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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分のホンネは、自分でも判りにくい!(こころの平和と生き甲斐 2/10)

2010-12-21 | 第五章「和解と平和」
 環境は自分に、大きな影響を与える。そして環境からの利害得失、プライド、倫理観などの渦に巻き込まれてしまう。そして、自分のホンネすら自分で見えなくなるところがあるようだ。

 52歳の時に長年勤めた会社をやめ、自分の中ではサラリーマン生活に終止符をうった。そして、介護や福祉の別世界に入ったが、一年くらいしてから、ある日電車に乗っていた時に、座席の前の上司と部下と思しきサラリーマンの会話を聞きながら、サラリーマンは本当に嫌だと思った経験がある。サラリーマン生活を継続していたら、恐らく気がつかなかった感情である。

 これと同じような経験は人生の節目で何回かある。学校でも、職業でも、何か一つの環境に馴染むと、それを辞めてから2-3年は、その影響を受け続けるようだ。

 そんなことを想いながら、自分の死のことを思いめぐらす(昨日告別式に行ったせいか)。自分の死の後に残る魂があると仮定すると(私は信じているが)、自分の人生がどれだけ環境に影響を受けていたかということを、その時に知るのだろう。そして、始めて純粋な本音・愛に気付く。

 自分の本音は無意識の領域もあり、こころの防衛機制(抑圧、抑制、昇華、合理化、感情転移、置き換え、知性化、退行、逃避、同一化、摂取、投影、反動形成、補償)により見えなくなりがちである。防衛機制は、日々を生き抜く上では大切であるが、やはり本音を把握するうえで障害である。

 生き甲斐の心理学は、その本音を探るヒントを沢山教えてくれる。感情を大切にすること、プロセススケール、防衛機制の理解・・・・

 年末年始は、今年一年を振り返り、来年を考える時。生き甲斐の心理学のこと、ボランティアのこと、生計をたてる仕事のこと、太極拳のこと、1951年生まれの会のこと、家族のこと・・・ひとつひとつ味わってみようかな。

こころの平和と生き甲斐 2/10

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