■岐阜基地航空祭2023
快晴か曇天なのかと逆光か順光なのかで写真の印象は大きく変わってしまうものなのですけれども御天気だけは運としか言いようが有りませんね、うん。
F-2戦闘機が次々と離陸してゆきます、が、曇天なのが非常に残念なのですねえ、快晴の青空が有れば非常に映える立地を撮影位置として選んだのですけれども、ちょっと雲量が多いので、太陽が隠れてしまう。異機種大編隊がいよいよ始まるという時故にちょっとね。
KC-767空中給油輸送機の飛行展示、小牧基地の航空機です、タチアンドゴーという滑走路にいったん接地したあとで直ぐに離陸する展示を行う。KC-767空中給油輸送機といえば、導入までの経緯はいろいろ言われていましたが、憲法違反だなんだ、という意味で、ね。
小牧基地からの飛行展示参加、岐阜基地は小牧基地から航空機ならば数分という近距離にありますので、直ぐ、という印象がありますKC-767空中給油輸送機、異機種大編隊が岐阜基地の名物ですが昨今の小牧ではC-130HとKC-767が編隊飛行を行ったりします。
邦人輸送任務、実態は邦人救出任務なのですがKC-767空中給油輸送機はこの任務にかかせられない装備で、KC-767空中給油輸送機そのものの航続距離と輸送力も大きいのですが、何より本土を離陸した輸送機を空中給油で最短時間にて現地へ急行させられる点がつよい。
UH-60J救難ヘリコプターの飛行、こちらも小牧基地の救難教育隊による飛行展示です。順光の撮影地を求めて滑走路南側の会場へ移動したのですが、飛行展示は管制塔もある北側の会場がメイン会場となっていますので、ちょっと遠すぎる飛行展示というかんじ。
救難教育隊、南西方面での任務を想定し海洋迷彩に切替えたのが東日本大震災の頃からですので、すっかり定着した。南西有事、合理性から考えれば起きえないと断言する人もいますが、ロシアウクライナ戦争、ハマス大規模攻撃、軍事合理性からは絶対ありえない。
軍事合理性だけで考えられないのが政治であり、そもそも合理性だけならば、政治システム論はじめ政治学はもう少し単純であったろうし、国際法体系もここまでふく雑にならない。理外の理と文化や価値観が主義主張と政治構造を脚色し、起りえない事が起るのだ。
C-2輸送機の離陸から異機種大編隊がいよいよ始まります。軍事と云いますか安全保障は、合理性だけで考えると失敗します、先日亡くなったヘンリーキッシンジャーが良い例で、均衡さえあれば戦争は起きないと日本に対抗するカウンターバランスへ中国を考えた。
軍事や安全保障は合理性、まさかそんな事を行う訳はないだろうと、例えば1940年の対日経済制裁を御粉た際も、経済制裁を粉えば交渉に出てくるだろうと、逆に圧力のつもりで防備の薄い真珠湾へ主力艦隊を前進させた結果、あの十二月八日を迎えたのもおなじこと。
合理性よりも、そうした能力、有事を引き起す能力、必勝の準備などではなく先ず最初に打撃を加える能力があればこそ合理性から起りえない事は即ち、しかし軍事的にはじゅうぶん起り得る、という認識としなければ、逆に戦争を誘発してしまうという現実もある。
2022年の航空祭は異機種大編隊が午後から予定されていましたが、午後の天気は大荒れと予報が出ていて、天候偵察でもそうした情報が出ていましたので午前中に前倒しで実施して中止を回避したという航空祭を思い出す、あれは雨天前に完了して奇跡のようでした。
異機種大編隊へと離陸した航空機は今後編隊を組みまして、異機種の、色々な機種が入り乱れる展示へ向かう。そう昨年の主役はC-1FTBでしたが今年の主役はC-2輸送機であり、C-1輸送機はもう間もなく完全用途廃止が近づいている、そんな中の航空祭なのです。
北大路機関：はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
快晴か曇天なのかと逆光か順光なのかで写真の印象は大きく変わってしまうものなのですけれども御天気だけは運としか言いようが有りませんね、うん。
F-2戦闘機が次々と離陸してゆきます、が、曇天なのが非常に残念なのですねえ、快晴の青空が有れば非常に映える立地を撮影位置として選んだのですけれども、ちょっと雲量が多いので、太陽が隠れてしまう。異機種大編隊がいよいよ始まるという時故にちょっとね。
KC-767空中給油輸送機の飛行展示、小牧基地の航空機です、タチアンドゴーという滑走路にいったん接地したあとで直ぐに離陸する展示を行う。KC-767空中給油輸送機といえば、導入までの経緯はいろいろ言われていましたが、憲法違反だなんだ、という意味で、ね。
小牧基地からの飛行展示参加、岐阜基地は小牧基地から航空機ならば数分という近距離にありますので、直ぐ、という印象がありますKC-767空中給油輸送機、異機種大編隊が岐阜基地の名物ですが昨今の小牧ではC-130HとKC-767が編隊飛行を行ったりします。
邦人輸送任務、実態は邦人救出任務なのですがKC-767空中給油輸送機はこの任務にかかせられない装備で、KC-767空中給油輸送機そのものの航続距離と輸送力も大きいのですが、何より本土を離陸した輸送機を空中給油で最短時間にて現地へ急行させられる点がつよい。
UH-60J救難ヘリコプターの飛行、こちらも小牧基地の救難教育隊による飛行展示です。順光の撮影地を求めて滑走路南側の会場へ移動したのですが、飛行展示は管制塔もある北側の会場がメイン会場となっていますので、ちょっと遠すぎる飛行展示というかんじ。
救難教育隊、南西方面での任務を想定し海洋迷彩に切替えたのが東日本大震災の頃からですので、すっかり定着した。南西有事、合理性から考えれば起きえないと断言する人もいますが、ロシアウクライナ戦争、ハマス大規模攻撃、軍事合理性からは絶対ありえない。
軍事合理性だけで考えられないのが政治であり、そもそも合理性だけならば、政治システム論はじめ政治学はもう少し単純であったろうし、国際法体系もここまでふく雑にならない。理外の理と文化や価値観が主義主張と政治構造を脚色し、起りえない事が起るのだ。
C-2輸送機の離陸から異機種大編隊がいよいよ始まります。軍事と云いますか安全保障は、合理性だけで考えると失敗します、先日亡くなったヘンリーキッシンジャーが良い例で、均衡さえあれば戦争は起きないと日本に対抗するカウンターバランスへ中国を考えた。
軍事や安全保障は合理性、まさかそんな事を行う訳はないだろうと、例えば1940年の対日経済制裁を御粉た際も、経済制裁を粉えば交渉に出てくるだろうと、逆に圧力のつもりで防備の薄い真珠湾へ主力艦隊を前進させた結果、あの十二月八日を迎えたのもおなじこと。
合理性よりも、そうした能力、有事を引き起す能力、必勝の準備などではなく先ず最初に打撃を加える能力があればこそ合理性から起りえない事は即ち、しかし軍事的にはじゅうぶん起り得る、という認識としなければ、逆に戦争を誘発してしまうという現実もある。
2022年の航空祭は異機種大編隊が午後から予定されていましたが、午後の天気は大荒れと予報が出ていて、天候偵察でもそうした情報が出ていましたので午前中に前倒しで実施して中止を回避したという航空祭を思い出す、あれは雨天前に完了して奇跡のようでした。
異機種大編隊へと離陸した航空機は今後編隊を組みまして、異機種の、色々な機種が入り乱れる展示へ向かう。そう昨年の主役はC-1FTBでしたが今年の主役はC-2輸送機であり、C-1輸送機はもう間もなく完全用途廃止が近づいている、そんな中の航空祭なのです。
北大路機関：はるな くらま ひゅうが いせ
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