけ盛り上がっていまして、こうした構図も撮影出来ます。滑走路と航空機という構図、順光で編隊離陸を撮影、北側会場での離陸写真と比較してください。

 各務原飛行場百周年の特別塗装機、F-4戦闘機のこの機体は現在は用途廃止となり、地上展示に並ぶ一因となりました。機体は真下にメッセージが、というものがありますが、逆光ですとこれも撮影出来ません。南側会場の面白い構図の一つといえるかもしれませんね。

 百周年ファントムとマンション、南側会場にて撮影できる面白い構図のひとつですね。この他に、このマンションの目の前、基地の中ですが誘導路沿いを進む機体を真正面から撮影する、という構図もあります。逆光ですが、比較的混雑が無く家族向けの立地でしょう。

 南側会場は順光でいいよ、とは何度も紹介しましたが忘れている事が一つありました、曇天だとこういう構図になります。雨天だと、飛ばない事もありますが。ただ売店も模擬店もありますので、北側ほどは混雑しない、南には曇天でも利点はあるのですけれども、ね。

 基地の混雑はもう嫌だ、そう思われる場合には思い切って基地の外から撮影する、という選択肢もあります。岐阜基地、周りには寺社仏閣と古墳に市民公園と公共建築物展望室に博物館から撮影出来ます。どこも素晴らしい撮影ができ、散策も航空祭の愉しみなのやも。

 かかみがはら航空宇宙博物館から見上げた異機種大編隊、南側会場から更に奥に所在する日本有数の航空技術博物館なのですが、ここは順光で撮影名所なのです。ただ基地との間に丘陵地がありますので滑走路は全く見えないのですが、手洗いや自販機もあり便利です。

 かかみがはら航空宇宙博物館からF-15戦闘機の機動飛行を見上げる。航空祭は万一を考慮し基本的に飛行展示を滑走路状で行います、するとメイン会場からは機体の底部ばかりみえるのみでなかなか機体上面、背中が見えません。これが見えるのも博物館利点のひとつ。

 三井山山頂からの俯瞰風景、三井山は各務原市の城址公園で安土桃山時代に此処に三井城がありました、近くの国宝犬山城と共に木曽川沿いの要衝で、登山は徒歩十五分ほど、標高も100mありませんが、上りますと眼下に岐阜基地エプロン地区が一望できるのですね。

 三井山山頂から離陸する構図は各務原市市街地と戦闘機、という勇壮な光景を一望できます。ただ、山頂には展望台と屋根はありますが手洗いは麓のみ、其処以外は軽犯罪法違反だ。自販機もありませんし、多少山道となっていますので撮影に際しては準備が必要です。

 矢熊山佛眼院という木曽川近くの山頂寺院から望見した岐阜城と岐阜基地です。美濃新四国霊場25札所の弘法様や日露戦争慰霊碑が見守る小高い山頂の寺院は岐阜基地を一望できます。そして展望所には休憩所のベンチや屋根があり、家族向けの立地といえましょう。

 正門前から見上げたF-2戦闘機二機編隊、離陸の様子を撮影したものです。戦闘機も正門から出てゆくのかと問われますとそうではなく、滑走路の離陸延長線上に在るため。岐阜基地正門は陸上自衛隊岐阜分屯地の前に在り、駅前の門は実は正門では無かったりします。

 正門付近から撮影する場合ですが、離陸を撮影する事となります。これは徐々に高度が高くなってゆくために着陸よりは撮影が難しいのですけれども利点が一つ、離陸していますので脚部が格納されているのですね。着陸よりも躍動感ある構図で撮影できるでしょう。

 岐阜県警航空隊前から撮影した誘導路を進むC-2輸送機とT-4練習機の様子です。岐阜県警航空隊は正門とは正反対、名鉄二十軒駅から徒歩十分の立地にあります。誘導路を進む機体を真正面から撮影できるのですが、金網があり植え込みもあり、多人数は厳しいやも。

 各務原産業文化センター展望室から撮影しました異機種大編隊の様子です。名鉄各務原市役所前駅の目の前に在る公共施設で写真右側の建物が市役所です。展望レストランもあります。ただ展望室という関係上ガラス越しの構図に。他方、名古屋の高層ビル群も見える。

 炉畑遺跡公園、名鉄名電各務原駅とJR各務原駅から徒歩十分の位置にあります遺跡なのですが、此処から撮影しますと桜並木と着陸する航空機を良好に撮影出来ます。流石にこの季節に桜花は無理ですが、桜並木の紅葉と背景に着陸機や編隊飛行を撮影できるでしょう。

 空の森運動公園のF-35戦闘機を。岐阜基地平日撮影の定番は此処、という別名各務原航空公園からの撮影です。航空祭期間は例年駐車場がキャンピングカーで賑わうとの事で、近所から苦情が出た為に駐車場は閉鎖されていると聞きましたが、名鉄二十軒駅で徒歩すぐ。

 かかみがはら航空宇宙博物館、三井城址三井山山頂、岐阜県警航空隊前、矢熊山佛眼院、各務原産業文化センター展望室、炉畑遺跡公園、空の森運動公園。基地周辺の撮影位置となりますと、こうしたところでしょうか。まだ数多くあり、是非、散策してみてください。

 北側メイン会場最前列と後列、南側会場最前列と後列、岐阜基地正門付近。基地の周辺と基地の南北とで十二の撮影位置を紹介してみました。航空祭本番は日曜日、基地で航空機を撮影するのも見上げるだけでも迫力は素晴らしく、散策される際に参考となれば幸いです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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