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縄文中期の縄文人は、90cmくらいのタイやすっぽんを食べ、この琵琶湖でもアサリくらいのシジミを食べていたらしい。おそらく、我々が食べているシジミなどは小さすぎるので食べなかっただろう。自然がより豊かで、また人も豊かだったのだろう。
都会で忙しくしているとよくない。ずっと忙しくしていると、大事なことを忘れ忙しいことが自己目的化してしまう。たとえば何のために仕事をしているか、何のために縄文小説を書いているか(笑)、何のために生きているか・・・を忘れる。この柱が揺らぐと、すべてはヘンになってくる。心の健康も身体の健康も、人間関係も、仕事も・・・
今回の関西旅行。もちろんテレビなどは見ない。一日くらいすると、何となく柱を思い出したりする。二日目くらいすると柱を再考したりするかもしれない。そして、いただくものも都会のシジミではなく縄文のアサリのようなシジミになってくるのだろう。
縄文からの風⑧ 10/10