イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

クラス会のむかし話の効用!(生育史を楽しむ 8/10)

2017-02-10 | 第二章「五感と体感」

 昨日は、四ツ谷で小学校、中学校をともに過ごした友達と再会し、夜は昔話を楽しんだ。

 かつて若いころは、同窓会誌などを見ると、年取った先輩が同窓会で楽しむ写真などを見ると、懐古趣味というか隠居後のたのしみ、そして非生産的なもののように感じたものだった。

 しかし、昔話に花を咲かせることは、U先生の「生き甲斐の心理学」を学んでくると、非常に積極的な価値を持つものだと思うようになった。「体験の解釈が変わると世界が変わる」とよく言われる。幼いころに見聞きした経験は、普通、その時の自分の解釈をもとにして封印されてしまう。ところが時間を経て、友達・他者の眼をとおして、あるいは今の自分の眼をとおして、解釈に検討が加わえられる。

 その時代の自分を俯瞰し、何か愛おしい自分を発見する。それを期に体験の解釈が変わり、世界が違って見えて来る。それは、結構創造的なプロセスであり、時には長い間悩んできた問題を解決することもあるように思う。気楽で何を話しても受け入れてくれる友人が、その集まりにいれば幸いだ。これからの人生に大きな意味をもたらすこともあるだろう。

生育史を楽しむ 8/10

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歴史を勉強するとリアリティが深まる (生育史を楽しむ 7/10)

2017-02-09 | 第二章「五感と体感」

 石川啄木ではないが、故郷というと五感体感を使って、故郷を味わいたくなる。

 さて、私にとっての第一の故郷は新宿区の四ツ谷なのであるが、この15年くらい四ツ谷から離れて暮らしているが、その知覚は刻々と変わってきているようだ。

 五感そのものは衰えることはあるかもしれないが、さほど変わっていないと思う、それにも関わらず変わってきたのは、知覚の知の部分かもしれない。

 旅行でも、身近な地元でも、それにかかわる知が変わると当然だが知覚は変わり、リアリティが不思議に増してくる。自分との関係が深まるということなのだろう。

 今、四ツ谷・荒木町の高須藩上屋敷四ツ谷邸に思いを寄せているのだが、特に高須四兄弟、德川慶勝、一橋茂栄、松平容保、松平定敬の生育史を追いつつ、アースフィーリングを味わうと何ともいえない気持ちになる。昔は幕末と自分との接点は殆どわからなかったが、今はいろいろ調べることによって、例えば曾祖父との関係などを妄想するだけで身近になってくる。

 勿論、限られた情報しかないので、知の部分は不透明そのものかもしれない。しかし、その中でも、当たり前の風景に自分なりのリアリティを重ねることができるように感じる。

 

生育史を楽しむ 7/10

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身近なアースフィーリングを楽しむ! (生育史を楽しむ 6/10)

2017-02-07 | 第二章「五感と体感」

 U先生の「生き甲斐の心理学」を学ぶ中で史跡をめぐり、そこで五感・体感を通して感じたことを大切にする、ある種の感受性訓練を学んだ。当初は奈良とか有名な寺社仏閣が中心であったが、私の場合は地元の史跡巡りや、生育史上の大切な場所訪問に広がってきた。さらに、縄文の遺跡などにも。

 その成果の一つ?が縄文小説だと思う。最近つくった縄文小説に関係する写真集もある。土器や土偶と言った遺物からのイメージもないことはないが、実際に現地(遺跡)に立ったり、周辺を歩き回る中で得た、湧き上がる感情が写真に結晶し、小説に結晶しているように思う。

 さて、今月の18日に勉強会を四ツ谷で開催することもあり、思い出深い四ツ谷に最近よく行く。四ツ谷の交差点の近くのサンパウロ書店にも縄文小説を置かせていただいていることも重なっている。

 最近祖父関係の記録文書等から、四ツ谷周辺の幾つかの場所に思わぬ発見があり再訪したいところが増えた。ひとつは双葉学園周辺だ。私の祖父が養子に引き取られた大叔父さんの住んでいた長屋があったそうだ。武者小路公爵の長屋だったそうだ。

 もう一つは、新宿歴史博物館周辺(写真)だ。津の上坂があるが、そこは夏目漱石の「それから」にも登場するという。また、近くの荒木町は、私もたまに出かけたことがあったが、そこは高須藩上屋敷四ツ谷邸が昔あったところで、幕末の一会桑と実に関係が深い高須四兄弟が住んでいたところ。私の曾祖父とどんな繋がりがあったかを想像する絶好の場所のようだ。

 その場所に立ち、湧き上がる感情を楽しむ。これは、生育史の一つの楽しみ方でもあり、魂というか宗教的な領域ともつながるようだ。

 尚、アースフィーリングを楽しむためには、リラックスする必要があるようだ。

生育史を楽しむ 6/10

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生育史からくる感情生活の傾向を変える・・・(生育史を楽しむ 5/10)

2017-02-03 | 第三章「無意識の世界」

 今日は節分。いつも何となく過ぎるのが節分だったが、今日は恵方巻を子供や孫たちと楽しみつつ、節分を味わった。大寒が今日で終わり、明日から立春。太陽の動きは冬至から変化し、日は確実に長くなったものの、実感できる季節感は今は、それこそ大寒。花粉は舞いだしたものの、春を本当に感じるのは、やはり立春からなのだろう。

 さて、このところ興味をもって拝読しているU先生のブログであるが、エリクソンの8つの分類の感情のことを中心に述べられていらっしゃる。日常の中でも、ネガティブな感情に支配されやすいのが我々だが、生育史の中で培われた、個人の性格の一部というようなになった囚われやすい感情があり、それがダブルというか増幅して辛い感情になる。

 疑いやすい人、劣等感や罪悪感に支配されやすい人、混乱感の中でブレてばかりいる人、停滞感でマンネリズムが日常化した人、傍目からは申し分ないのに絶望感を感じている人、孤独感でいっぱいの人、・・・

 私も人生の節分?の時には、そうした感情をあれこれ味わったが、今はどうだろうか。実は、そういった不思議な生育史からくる感情生活の傾向は良い方向に根本的に変えることも可能だと思う。U先生のブログ「生き甲斐の心理学」は、とても役立つ。

 例えば、私はかつて、疑惑感にとらわれやすい傾向があったが、これは、自律性と意志力を意識することで改善されるようだ。季節の立春もありがたいが、心理学の理論も春を迎える上でありがたい。

生育史を楽しむ 5/10

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