北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】カブールC550-CAVOUR日本初寄港(1)観音崎から早朝の浦賀水道を一望(2022-09-05)

2024-09-19 20:00:29 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■C550-CAVOUR
 この夏最大の撮影計画というのはラファールでもスイーツでもなくイタリア海軍の航空母艦でした。

 カブール、見えた、というのは率直な感想でしょうか。ここまでがながかった。京都駅から横須賀駅まで526km、新幹線を使っても三時間以上を要します、ですので、もう入港してしまったのではないか、この撮影位置は正解だったのか、と焦燥感を感じた先の答え合わせの時間だ。

 観音崎、ここは京浜急行の浦賀駅から路線バスの旅、というほど距離は無いにしても空母を撮るぞという決心とくらべますとあまりにゆったりと進んだ路線バスでの浦賀駅からの移動の先に、バス停から更に進んだ先の撮影位置となっていまして、遠かった。

 海上保安庁の東京湾海上交通センターというのがありまして、いやこの観音崎にセンターは置かれているのですが、同時にこの東京湾海上交通センターが浦賀水道を航行します巨大船航行情報を開示しています、ここにイタリアの官船が航行するという。これか、これだ。とおもう。

 東京の友人が、明日カブールとおもわれる巨大船が通ると東京湾海上交通センターの情報開示があったよ、と教えてくれたのは前日の1830時、カブールは八月下旬に横須賀入港、とNHK報道でも情報がありましたので、いつでも横須賀にいく準備はしていた。

 明日入港、この情報、海上自衛隊HPの情報ばかりみていましたわたしには、そうかそっちか、と驚くとともに、15分で準備し、仕事の予定を組み替えて、そこから新幹線に乗る予定ですが、間に合わなければ高速バスを使う計画でした、ここに僥倖がありまして。

 東海道新幹線、豪雨により一時運転見合わせ。これ、見方を変えればこの日のうちに目的地がある方には、間に合わない、となるのかもしれませんが、この日のうちに東京か横浜まで出たい、というわたしには僥倖、終電が伸びることをいみしました。

 準備に十五分、四十秒で支度しな、というわけには、機材の関係もあり難しかったのですけれども、ここまで応急出動のような短時間で、カメラ、充電器、端末、防滴、通信機器、光学機器、一揃い詰め込んで出発できたのは、過去に無いかもしれない。

 横浜で一泊して、始発の、つまり普通電車、浦賀行きの京浜急行に乗ります、特急はまだ運行されていない。途中で脚立を持ち込んでいる方が来て、安針台のあたりで次々と降りてゆきました、フリーの電気工事士が冷房工事、にはみえず、やはり撮影か。

 観音崎で撮る、こう事前に決めて、それは空母クイーンエリザベス撮影の際の成功体験があるとともに、浦賀水道はそれほど広くなく、入港の際に東側航路を航行する際に艦橋手前の艦載機が見える位置関係、ということで撮影位置としたのですけれども不安も。

 観音崎をもう通過しているということは無いよなあ、こう憂慮したのはカブール入港時間の発表は二転三転していて0400時通過というものもあった、今回も急に変わっていまいか、後々考えると心配性だなあ、といわれるかもしれないけれども、この時点では。

 路線バスで観音崎に到着して、一応、灯台のところまで登ってみたり、いや開く前だと降りてみたり、ちょっと右往左往という言葉が似合う感じの撮影位置を探した上で、クイーンエリザベス撮影とほぼほぼ同じ位置に腰を、いや椅子を下ろしたということ。

 カブール、よく撮影できている、といっていい位置は確保できた。逆光気味だけれども曇天なのでそれほどではない、靄は若干感じなくも無いが、それは距離が10km以上先、京都駅から北大路駅を撮っているようなものなのだから靄では無く霞、いい位置です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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ウクライナ情勢-ロシア軍化学剤使用!K-51ガス手榴弾・RG-VOガス手榴弾等催涙弾を使用

2024-09-19 07:00:52 | 国際・政治
■防衛情報-ウクライナ戦争
 日本も化学防護車などの供与に踏み込んでいいのではないか。

 ロシア軍は化学剤を使用している、ISWアメリカ戦争研究所は9月9日付ウクライナ戦況報告においてウクライナ軍支援部隊司令部の9日付報告を引用、ロシア軍がかなりの回数、催涙弾などを使用していると報告しています。ロシアは化学兵器禁止条約に批准していますが、催涙ガスについては化学兵器禁止条約の規制対象ではありません。

 化学剤の使用は、2024年8月に447回、また2023年2月から2024年8月にかけて4035回使用したと、ウクライナ軍支援部隊司令部は発表しています。催涙ガスは、ロシア製のK-51ガス手榴弾とRG-VOガス手榴弾を使用しているもよう。またウクライナ軍によれば、この二種類のほかにも道の化学化合物を使用していると発表しました。

 催涙ガスは装甲車に対しては全く効果がありませんし、主要国の軍隊が装備している防毒マスクにより比較的容易に防護することが可能ですが、防毒マスクを全部隊に配備していない、急速に拡張した軍隊には厳しいものとなります。陣地攻撃や市街地での使用によりいわば、燻り出す目的でもちいられ、当然、健康にも有害な成分を含みます。
■防衛情報-ウクライナ戦争
 ロシア軍はクルスクでの反撃準備を構えつつあるもよう。ただ、機械化装備を充分にもたない実情が反映されているようで無人機云々と安そうに見える装備のツケというものを日本も学ぶべきかもしれない。

 クルスク州においてロシア軍が反撃を試みたものの僅かな前進にとどまった、クルスク戦線の概況についてISWアメリカ戦争研究所は9月12日付ウクライナ戦況報告において全般をこう講評しました。この日までにロシア軍はクルスク州にウクライナ軍が掘削した塹壕陣地全域にわたり反撃を試みたものの、南西地域で僅かに前進したのみとしている。

 ウクライナ軍のクルスク州占領地について、ISWは同じ報告でクルスク州占領地西部ではウクライナ軍自身が陣地を固守しようとはしていない可能性を示唆しています。そしてもう一つ、クルスク戦線ではテトキノ南西部でウクライナ軍が新たに国境を突破したとISWは報告しました。テトキノはクルスク戦線現占領地から南西40kmの地点にあります。

テトキノ方面に進出したウクライナ軍部隊は装甲化された機械化歩兵部隊とのことで、またノヴィプトという、クルスク州のウクライナ塹壕陣地から南西10kmの地点でもウクライナ軍が新たに越境攻撃を成功したとされています、ここはクルスク州グルシコヴォの南西に当たる地点です。攻撃の意図などについて報告書には深く言及はありません。

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