イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

誰も教えてくれない感情のお話 (人間とは何だろう② 9/10)

2019-06-07 | 第二章「五感と体感」

 昨日は、田町に行って伊皿子遺跡を見て数千年前の田町の風景を想像して楽しんだが、縄文時代や中里貝塚などの最新の知識がなければ、関心もなく何の感動もなくボーと過ごしてしまったと思う。

 私にとっては縄文時代は一つの関心事であるが、それだけでは当然ない。もう一つ今でも尽きぬ関心があるのは、幼い頃からの感情への想いだ。思うように制御できない感情。時には不安の感情が張り付くようになり体調がへんになったこともあった。アラスカでの生活を始めた頃、今考えるとちょっとした不安神経症的な傾向まで行ってしまったかもしれない。

 今は、生き甲斐の心理学のおかげで感情を分類し対応する術を若干身につけてきたので、伊皿子貝塚のように感情を楽しむことも少しはできるようになってきた。ここでは、感情の分類方法などいくつか有用な理論はあるものの、知っていれば楽だったな(幼い頃でも)と思うことを書いてみたい。

 一つは、湧き起こる感情を暗い感情と明るい感情に分けて、日常の中の暗い感情の占める割合を理解することかもしれない。暗い感情(ストレス曲線)は理想と現実のギャップから生じると理解すると、一見明るそうな感情でも、体感でごまかされていたりし、本当は暗い感情なのだなと悟ったこともあった。

 自分の暗い感情について理解を深めると、一日の中で、一週間の中で、暗い感情の湧き起こる比率が圧倒的に多いことに気づく。若い頃に自分の湧き起こる感情は異常かなと思って先輩に尋ねたこともあったが、これは、どうも誰でも同じようなもののようだ。生き物は生きるために何かを志向する。それ故に、暗い感情(理想と現実のギャップ)が当たり前なのである。そのあたりの暗い感情の多さの把握が、逆に人生を安定化するようだ。

 もう一つ、明るい感情であるが、口笛が自然にでてくるようなことは、一日とか一週間といった中で意外に少ないものだ。一週間の中、一ヶ月の中でどれだけあったのだろうか。小さな不安が解決してほっとした平安感を得たり、対人的な怒りの感情が突然友好的感情になったり。縄文小説をやっと書き上げてウツから幸福感を味わったりしたりするようなことが浮かぶが、そんなにいつもない。U先生のブログを読んでいたが、明るい感情は恩寵のようなものと書かれていたが、本当にそうだと思う。リクリエーションに行っても思い通りにならずイライラしたりし、自分で明るい感情をつくることなど、無理と考えた方がよいのかもしれない。

暗い感情は当たり前。逆に明るい感情は恩寵のようにまれであり、その時はこころから明るい感情を喜びたいものだ。

人間とは何だろう② 9/10

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