■しまかぜ展望席
嵯峨野山陰線の乗車率が凄い事になっているという話題をメールとコメント欄でほぼ同時期に頂きまして、成程なあと思いつつ。
しまかぜ。京都への観光客も順調に戻ってきてオーバーツーリズム再来、と言われそうなところですが、しかし特急しまかぜ展望席の乗車率に若干のあきを見ていますと、しまかぜ運行経路を考えれば途中下車は考えにくいもので、未だのびしろ、があるのだろうか。
近鉄特急はビジネス特急と観光特急を分けて運航していますが、この区分の中で観光特急については順調な回復が有るものの、ビジネス特急となにより通勤電車についてはCOVID-19の影響ではなく、テレワークの普及によって回復が鈍化している、という。
テレワーク、名鉄が30年ぶりに値上げする理由の一つがテレワークによる完全な通勤需要回復はありえない、という点でした。結果的にCOVID-19が収束するならばすべて解除すると思っていたのですが、何しろCOVID-19の期間は短い様で実のところ長かった。
2020年から2023年までの間で住居などがテレワーク前提により通勤しにくい場所へ転居した事例も多い様で、鉄道会社の悩みとなっている。個人的には菅内閣と安倍内閣時代の地方創生をもっともやりやすいのは業種ごとにテレワークを促進するという施策のはず。
地方創生を考えれば都市部の給与で地方に暮らす、時折出社を出張の形で都市部に移動できるよう高速鉄道や地方空港を整備する、という施策が理想的ではないか、と思ったのですが、日本の産業構造はテレワークに完全転換できる業種が多そうで実は少なかった。
鉄道運賃の形で反映されるのは、通勤需要がそこまで落ち込んでいるのかな、と考えつつ、しかし寧ろテレワークを可能な限り普及させた方が地方鉄道は人口増の恩恵があるが、しかしすると教育などの地方格差の問題もあるし、と問題の奥深さを痛感させられます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
嵯峨野山陰線の乗車率が凄い事になっているという話題をメールとコメント欄でほぼ同時期に頂きまして、成程なあと思いつつ。
しまかぜ。京都への観光客も順調に戻ってきてオーバーツーリズム再来、と言われそうなところですが、しかし特急しまかぜ展望席の乗車率に若干のあきを見ていますと、しまかぜ運行経路を考えれば途中下車は考えにくいもので、未だのびしろ、があるのだろうか。
近鉄特急はビジネス特急と観光特急を分けて運航していますが、この区分の中で観光特急については順調な回復が有るものの、ビジネス特急となにより通勤電車についてはCOVID-19の影響ではなく、テレワークの普及によって回復が鈍化している、という。
テレワーク、名鉄が30年ぶりに値上げする理由の一つがテレワークによる完全な通勤需要回復はありえない、という点でした。結果的にCOVID-19が収束するならばすべて解除すると思っていたのですが、何しろCOVID-19の期間は短い様で実のところ長かった。
2020年から2023年までの間で住居などがテレワーク前提により通勤しにくい場所へ転居した事例も多い様で、鉄道会社の悩みとなっている。個人的には菅内閣と安倍内閣時代の地方創生をもっともやりやすいのは業種ごとにテレワークを促進するという施策のはず。
地方創生を考えれば都市部の給与で地方に暮らす、時折出社を出張の形で都市部に移動できるよう高速鉄道や地方空港を整備する、という施策が理想的ではないか、と思ったのですが、日本の産業構造はテレワークに完全転換できる業種が多そうで実は少なかった。
鉄道運賃の形で反映されるのは、通勤需要がそこまで落ち込んでいるのかな、と考えつつ、しかし寧ろテレワークを可能な限り普及させた方が地方鉄道は人口増の恩恵があるが、しかしすると教育などの地方格差の問題もあるし、と問題の奥深さを痛感させられます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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