■防衛フォーラム
今回は空軍関連の話題です。
GCAP日英伊共同戦闘機開発とイギリス労働党政権について、イギリスのスターマー首相は11月9日までに開発を継続する方針を示した、こう関係者が明らかにしたことを共同通信などが報じました。保守党政権時代に開始されたGCAPグローバル戦闘機計画は、選挙敗北に伴う政権交代後、その去就が注目されていました。
スターマー首相は、GCAPについて、イギリス全体では防衛戦略の見直しに着手したものの、この継続は日本とイタリアとの外交関係に直結しているものであるとともに、イギリス国内の雇用にも直結している事を総合的に判断し、外交防衛上重要な計画であると認識したかたち。GCAPはジョンソン政権時代に着手された国際共同開発です。
イギリスはユーロファイタータイフーン戦闘機とF-35B戦闘機という比較的高い水準の航空戦力を維持していますが、イギリス空軍は本土から遠く離れた北大西洋上でのシーレーン防空など長距離飛行能力を有する戦闘機を伝統的に必要としており、F-35Bの航続距離には不満が伝えられています、GCAPはそのための重要な選択肢となります。
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韓国版THAADミサイルといわれるL-SAMミサイルの開発が完了しました。これは北朝鮮弾道ミサイル脅威が増大する中、従来は韓国に対しては短距離弾道弾の脅威が主体であり、これに対しては中距離地対空ミサイルにょり迎撃されると考えられていたものの、ロフテッド軌道による高高度からの脅威という状況に対応すべく開発されたもの。
L-SAMは高度40㎞において弾道ミサイルを迎撃するものといい、そのミサイル迎撃技術は韓国とロシアの防衛協力が良好であった時代に、ロシアからのS-300V地対空ミサイルの9M82 迎撃ミサイル技術が応用されたと考えられています。開発には実に10年の時間を要しましたが、韓国国防省は改良型のL-SAMⅡの開発にも着手しています。
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グアムに配備された新レーダーAN/TPY-6について。先日グアムにおいて初のミサイル迎撃実験が実施され想定される中距離弾道弾の迎撃に成功しましたが、レドーム一基のみであることから、通常のイージスアショアミサイル防衛システムと異なり全周にわたる防空能力が付与されたものではなく、中国にのみ向けられている可能性があるという。
AN/TPY-6という名称が、実験成功とともに発表されたものですが、ロッキードマーティン社製TPY-4レーダーのSPY-7仕様のものであると考えられ、これは同社が発表したものとして設置の時点で宇宙空間を想定し大幅に傾斜し角度を合わせているとしています。各装備は6基の40ftコンテナに収められ、レドームとともに配備されていました。
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ドイツ空軍はミーティア空対空ミサイルを増強します。ユーロファイタータイフーン戦闘機を運用するドイツ空軍は、同時にF-35戦闘機の導入計画を進めていますが、同時に既存のユーロファイター戦闘機の戦力維持も課題となっていました。これに対してドイツの連邦予算委員会がミーティアミサイルの増産予算を可決したとしています。
ミーティアミサイルはドイツのMBDA社が開発したもので射程は100km以上、特筆すべきは強力な電子戦環境においても遠距離多目標への正確な誘導と命中能力を持つとしています。またユーロファイターの運用能力を強化するべくストライカーⅡヘッドマウントディスプレイの調達計画も了承されており、ユーロファイターは更なる強化を受ける。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
今回は空軍関連の話題です。
GCAP日英伊共同戦闘機開発とイギリス労働党政権について、イギリスのスターマー首相は11月9日までに開発を継続する方針を示した、こう関係者が明らかにしたことを共同通信などが報じました。保守党政権時代に開始されたGCAPグローバル戦闘機計画は、選挙敗北に伴う政権交代後、その去就が注目されていました。
スターマー首相は、GCAPについて、イギリス全体では防衛戦略の見直しに着手したものの、この継続は日本とイタリアとの外交関係に直結しているものであるとともに、イギリス国内の雇用にも直結している事を総合的に判断し、外交防衛上重要な計画であると認識したかたち。GCAPはジョンソン政権時代に着手された国際共同開発です。
イギリスはユーロファイタータイフーン戦闘機とF-35B戦闘機という比較的高い水準の航空戦力を維持していますが、イギリス空軍は本土から遠く離れた北大西洋上でのシーレーン防空など長距離飛行能力を有する戦闘機を伝統的に必要としており、F-35Bの航続距離には不満が伝えられています、GCAPはそのための重要な選択肢となります。
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韓国版THAADミサイルといわれるL-SAMミサイルの開発が完了しました。これは北朝鮮弾道ミサイル脅威が増大する中、従来は韓国に対しては短距離弾道弾の脅威が主体であり、これに対しては中距離地対空ミサイルにょり迎撃されると考えられていたものの、ロフテッド軌道による高高度からの脅威という状況に対応すべく開発されたもの。
L-SAMは高度40㎞において弾道ミサイルを迎撃するものといい、そのミサイル迎撃技術は韓国とロシアの防衛協力が良好であった時代に、ロシアからのS-300V地対空ミサイルの9M82 迎撃ミサイル技術が応用されたと考えられています。開発には実に10年の時間を要しましたが、韓国国防省は改良型のL-SAMⅡの開発にも着手しています。
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グアムに配備された新レーダーAN/TPY-6について。先日グアムにおいて初のミサイル迎撃実験が実施され想定される中距離弾道弾の迎撃に成功しましたが、レドーム一基のみであることから、通常のイージスアショアミサイル防衛システムと異なり全周にわたる防空能力が付与されたものではなく、中国にのみ向けられている可能性があるという。
AN/TPY-6という名称が、実験成功とともに発表されたものですが、ロッキードマーティン社製TPY-4レーダーのSPY-7仕様のものであると考えられ、これは同社が発表したものとして設置の時点で宇宙空間を想定し大幅に傾斜し角度を合わせているとしています。各装備は6基の40ftコンテナに収められ、レドームとともに配備されていました。
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ドイツ空軍はミーティア空対空ミサイルを増強します。ユーロファイタータイフーン戦闘機を運用するドイツ空軍は、同時にF-35戦闘機の導入計画を進めていますが、同時に既存のユーロファイター戦闘機の戦力維持も課題となっていました。これに対してドイツの連邦予算委員会がミーティアミサイルの増産予算を可決したとしています。
ミーティアミサイルはドイツのMBDA社が開発したもので射程は100km以上、特筆すべきは強力な電子戦環境においても遠距離多目標への正確な誘導と命中能力を持つとしています。またユーロファイターの運用能力を強化するべくストライカーⅡヘッドマウントディスプレイの調達計画も了承されており、ユーロファイターは更なる強化を受ける。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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