言葉に関する興味というのがある。かつて50年くらい前は、外国語、特に西欧語に興味を持つ人が多かったし、実際に私もそうであった。その後時間が流れ、知人が外国人に日本語をお教えする先生になられ驚いたり、東アジアの中国語、広東語、韓国語に興味を持つ方が増え、私も韓ドラ、中ドラ?を見るようになったりした。
さらに、私は「生き甲斐の心理学」を学ぶ中で、臨床心理学的に言えば言語療法を勉強するので、日本語や方言、日本の古語、アイヌ語などにも興味を持つようになった。そんな中でかつては国語嫌いでとおっていた私が、小説を書いたり、万葉集を読んだり大きな様変わりとなる(笑)。
最近は、日本語の「もの」や「こと」に関する本を読んだり、アイヌ語の辞書を調べたり。小説なども速読というより遅読、熟読に励んでいる。縄文小説を書く中で、言霊(ことだま)のような本来的な言葉への感覚がやや研ぎ澄まされたのかもしれない。
ゆっくり良い文章を読んでいると、文章の流れをとおして自分の感情が不思議に流れていくのが分かったりする。それも、楽しい発見である。オノマトペ(擬音語など)のある文章も実に楽しい。
折口信夫氏の「死者の書」に出て来る、した、した、した、こう、こう、こう・・・何とも言えないオノマトペ。それは、先日、三瓶山山麓の縄文の森遺跡?で感じた、畏れにつながる感情なのだろうか。
文章と共に流れてくる感情をうまくとらえると、それは心理学の勉強が深めるかもしれない。逆に感情が流れないときは、こころの状態が悪かったり(プロセススケールが低)する。
言葉をめぐって 1/10
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森 裕行 | |
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