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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

三種類の不安の傾向から観えるもの!(縄文からの風 ⑧ 8/10)

2015-04-10 | 第一章「意識と知覚」

 不安感を将来からの不安、現在の不安、過去からの不安、この三つに分類して傾向を考えると面白い。他人のことより、まず自分の傾向を思索する。今日、一番関心があるのは将来からの不安だ。

 この二三日、結構悩ませられたこともある。そして、つらつら思うのだが、その傾向は幼い頃の生育史からくることもあるが、長い職業生活からのものは、時にはそれ以上に大きいように思う。

 そして、今はかつての仕事をしているわけでもないのに、過剰かなとも思える取り越し苦労をしたりする。

 こんな風に自分の不安感の分析をしていると、何かが見えてくるように思う。

 昨日は琵琶湖の縄文中期遺骨で、歯が異様にまで磨耗している男性のことを考えていた。新宿縄文人の時も同じようで、歯を道具として使っていたと類推されている。エスキモーが皮をなめすときに歯を使っているということも、よく引き合いに出される。

 厳しい環境で生き抜いて行くためには、縄文人のように身体を削るようなことをするが、我々現代人も心に職業的な癖を刻んでいるのだろう。

 時には自分の中の傾向を不安感からあぶり出し、自分を責めるのではなく、ちょっとした勲章?と視点を変えて受け入れることも大事なように思う。

縄文からの風 ⑧  8/10



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