先日、伊勢市にある神宮美術館で月に因んだ特別展を見学した。日本人の作家、東山魁夷、平山郁夫、梅原龍三郎、西田俊英、橋本堅太郎・・・その他数々の名作を堪能させていただいた。
月は新月から満月までいろいろあるが、満月を描いたものが多い。そして三日月、十日夜くらいの半月よりちょっと太めの月も少数派であるが題材になっている。
昨晩、久しぶりに寒かった夜に見た月は、十日夜くらいであった。
月と一緒に描かれるものは。桜、富士山、木、雲、山、鳥、湖、海、ウサギ、ススキ、砂丘、馬、蝶、草(形状はいろいろ)、羊、女性、猫、岩、星、雪、家、城、母子・・・
個人的な好みでは、東山魁夷の花明かりが一番良かった。あれは円山公園の枝垂桜かもしれない。独身の時に、友人と5月に見た円山公園の枝垂桜は今でも忘れられない。
月というのは、写真で撮ろうとすると判るが、実際は満月でもかなり小さい。ただ、心象的には限りなく豊かで大きいように思える。不思議である。
心が月で満たされると、深く平安な気持ちになる。
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