イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

言葉の間を考えてみる (言葉をめぐって 3/10)

2017-08-28 | 第四章「愛とゆるし」

 朝起きて、テレビのニュースを聞いていると、A氏がいつものように美辞麗句を並べ、メトロノームのようなリズムで、声明を宣べていた。メトロノームそのもののような言葉だ。

 私も、文章の校正に、読み上げ機能を使うなど、言葉の間や文章の間をずっと考えていたので、気になったのだろう。

 ところで、間は武道でも大切にされているが、傾聴や心理療法などでも大切にされている。こころに落ち着きを取り戻すためには、受容や共感、純粋と一致が大事と言われるが、そのどれにも間は関係するのではないだろうか。間は生命が持つリズムとも関係しそうだ。A氏のリズムは、若いころ学園で見かけたアジ演説に似ていた。そういうリズムも時に必要かもしれないが、受容や共感、純粋と一致とはかけ離れているように思った。

 日本のリズムは七、五のリズムが基本のようだが、これは俳句、短歌、長歌どころか、演歌、都都逸とさまざまなところに応用されている。これも間と関係するのだろうが、私は、不定形の現代詩のほうが、間と相性が良いように思う。

 言葉の間とは何か、いろいろ考えると楽しい。

   素晴らしい間があり、心が開かれると、さまざまな気づきが湧いてくる。そんな間が今一番関心がある。

言葉をめぐって 3/10

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森 裕行


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