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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

本音を歌で表現する (本音を知る 3/10)

2017-10-09 | 第一章「意識と知覚」

 本音という言葉自体を今朝は考えたり調べたりした。本音という言葉が、他言語と比べてユニークなのは、音という五感でとらえるものが混入していることである。これは実に意味深長である。単純に自分の本音=自分の真実とかではないのだ。単純に生育史ベースの思考を表しているのではなく、身体とか魂の世界が顔を出しているように見えてしまう。

 次に、これは縄文時代からの古語ではないかと妄想し、アイヌ語辞典も調べてしまった。HONNEREという似た発音のアイヌ語があるが、この意味は、ゆるす(許す)、緩む、ということだそうだ。素敵な言葉であり、自分としては本音を掘り下げていくと、愛とかゆるすといったことになり、本音とも関係があるかもしれないと思ってしまった。このあたり素人の私ではなく、ご存じの方がいらっしゃればお教えください! 

 さて、昨日は八王子で所属するNPOのKさんの講演があるというので参加させていただいた。楽しいユニークな講演であったが、残念なことに仕事の関係で最後まで拝聴できず中座してしまったが、後で知ったことだが重要な講演のメッセージが「ストレス曲線と生育史は宝物」だったという。自分のことを考えると、確かに「生き甲斐の心理学」を学ぶ前は、本音を語るうえで大事な、自分の感情や自分の生育史を、どこか粗末なものというような意識があったように思う。それは、当然ながら過度の防衛機制を呼びこみやすく、その結果、自分の本音が捉えにくくなる。「ストレス曲線と生育史は宝物」。なんという美しいメッセージ。自分の暗い感情や生育史を恥ずべきものとしないで、どうどうと宝物と信じ、その深い意味を探索する。すると、思いがけず新しい道が展開することも。

 ところで、日本は恥の文化のせいか、日常の中では本音を言いにくいものにしているようだが(国際会議など)、一方、日本には驚異の俳句・短歌の文化があり。非常に上手に本音を語る文化が一方にある。

 例えば持統天皇の歌。

「春過ぎて夏来るらし 白たへの 衣干したり 天の香久山」

 この歌を読むたびにその都度違う解釈をするのが私の常であるが、今朝は「衣干す」、に引っかかった。衣が濡れた過去・・涙で濡れたのだろうか。この短歌に込められた本音は?1000年以上の時空を越えているが、何か素敵だし、百人一首としても愛されているのもわかるように思う。

本音を知る 3/10

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森 裕行


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